ブラック奨学金

ブラック奨学金

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通常価格 896円 (815円+税)
紙の本 [参考] 913円 (税込)
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作品内容

容赦ない取り立て、雪だるま式に膨れ上がる延滞金……学生をしゃぶりつくす「高利貸し」の正体!

突然、身に覚えのない多額の請求が自宅に届く――いま全国各地でこんなケースが相次いでいる。奨学金を借りた若者たちが返済に行き詰まり、その保証人が日本学生支援機構(JASSO)に訴えられたのだ。

長引く不況から奨学金を借りる学生は増加し続け、いまや大学・短大生の約4割が利用。1人あたりの借入金額は平均300万円以上にもぼる。
だが雇用情勢の不安定化や「ブラック企業」の存在もあって、卒業後、返済に窮する若者が急増している。

滞納が続くと、JASSOは延滞分だけでなく、返済する予定の金額((元本および利子)を、裁判所を通じて「一括請求」する。そのため400~500万円といった莫大な額が突如、請求されることになるのだ。しかも、それら全てに年間の利息が5%にもおよぶ「延滞金」がかかってくる。

借りた本人が返済できない場合、請求は保証人に及ぶ。奨学金の借入時には親族が連帯保証人及び保証人になることが一般的だ。両親はもとより、祖父、祖母、おじ、おばにまで請求がいくことも珍しくない。しかも保証人に請求が行くまでに延滞金が雪だるま式に膨れあがっている。まるで、かつての消費者金融被害のような様相を呈しており、奨学金返済の延滞に対して2015年度に執られた法的措置は8713件にも及ぶ。

著者はNPO法人POSSEの代表を務め、これまで200件以上の奨学金返済の相談に関わってきた。本書では生々しい実例を豊富に紹介しているほか、すでに返済が難しくなってしまった人のために対処法も詳しくアドバイスする。

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春新書
ページ数
224ページ
電子版発売日
2017年06月20日
紙の本の発売
2017年06月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
7MB

ブラック奨学金 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2018年07月29日

    ブラック奨学金。今野晴貴先生の著書。学費問題、奨学金問題は深刻な社会問題。学習意欲がある子供たち、優秀な子供たちは、生まれ育った環境が裕福かどうかにかかわらず支援されるべき存在。そうでなくては、高学歴を手に入れられるのは裕福な家庭に育った幸運な子供たちだけになってしまう。お金がなくても才能や努力次第...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月29日

    POSSEをはじめとする支援団体の活動を応援したいと思うとともに、企業として奨学金の返済に努める学生や従業員に対する支援のあり方を考えていきたい。

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    Posted by ブクログ 2017年08月08日

    <目次>
    まえがき  奨学金でローン地獄に突き落とされる若者たち
    第1章   奨学金返済の実態
    第2章   過酷な取り立ての実態
    第3章   「延滞金地獄」のパターン分析
    第4章   世界に逆行する日本の教育費政策
    第5章   若者を奴隷化する日本の奨学金政策
    第6章   「新しい奨学金」の利用法と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月25日

    ブラック企業とかの取材をしている作者が、今度は奨学金に切り込む。
    ただ、ほんとうにこのような対応をしているのか、ちょっと違和感を持った、というのも一応民法に則ってやってるんだから、代筆された保証人に保証債務履行請求をかけている、というのは・・・。
    取材しつつ、弁護士とかの相談会を紹介していただいてい...続きを読む

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