神家正成のレビュー一覧
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自衛隊の警務隊を描いた作品は少ないので、中々興味深かったです。加えて、主人公が女性幹部と言う事と、主人公の上官の幹部がなぜか言葉遣いが・・・?と言う所も、興味深い(笑)いい舞台設定です。
舞台設定はどこかしらコミカルですが、内容は中々シリアス。自衛隊の動機の繋がりが、悲劇につながると言う感じです。そこの描き方も良かったです。
上官の言葉遣いについては、伏線が張られているんですが、その伏線の回収はされていないんですよねぇ。幹部自衛官は、異動が多いので、中々一つのところを舞台にした物語は書きにくいかもしれませんが、少なくとも、伏線の回収を込みにした続編は期待したいです。
《追記》
ふと気にな -
Posted by ブクログ
神家正成『七四(ナナヨン)』宝島社文庫。
自衛隊を舞台にしたミステリー。第一作に比べると読み易く、面白い作品になっている。主人公が自衛隊内の犯罪捜査を行う女性自衛官というのも奇抜で面白い。元自衛官という経歴の作家だけに、自衛隊の組織やアセットについての描写は相変わらずしつこいが、そこは大目に見よう。
完全密室の七四式戦車内で発見された自衛官の死体、防衛庁からの仕事を任されながらも倒産の危機に瀕するソフト会社の社長、そして、自衛隊内の犯罪捜査を行う甲斐和美三等陸尉。一見、バラバラな要素が次第に交わり、予想もしない方向へと物語は展開していく。 -
Posted by ブクログ
2019年上梓。神家氏の植木礼三郎陸上3佐が活躍するミステリーである。本作では柏警察署に副署長として出向した植木が、アイドルを狙った狙撃事件と千葉市公安のトップである門脇警備部長が略取(誘拐とは言わないらしい)される事件が起こった。犯人から届いた脅迫状には自衛隊を監視するためのスパイ(マル自というらしい)の名簿を出せという内容で、犯人が自衛隊隊員である可能性が高まり、植木の署内や捜査本部での風当たりが強くなる。オネエ言葉を話すエリートというだけでエキセントリックな印象も受けるが植木礼三郎は物事に対してまっすぐで流されない。シリーズを通じて共感がもてる。今回、脇役は警察から自衛隊に出向してレンジ