今野晴貴のレビュー一覧
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ネタバレ<目次>
はじめに(今野晴貴)
第1章 生活困窮者を絶え間なく生む社会(藤田孝典)
第2章 引き裂かれる日本社会(井出英策)
第3章 日本の「労働」はなぜこれほど苦しいのか?(今野晴貴)
第4章 身近な世界を政策につなぐために~「ベーシック・サービス」の提唱(井出英策)
第5章 限定的で狭小な社会福祉からの脱却(藤田孝典)
第6章 「職業の再建」で分断を乗り越える(今野晴貴)
第7章 未来を再建せよ(井出英策)
あとがき(藤田孝典)
<内容>
日本の現代社会の問題を示した本。この本の優れているところは、3人の知恵者が、彼らなりに解決策を提案していることだ。それも実現不可能な夢物 -
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ネタバレもはや市民権を得ている「ブラック企業」という言葉。その企業の実態を事例とともに紹介したうえで、原因や対策にも言及している良書。新書にありがちな事例紹介や著者の思いだけにとどまらず、客観的な分析と俯瞰的な対策についても述べられている。
フリーターやニートは若者の問題とされがちだが、本書を読めば、決して若者だけの責任だけではなく、企業や社会にも原因があることがうかがえる。特に私が共感したのは、今の若者の就職活動の問題点である。就職活動はネットによるエントリー方式であるため、若者の多くは(大学生の大半は)気軽に企業に応募できる。そのため、若者は多くの企業にエントリーし、そして面接を受ける。その活動を -
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<目次>
まえがき 奨学金でローン地獄に突き落とされる若者たち
第1章 奨学金返済の実態
第2章 過酷な取り立ての実態
第3章 「延滞金地獄」のパターン分析
第4章 世界に逆行する日本の教育費政策
第5章 若者を奴隷化する日本の奨学金政策
第6章 「新しい奨学金」の利用法と注意点
第7章 必読!返せなくなったときの対処法
<内容>
読んでいて哀しくなった。結局高度成長期の金の亡者たちが、教育の世界(と福祉の世界が高度成長期は金にならないジャンルで、そういう意味で自由にできた)をしゃぶりつくしてできている「奨学金」という名の、サラ金。サラ金よりも悪いのは、就職も決 -
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<目次>
第1章 学生が危ない~ブラックバイトの実態
第2章 ブラックバイトの特徴
第3章 雇う側の論理、働く側の意識
第4章 どうすればいいの?~対策マニュアル
第5章 労働社会の地殻変動
<内容>
「ブラック企業」を指摘し、キーワード化して一躍注目させ、政府をも動かした「POSSE」の今野さんの本。今度が、バイト!中村淳彦さんの女性の貧困の本の中でも垣間見えた「ブラックバイト」。その実態から対策まで、詳細に書かれている。しかし読みやすく、2、3時間あれば読み通せる。この本のすごいのは、対策が具体的で、それもたやすく対応できることだ。ただ、予防策について考えると、われわれ教員の事 -
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20150522
アルバイトをしなければならない学生に向けられた、過酷な労働条件。そうしたバイトをブラックバイトとして、問題点を明らかにする一冊。
最も驚きなのが、辞めることができない、あるいは辞めさせないように脅したりする雇用者がいること。
私自身、大学時代にアルバイトに明け暮れていた友人がいたことを思い出したが、積極的にバイトをしていたと思っていたが、もしかすると辞めることが困難な状況に追い詰められていたのかもしれない。
この状況の根底あるのは、学生の貧困であることも見過ごせない。
企業を糾弾するだけではなく、学生自身や周りの人間もこうした問題があることを理解し、ユニオンなどの労働 -
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ネタバレ自分の勤めていた会社がやっと倒産手続きに入ったとのことで振り返って感想と愚痴を(笑)
もう少し早くこの本に出会えていたらもっといい解決ができたのかな。
読み終えた時点ではあまり役に立たなかったが参考になった。
私の勤めていた会社は賃金が○年未払いな上に過労死ラインを超えるサービス残業を平気で強制するところだった。
労基の是正勧告も悉く無視。
今冷静になって考えると心筋梗塞などを発症するリスクがぐんと上がるし怖いことしていたと思う。
私は見なし倒産の申請が通り立替制度を使うことができたけど、退職のタイミングで適用されなかった人もいる。
社長が頑なに倒産を拒むし、残った社員も従順に仕事をこなしてい -
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