近藤聡乃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漫画というものは、多くの場合
登場人物(とりわけ主人公)の考えていることは
人物自身が自覚し発露する描写より前に
何かしらのかたちで読み手に届いてしまうものだと思う。
しかし、このお話では、A子さんの考えていることや思いを
私は先回りすることなく、一緒に考えることができた。
この漫画を読むといつも、読んでいる最中は勿論、読み終えた後も
小説を読んだ時のように浸ってしまったのは、まさにこのことによるのかなと思う。
考えながら読んでいる分、心にずっしりと残るのだ。
飄々として見えるあの人も、能天気に見えるその人も、みんな心のうちには様々な熱い思いや譲れないことがある。そんな当たり前だけど見失いがちなことを、ひしひしと感じながら読み終えた。
これまでA子さんの恋人を読む時はずっと、素晴らしい、素晴らしいと思いながら読んできたから
どんな完結になるか(おこがましながらも)少しドキドキしていたが、予想をはるかに上回るラストで、魂が震えた(こんな恥ずかしいことも素直に言えちゃうくらい、無敵の気分にさせてくれる漫画!)。
発売日を待ち遠しく思いながら完結まで追えたこと、心から幸福でした。今年は良い漫画が完結していきますね(ハイキュー、BEASTARSのこと)。
生涯大切にしたい、読み返していきたい漫画に出会えたことに感謝! -
Posted by ブクログ
ネタバレついに終わってしまった…
最後A君とどうなったか描かれないのは、結果ではなく自分で決めたということが重要だからなのかな、と思ったり。
皆の漢字の名前が明かされることで、彼らが同じ次元に降りてきた感じがする。どこか架空の人物たちの話だったのが(フィクションだから当然だけど)、同じ世界に生きている感覚に変わった。人ごとと思えなくなったというか。
同じ読みでも漢字が出るだけで、個が出るって、日本語面白いよね。A君もきっとAから始まる名前があるんだろうけど、それが明かされてたらまた違った印象なのかな。
その前のシーンで、U子ちゃんが、私は全然かわいそうじゃない、A太郎だってかわいそうじゃないって言う流れ、ぐっときた。ほんとそうだと思う。
A太郎がもう二度と会わないと言ったことで、本当に全て終わってしまった感じがするけど、そのあと永太郎を待ってる人たちの存在で、生活が続いていくことを感じられて、安心感。
ざっくばらんな感想は以上。
通して読み直したら色々気づきありそう。
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