今野晴貴のレビュー一覧

  • ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪

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    さすがに実務で相談を受けているだけあって、内容がリアル。社会の実情を表しているとは思う。ただ、解決策はやはり難しい。今その手法で利益を支えている企業が多くあるし、それによる社会の形に落ち着いてしまっているから。ペルソナ5もやっていて、なんか読んでて胸にキた。

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    2019年08月22日
  • 未来の再建 ──暮らし・仕事・社会保障のグランドデザイン

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    <目次>
    はじめに(今野晴貴)
    第1章  生活困窮者を絶え間なく生む社会(藤田孝典)
    第2章  引き裂かれる日本社会(井出英策)
    第3章  日本の「労働」はなぜこれほど苦しいのか?(今野晴貴)
    第4章  身近な世界を政策につなぐために~「ベーシック・サービス」の提唱(井出英策)
    第5章  限定的で狭小な社会福祉からの脱却(藤田孝典)
    第6章  「職業の再建」で分断を乗り越える(今野晴貴)
    第7章  未来を再建せよ(井出英策)
    あとがき(藤田孝典)

    <内容>
    日本の現代社会の問題を示した本。この本の優れているところは、3人の知恵者が、彼らなりに解決策を提案していることだ。それも実現不可能な夢物

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    2018年12月24日
  • ブラック企業ビジネス

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    タイトルからすると「ブラック企業のビジネス」について学べるように思えるが(もちろんその記述もあるものの)、私としてはブラック企業と一部の弁護士の関わり方をして、「ブラック企業向けビジネス」として紹介しているのかなと思う。 ブラック企業側に立つ弁護士が、非効率な戦い方をクライアントに提案し、クライアントからより多くのお金を巻き上げる手口。そういった手口で仕事を増やさざるを得ない司法制度改革後の弁護士業界の窮状は、業界外の人間からすると非常に興味深く見ることができた。

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    2018年11月08日
  • ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪

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    若者を喰らうブラック企業。多量の新卒を採用するが、多くの若者が離職していく。その実態を明らかにする。特定の企業がブラックなのではなく、日本型雇用制度そのものにブラック企業化する仕組みが内在している。若者の意識論ではなく社会問題としてブラック企業に取り組まないといつしか日本は食い漁られてしまうと警鐘を鳴らす。しかし政府・財界は今以上にブラック企業化を進めたいらしい。

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    2018年10月20日
  • ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪

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    2013年大佛次郎論壇賞を受賞.ブラック企業に対処するには戦略的思考が必要と指摘.

    一つの会社で仕事だけしているとその会社のルールなるカルチャーしか見れないので,自身の働き方が異常かどうかはわかりづらい.やはり様々な人と交流し多様な価値観を持っていることが大事.それが最終的に自分を守ることになる.

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    2018年10月09日
  • ヤバい会社の餌食にならないための労働法

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    本が薄いので内容が少ないのは仕方ないけど、具体的な事例がたくさんあるのは参考になる。
    もし精神的に追い込まれていても、具体的な対処法が分かることで落ち着けるし、行動に繋げられれば。
    少しでも助かる人が増えてくれれば。

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    2018年06月13日
  • ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪

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    今不景気の日本で跳梁跋扈しているブラック企業について書いた一冊。

    単にブラック企業の社員を食い物にする体質だけではなく、そういう企業に入った際の対策も書いてあり、非常に実践的だった。

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    2018年06月07日
  • ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪

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    もはや市民権を得ている「ブラック企業」という言葉。その企業の実態を事例とともに紹介したうえで、原因や対策にも言及している良書。新書にありがちな事例紹介や著者の思いだけにとどまらず、客観的な分析と俯瞰的な対策についても述べられている。
    フリーターやニートは若者の問題とされがちだが、本書を読めば、決して若者だけの責任だけではなく、企業や社会にも原因があることがうかがえる。特に私が共感したのは、今の若者の就職活動の問題点である。就職活動はネットによるエントリー方式であるため、若者の多くは(大学生の大半は)気軽に企業に応募できる。そのため、若者は多くの企業にエントリーし、そして面接を受ける。その活動を

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    2018年01月14日
  • ブラック奨学金

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    POSSEをはじめとする支援団体の活動を応援したいと思うとともに、企業として奨学金の返済に努める学生や従業員に対する支援のあり方を考えていきたい。

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    2017年08月29日
  • ブラック奨学金

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    <目次>
    まえがき  奨学金でローン地獄に突き落とされる若者たち
    第1章   奨学金返済の実態
    第2章   過酷な取り立ての実態
    第3章   「延滞金地獄」のパターン分析
    第4章   世界に逆行する日本の教育費政策
    第5章   若者を奴隷化する日本の奨学金政策
    第6章   「新しい奨学金」の利用法と注意点
    第7章   必読!返せなくなったときの対処法

    <内容>
    読んでいて哀しくなった。結局高度成長期の金の亡者たちが、教育の世界(と福祉の世界が高度成長期は金にならないジャンルで、そういう意味で自由にできた)をしゃぶりつくしてできている「奨学金」という名の、サラ金。サラ金よりも悪いのは、就職も決

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    2017年08月08日
  • ブラック奨学金

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    高等教育向けの奨学金に関しては、ここ数年、複数の新書などが出されていますが、この本は

    ・裁判所に出向き、どのような訴訟が起こされているのかを調査し紹介している
    ・奨学金返済が難しくなる理由を、相談事例から分類している

    あたりが他の本より読みやすいのかなと思いました。

    現在の奨学金の仕組み自体が問題だと感じる事例もあれば、「これは借り手のモラルの問題ではないか?」と感じる事例もあり、という感じでした。
    (むしろ、出されている事例は後者の方が多い気も)

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    2017年07月18日
  • ブラックバイト 学生が危ない

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    以前夕方の情報番組で目にした“ブラックバイト”という文字。
    興味があったが予想を上回る劣悪な環境に驚きを隠せなかった。
    負の連鎖をどこかで断ち切らないとこの国は本当に沈んでいってしまうと感じた。
    いち消費者として考えたお金の使い方をして、意思を示したいと思う。

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    2016年10月06日
  • ブラック企業2 「虐待型管理」の真相

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    人を馬車馬のように働かせてゴミムシのように使い潰す企業の問題と対策、第2弾。
    募集の段階からして搾取する気に満ち溢れた企業が悪質極まる。甘言に騙されて入社するケース、そこに入るしか選択肢のないケース様々だが精神がイカれるか自殺にまで追い込まれるこのシステムは恐ろしい。とにかく働く時間がながすぎるんだよ!ということ。

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    2016年08月15日
  • ブラックバイト 学生が危ない

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    マルクス経済学において、搾取はありだ。資本家と労働者との関係において、合理的だからだ。

    新自由主義の成果なのだろう。日本においても貧富の差がはっきりわかるようになってきた。富めるものが利益を上げるには労働者を決まった料金で使い倒すしかない。
    バイトや非正規労働者を使い倒すことで、資本家が儲かる。

    19世紀のヨーロッパに先祖返りしたような内容だった。

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    2016年07月03日
  • ブラックバイト 学生が危ない

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    <目次>
    第1章  学生が危ない~ブラックバイトの実態
    第2章  ブラックバイトの特徴
    第3章  雇う側の論理、働く側の意識
    第4章  どうすればいいの?~対策マニュアル
    第5章  労働社会の地殻変動

    <内容>
    「ブラック企業」を指摘し、キーワード化して一躍注目させ、政府をも動かした「POSSE」の今野さんの本。今度が、バイト!中村淳彦さんの女性の貧困の本の中でも垣間見えた「ブラックバイト」。その実態から対策まで、詳細に書かれている。しかし読みやすく、2、3時間あれば読み通せる。この本のすごいのは、対策が具体的で、それもたやすく対応できることだ。ただ、予防策について考えると、われわれ教員の事

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    2016年06月04日
  • ブラックバイト 学生が危ない

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    20150522

    アルバイトをしなければならない学生に向けられた、過酷な労働条件。そうしたバイトをブラックバイトとして、問題点を明らかにする一冊。

    最も驚きなのが、辞めることができない、あるいは辞めさせないように脅したりする雇用者がいること。
    私自身、大学時代にアルバイトに明け暮れていた友人がいたことを思い出したが、積極的にバイトをしていたと思っていたが、もしかすると辞めることが困難な状況に追い詰められていたのかもしれない。

    この状況の根底あるのは、学生の貧困であることも見過ごせない。

    企業を糾弾するだけではなく、学生自身や周りの人間もこうした問題があることを理解し、ユニオンなどの労働

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    2016年05月22日
  • ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪

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    自分の勤めていた会社がやっと倒産手続きに入ったとのことで振り返って感想と愚痴を(笑)
    もう少し早くこの本に出会えていたらもっといい解決ができたのかな。
    読み終えた時点ではあまり役に立たなかったが参考になった。
    私の勤めていた会社は賃金が○年未払いな上に過労死ラインを超えるサービス残業を平気で強制するところだった。
    労基の是正勧告も悉く無視。
    今冷静になって考えると心筋梗塞などを発症するリスクがぐんと上がるし怖いことしていたと思う。
    私は見なし倒産の申請が通り立替制度を使うことができたけど、退職のタイミングで適用されなかった人もいる。
    社長が頑なに倒産を拒むし、残った社員も従順に仕事をこなしてい

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    2016年05月17日
  • ブラック企業2 「虐待型管理」の真相

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    事例をあげ手口をより詳細に分析している。
    さらに対策を提案している。
    規制緩和でブラック企業はなくならないというのはなるほどと思った。
    社会人の基準がないゆえに無限の要求をされるというのはうなずかされた。
    共通の基準を作り無限の要求に対抗するという目標は実現してほしい。

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    2015年10月23日
  • ブラック企業2 「虐待型管理」の真相

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    エコノミックアニマルと揶揄された団塊世代の働き方とは物質的豊かさの保障と実現が裏打ちされたものだったというのは、はっとさせられた。やはり現代の若者の仕事の向き合いかたとは全然違うものだと思った。

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    2015年07月21日
  • ブラック企業2 「虐待型管理」の真相

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    若い頃は、サービス残業をしていたし、持ち帰り仕事もしていた。それと今で言うブラック企業とは何が違うだろう。それは、むちゃくちゃ働いていたが、それ相応のペイはあったと思う。今のブラック企業はただただ従業員を遣い潰して行くだけで、将来に明るいものが全くないように気がする。

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    2015年07月04日