天野こずえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまとめブログの代わりに漫画を読もうキャンペーンを実施しているので手に取ったこの作品。
日常系の始祖と言われているARIAを読むことに。
結果として、まとめブログの代わりに流し読みするには勿体ないぐらい良い作品だった。
当時、アニメは途中まで見ていた気がするけれど、全然話しは覚えていなかった。海で、夕日で、眠くなるな~くらいの作品というイメージだったけれど、全然それだけじゃなかった。
移り変わる季節、変わっていく日常、いつか終わってしまう時間を、とても静かでやさしい目線で描いている。
言葉にするとありきたりすぎて陳腐になっちゃうんだけど、毎日を大切に生きるってことを、物語として伝えてくれる。
当時の2000年代の雰囲気(エヴァとか、セカチューとか、ケータイ小説とか、金八先生とか)を思い返すと、過ぎゆく日常を、これほどまでに静かで優しいタッチで描く作品は、かなり異端だったように思う。けれど、だからこそ、2020年になっても新作映画が公開されるくらいに多くの人の心に残る作品になったんだな、とか。 -
購入済み
小さな女の子の摩訶不思議譚
小さな女の子あか、あかの先生のどか、そして謎の巨大黒猫くろちゃが、おのぼり町で過ごす不思議だらけの日々を描いたハートフルストーリー。
喫茶店を営む祖父のジーノと過ごすあかは、桜の咲き誇るある晴れの日に、謎の巨大な黒猫くろちゃと出会います。動物ながらも賢さを備えているらしきくろちゃは、幼いあかの遊び相手になりつつも、時折守護する素振りを見せる善良な存在でした。
そんなあかとくろちゃに付き添うのは、あかの先生としておのぼり町に派遣されてきたのどか。あかを成長させるために、のどかはあかを遊びと冒険に誘います。
舞台のおのぼり町は、断崖絶壁に築かれた危険な場所でありながらも、巨大な乃蓮によって平穏を維持され、人々が生活している生活空間となっており、幼いあかもまた危険と隣り合わせながらも彼女を守護する様々な人々や掟と関わることで生きる住民なのです。
さて、おのぼり町は不思議な事象が沢山ある超現実的な舞台であり、本作独自の設定が緻密に盛り込まれています。そして読者はあかと一緒にこの不思議なおのぼり町を冒険する仲間になれます。日々の現実を生きる我々現実世界の人間を、あかやくろちゃは幻想の世界へと誘い、空想の刺激を与えてくれるのです。
作者の天野こずえ先生が得意とする、漫画による人々へのリラクゼーションは、本作でも健在です。体から余分な力を抜いて癒されましょう。 -
ネタバレ 購入済み
新入部員と過去とアドバンス資格
今回は内容が盛りだくさん、濃密でした!
新学期が始まり、ぴかりの妹のこだまちゃん、いつぞやてこと喫茶店で白昼夢を体験したことりちゃんも入学しました。
ことりちゃんが入部する事を決めた為、ぴかりの妹こだまちゃんは入部するかを迷っているとばあちゃんの昔語りを聞く事に…
それはダイビングがマイナーで白眼視されていた頃の話、言わばダイビング開拓時代の話で…
てこもぴかりに又聞きした事でダイビングの歴史にも興味が向きます。
こころちゃんにも転機が…
ようやく始まり?
そしててこのアドバンス資格取得に、昨年は怖がっていたナイトダイビングにも挑戦。
てこの成長にびっくりな巻でした。 -
Posted by ブクログ
前巻を読んだ時点ではクライマックスへ向けた空気は果たして整っていると言えるのかと気になってしまったのだけど、まさか最終巻がぴかりとてこの二人による遣り取りがほぼ全てになるとは思わなかった
伊豆でのダイビング物語はぴかりとてこの出逢いによって始まった。そして物語はぴかりとてこの別れによって終わっていく。まるで始まりと終わりが表裏一体になっているかのような最終巻だった
クラスが別れても何だかんだ上手くやれていたぴかり。寂しさを感じないから寂しいという感覚は独特ながら、それ故に一番の親友との距離をとても大切にしているのだと伝わってくるね
大切な相手だから、相手の思う強い私で居たいから。置いていかれるのではなく一緒に旅立つ道を選んだぴかりの提案は素晴らしいね。部として卒業イベントを行うことは出来るかもしれない。それとは別に最高の二人で最高の卒業ダイビングをしたい
キラキラしたものをたくさん見つけてきた二人らしいイベントだね
シルバーウィークをフルに使っての卒業ダイビング。99話で描かれたのは今まで訪れたことのない場所を最大限に味わおうというもの
けれど、100話で描かれる最終日は二人の思い出場所巡りへ。あの懐かしいケータイを片手に巡る二人のこれまで。『大切』が沢山詰め込まれたケータイに新たに刻む『大切』な二人の旅。もうすぐ別れが近づく中で互いに知るのは入学式以前に海で出会っていた点か…
本当に二人の旅はキラキラした温かいものに満ちていますよ
そして終着点はまさかの学校のプール
二人の最初の瞬間はニアミス的な出逢い、でも本当の始まりはこのプールへ潜った瞬間だったのだろうなぁ
まるであの瞬間をなぞるかのような懐かしい遣り取り。でもてこは代謝を理由にあの時の自分は殆ど存在しないなんて言ってしまうのか……。それは弱い自分からの成長であり変化であり、長い旅をしてきたことの証明と言えるのかもしれないなぁ…
だからこそ、あの瞬間を留めたままかもしれない髪を切り離す。そうして、てこは本当の卒業が出来たのかもしれないね
その行為を否定するでもなく、けれどあの頃のてこも今のてこも大好きだと言えるぴかりは本当に素敵
学校からの卒業は明るくあっさりと、ダイビン部からの卒業そして伊豆からの旅立ちはしめやかに
一人ひとりと言葉を交わし想いを受け取り…。それでもやっぱり最後に一番言葉を交わしたいのはぴかりとてこの組み合わせというのは良いね
再会を約束するということは別れが決定的になるという意味でも有り…。別れの時間は続いても本当に大切な言葉は言えないまま。それを惜しんだ二人による別れの延長線の上でぴかりが問いかけるのは星が光る理由
送り出すぴかりは知らなくて、送られるてこは知っているその理由。答えがまだ見つからないなら、見つかった時に答え合わせをしよう。言えなかった再会の約束がこのような形で為される様子には思わずこちらまで優しい気分になってしまう
エピローグ的な102話で描かれるのはそれぞれの新しい生活。あの部員が少なかったダイビング部が賑わっている様子には時の移り変わりを感じてしまうね
そして肝心要のぴかりとてこの再会はやっぱりあの場所!再会の約束となった打ち明け話も二人で同じ答えを出せた!
また、てこが切り離した弱い自分の瞬間がまだちゃんと残っていると打ち明けてくれたぴかりの話は良かったな。海中と海面の呼吸によって生を実感できるダイビング物語。その締めが肺の中に大切に仕舞われた空気というのは洒落ているね
終わりだけど、幾つもの始まりも描かれた最終巻。なんだか久しぶりに本作を最初から読み直してみたくなってしまったよ。また、アニメもまた見返したいな -
購入済み
懐かしいARIAの世界
懐かしいです。晃さんが特に好きでアリシアさんの裏バースデーの話が久々に読めて満足です。
扉絵の美しさにも惚れ惚れし、原作は実家にありますが手元に置いておける電子も購入。完全版万歳。次も楽しみです。 -
購入済み
待ちに待ったコンプリート
おお!。アクアを愛する旅行者よ。紙媒体で集めていたウンディーネ専門誌がまさか電子書籍になるとはな
元は15年にアニメ10周年記念プロジェクトの一環で復刻、全6冊のBOXセットとして発売されたものが、PCやタブレットのような
大きな画面でこそ推奨しているが読む事が出来るのじゃ。便利な世の中になったものよのう
水先案内店の中でも特に有名な三社、そして水の三大妖精を特集しており、ファンなら是非手元に押さえるべき内容となってます