二木夢子のレビュー一覧
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社会学者ニクラス・ルーマンが用いたツェッテルカルテンというメモによる記録と活用法を紹介した本。日経新聞の紹介記事から気になり手に取った。
ツェッテルカルテンの考え方や使い方を述べた本で、特に論文を執筆する場合の枠組みだが、単なるツールの説明ではなく、これを活用する考え方の説明の比重が高いのが印象的だった。メモの取り方や読書の取り組み方は参考になった。
本はただ読むのではなく、理解し自分の言葉で記録をつけること。記録を残さない読書や単なる再読は時間の無駄である。メモはあとから読んだときに自分の興味に関連づくように残すこと。既にあるアイデアやメモにどう関連するかを問いながら本を読むこと。 -
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会社でチームのマネジメントをする立場になり、本書では参考になる部分がいくつかあった。
今の会社では、KPIを用いて半期ごとに個人で目標設定を行い、それに対する評価面談を行っているが、いつの間にか皆が期首に立てた目標を見失っていることが多い。
日本の多くの会社でも同じような感じかと思う。
そしてOKRとは「達成すべき目標と達成のための主要な結果」という、一見KPIと似たようなフレームワークだと最初は感じたが、目的やプロセス、目指すべき達成度などが異なることが理解できた。
OKRの目的は、目標を達成することではなく、チャレンジングな目標に対して会社全体で挑戦していくことで、個人やチームの -
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ネタバレメモを取ることについて。
個人としてメモを取ったり、書くことの重要さを感じているので、非常に刺さった一冊。
ツェッテルカステン
メモ
・考えてから引き出すより、書き留めた物を手元に用意する方が楽
・アウトプットするためにはインプットが必要。それが構造的に整理されていれば、それを紡ぐ大きな助けになる
・書くことは考え、読み、学び、理解し、アイデアを生み出すことを最大限に促進する
・何かを本当の意味で理解したいなら自分の言葉に直さなければならない
・書いていれば読んだ内容を理解する可能性も、学んだことを覚える可能性も、意味ある思考ができる可能性も高くなる
・メモには走り書き と 文献メモ と 永 -
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ネタバレメモは毎日書くもの。書くことは仕事の合間にある。
白紙からのアウトプットは難しい。何かのメモをスタートにするほうが楽。
学問の世界はIQは関係ない。必要な仕事を賢くやる技術だけ。
ツェッテルカステンという名前のメモ術(紙の箱)
書評情報と本のメモを両方入れる。
索引のメモもつくる
走り書きのメモは、永久保存版のメモに変換していれる
デジタルの場合は、リンクをそれぞれのボックスに入れる
走り書きのメモはなんでも思いつくものは書く
永久保存版のメモは他のメモの番号を書く(リンク)
新しいやり方は、慣れるまで時間がかかる
読書のメモを同じ形の紙に書いて、隅に数字を振る。
メモは思考を構造化し発展 -
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EMPOWERED 普通のチームが並外れた製品を生み出すプロダクトリーダシップ
マーティ・ケーガン クリス・ジョーンズ 著
2021年 6月の本
EMPOWERED:エンパワーされた、という意味。『「力を与えられた」という状態。力を与えられるのは誰か。それは人と組織だ。つまりは、プロダクト関係者が活力を得た状態を目指すことが理想の状態ということだ』と、まえがき に記載されている。
こちらの本は会社での『輪読会』というイベントがあり、良本をみんなで読み解釈を共有し合うことでメンバー全員の知の探索を進化させるという営みが面白そう!として参加した際の教材でした。 すごく重厚で内容も具体的 -
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OKR クリスティーナ・ウォドキー
・OKR (Objective 目標・Key Results主な結果)の略。
→Oは成し遂げたいこと。KRはそれを実現できたかどうかを判断する指標。
→数字にこだわない人を鼓舞して動かすのがO。数字にこだわる人に対してOの現実味を示してくれるのがKR。
・アクションをゴールに紐付ける
→緊急と重要なマトリックスを想定した際、重要で緊急はすぐやる。その次に、心理的に重要ではないが緊急に手をつけたくなる(心理的にも)が、緊急ではないが重要に納期を設けることで緊急(優先順位をあげていく)にしていく。
・チームが常にゴールを目指せるようなシステム
①人を鼓舞し、