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Posted by ブクログ
この本で紹介されている事例を見ると、ブラック企業は本当に恐ろしいと思う。
人を人として扱わない。
印象に残った章
第3章 ブラック企業のパターンと見分け方
パターン1 月収を誇張する裏ワザ
パターン2 「正社員」という偽装
パターン3 入社後も続くシューカツ
パターン4 戦略的パワハラ
パターン5 残業代を払わない
パターン6 異常な36協定と長時間労働
パターン7 辞めさせない
パターン8 職場崩壊
第5章 ブラック企業から身を守る
・「戦略的思考」をせよ!
・鬱病になるまえに、五つの思考・行動を
1自分が悪いと思わない
2会社のいうことは疑ってかかれ
3簡単に諦めない
4「労働法」を活用せよ
5専門家を活用せよ
・争う方法
・「選別」への対応
・「使い捨て」への対応
・逃げ続けてもブラック企業はなくならない
Posted by ブクログ
いまや社会にすっかり定着した言葉「ブラック企業」。問題の代表的な論客である今野晴貴が執筆し、「第13回大佛次郎論壇賞」を受賞するなど高い評価を受けたのが本書。わたし自身も「ブラック企業」ではないかと疑われる会社に勤務していたことがあり(15日間で休みが1日しかないときがあった、むろんすぐに辞めた)、かねてからこの問題については関心があったので読んでみた。本書を開くと、報道などである程度事例については知っていたが、のっけから目を覆いたくなるような酷い事例のオン・パレード。そこで働いていた従業員の心情たるや、と暗澹とした気持にさせられてしまう。誰もが名を知るような有名企業ですら法令違反のブラック労働が横行し、「ブラック士業」と呼ばれる専門家までグルになっていることがある、と聞かされた日には、いったいどうしたら良いのかわからない。この世に救いはないのではないかとの想いすら浮かんでくる。「働き方改革」が叫ばれるようになった昨今では、執筆当時よりは多少状況が改善していると信じたいが、それでもいまだに大企業でも労働問題が報じられており(今年の「ブラック企業大賞」は三菱電機が受賞)、もはや問題解決は不可能であるような気もするが、だからこそ著者のような人たちの活動は貴重であり、ブラック企業の実態を明らかにした本書にも意義深いものがある。
これは怖い。
なんとなく「ブラック企業」という言葉が軽いせいか、あまり考えたことがなかったが、知らないところで過酷な「ブラック行為」が行われていることに愕然とした。
企業が利益を追求するためにおこなっていることであれば、例え法律で縛っても、考え方が変わらなければイタチごっこになるのでは?という気も。
どの企業もブラック企業になる可能性がある。あすは我が身という覚悟をさせてくれる一冊。
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