【感想・ネタバレ】さくらと扇 国を護った二人の姫のレビュー

あらすじ

小弓公方の家に生まれ、美しく武芸にも優れた足利嶋子。だが関白豊臣秀吉の小田原攻めで北条方についた夫の塩谷惟久は出奔。仕置のため宇都宮に来た秀吉に、嶋子は足利家再興を願い出る。その聡明さを認めた秀吉は、嶋子を側室として迎え入れる。一方、父の逝去によりわずか九歳で古河公方となった足利氏姫は、お家復興を願う嶋子の弟、足利国朝に嫁ぐ。だが国朝は病死。氏姫はその弟である頼氏と再婚し、喜連川家誕生の架け橋となった。豊臣秀吉による関東・奥州仕置、関ヶ原の戦いに勝った家康の幕藩体制強化。ふたつの大きな危機を乗り越え、小藩存続に尽力したふたりの姫の「女子の戦」を描く。

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Posted by ブクログ

喜連川藩。5000石ながら大名と同格とされ、無位無冠ながら足利将軍家が名乗った左馬頭の名乗りが許され、参勤交代や妻女の江戸住みを免じられた。名門足利家が治める藩が成立するに際し、2人の姫による女の戦いがあった。お家の為、夫と離縁し豊臣秀吉に嫁いだ足利嶋子、足利国朝、氏豊に嫁ぎ足利家を支えた氏姫。それから陰ながらその2人を守り支えた元夫塩治惟久と家臣弥右衛門、出家して天庵と名乗る小田氏治の物語。

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2023年10月18日

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