あらすじ
あなたもブラック企業問題の加担者かもしれない。なぜ悪辣な企業がこの社会に根をはり、増殖しているのか。背後には、ブラック企業を生み出す“恐るべき存在”があった。ベストセラー『ブラック企業』の著者が真の「黒幕」を暴く!
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Posted by ブクログ
ブラック企業がブラックになるのを支援する人々。とにかく企業から金を巻き上げるために、労働争議をいたずらに拡大させ長期化させたり、違法労働を指南して労働者が諦めるのまで続けさせる悪徳弁護士や社労士の実態、子供の離職を阻止する親がブラック企業を支えている実態など、実態が克明に。
Posted by ブクログ
タイトルからすると「ブラック企業のビジネス」について学べるように思えるが(もちろんその記述もあるものの)、私としてはブラック企業と一部の弁護士の関わり方をして、「ブラック企業向けビジネス」として紹介しているのかなと思う。 ブラック企業側に立つ弁護士が、非効率な戦い方をクライアントに提案し、クライアントからより多くのお金を巻き上げる手口。そういった手口で仕事を増やさざるを得ない司法制度改革後の弁護士業界の窮状は、業界外の人間からすると非常に興味深く見ることができた。
Posted by ブクログ
■ブラック企業が跋扈するようになってしまった理由は,
様々な規制が緩和され,すべてがビジネス(お金儲け)に
なってしまったから。
■対処法として下記のことをあげている。
①「ビジネス」の論理ではない専門家や業界の組織づくり。
②個々人としては学校,弁護士等をよく見定める。
■ブラック企業から身を守るためにできる,3つのこと
①自分を責めないこと。
②勤務記録を付けること。
③専門家に相談すること。
■一方に偏っている感はあるが,全体としては面白かった。
お金がないと,基本的に何もできないのだなぁ…と。
Posted by ブクログ
ブラック士業とは違法か違法ギリギリの経営戦略を手伝うような法律知識の悪用者でブラック企業の味方かと思えば、本書によれば、「お金が儲かればなんでもいい」というスタンスらしく呆れてしまった。お金さえ稼げれば、企業からお金をいただこうが、労働者からお金をいただこうが、一切構わないらしい。
Posted by ブクログ
今野晴貴氏、ここへきて新書の量産体制か。今回はブラック企業ビジネスとのことだが、ブラック企業を食い物にする弁護士、社労士、コンサルタントの話が中心。労組対策として、ブラック企業の経営者達に群がるらしい。経営者が被害者になってしまう。日本の労働問題、簡単には解決しないらしい。