ゆざきさかおみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
4巻一気読み+web上で読める39.40話を合わせた感想!
ジェンダー論研究の意味もあったので作者や編集者のインタビューも少し読んだ。この漫画をGL、レズビアンを押し出したものとして生み出すことを掲げていたと知り唸った。ただ人の性欲解消のために読まれるNL・BLは昨今多い。特にBLなんて最近の盛り上がりは凄まじいものがある。私はそうしたR18が押し出されたものは苦手で、"性的搾取"を感じてしまうのだが、この漫画は良い意味でフィクションかつメッセージ性の強いリアルな漫画だと思えた。
レズビアンだけでなくアセクシャル、会食恐怖症などのマイノリティを組み込んでいるのに「ごった煮」になっていないのがすごい。誰しもどこかしらに共感できるところがあるのではないだろうか。私もアセクシャルのくだりは共感を覚え神妙な面持ちで読んでいた。
コマ割りや台詞回しについて私は素人だが、それらが自然!とはさほど思わない。が、素朴で素直な登場人物たちの感情や温かさに本当に心がほぐされる。葛藤やマイノリティゆえの苦悩はやや「こんな困り事があるんですよ」といったメッセージの透ける描かれ方だが、現実にあるのだろうと分かるから受け入れられる。この作品の真骨頂は純朴な恋心・愛情、今まで多かれ少なかれ悩んできたことが少しだけ軽くなる交流にある。人に生来備わった優しさや愛情を確認させてくれる作品だ。
インタビューはまだ少ししか読めていないので、これから読みまくって理解を深めたいと思う。 -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み料理と食事と生きづらさ
主人公の野本ユキは契約社員として働いている女性。
彼女の趣味は料理を作ることだった。
SNSにアップして楽しんでいる彼女だったが本当は漫画やゲームに出てくるような量やカロリーのすごいものを作りたいが一人暮らしの上に小食のため日常のための料理ばかりだった。
会社で自炊をするという話をしてしまったばかりにう男性社員からいい奥さんになれそうだと勝手に決めつけられたりジャッジされることに辟易したある夜、無意識のうちに大量の食材を買い込み一人で食べきれない料理を作ってしまった。
そこで野本はエレベーターでたまたま会ったパーティーバーレルを大量に買い込んでいたのをみたことのある二部屋隣りの女性の春日さんに自分が作った料理を食べないかと誘うが……。
おいしそうな料理を囲む二人のあたたかい空気感とそんな二人が感じる生きづらさが交互に感じられる作品だった。
後片付けが大変だけどたくさんの食材や鍋を使って大人数の料理を作るのはテンションが上がるので野本さんに共感できた。