鈴木るりかのレビュー一覧

  • 星に願いを

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    6冊目の鈴木るりかさん。14歳で作家デビューし、現在、早稲田大学の2年生だそうです。20歳になったるりかさんの新作はデビュー作『さよなら、田中さん』の田中親娘シリーズの4作目。

    中学3年生になった花実ちゃん。毎回のことですが、田中母と大家のおばちゃんの会話が本当におもしろい。そして田中母のポジティブシンキング「幸せは自分の心が決める」が素晴らしい。

    今作は田中母がひったくり被害にあってしまうお話と花実の祖母タツヨのお話。田中母と祖母との確執の経緯が明らかに…。大家のおばちゃんの息子で元ニートの賢人くんが何気に頼りになってるなぁ。

    前半は私の好きなるりか節炸裂。そして後半は重くて深い余韻を

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    2023年11月04日
  • 落花流水

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    受験、進路、恋に悩む高校三年生の水咲。
    そのすべてが憧れの近所のお兄ちゃんで生物教師の落合先生を中心にまわっている、と言っても過言ではない。
    そこまでずっと好きな人が突然逮捕されるってショックすぎる…。
    でも「恋は盲目」。妄想もすごい。

    文藝部の個性的な友人たちとの軽快な会話がおもしろかった。
    その会話が知的でウィットに富んでいて、本編とは離れた部分で「るりかさんサスガ!」と思ってしまう。
    クスッと笑えて、ちょっと意外な展開。
    今後のご活躍が楽しみな作家さんです。

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    2022年08月21日
  • 私を月に連れてって

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    著者17歳の誕生日に上梓されたもの。『さよなら、田中さん』『太陽はひとりぼっち』と同じ世界の話。タイトルに月が含まれるようにこちらは、花実の周りの人たちを主人公に置いた短編集となっている。

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    2022年07月14日
  • 太陽はひとりぼっち

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    中学生で作家デビューした作家、鈴木るりかさんの3作目。
    前作がとても良かったが、前2作品の世界を続けていて、私個人としては前作がとてもよく、完成された気がしていたので、新しい世界に行って欲しかったというのが率直な気持ちです。
    フューチャーされている人が違うのですが、田中さんの目から見た周りの人々なので、相変わらずの田中さんワールドなのです。
    それも良いのですが、私が期待しすぎでしょうか?
    作者は高校生になっていて、テーマも小学生が読むにはまだ早いかと思えます。
    どれも良い物語です。

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    2022年06月23日
  • 落花流水

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    若くて水水しい文章を書く作者。流れるような、文体が読みやすい。憧れのお兄ちゃんが下着泥棒で捕まった。お兄ちゃんはこれからどうなるのかは、続編かな?

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    2022年06月10日
  • 落花流水

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    初。若いのになんで古いネタを盛り込んでくるのか、おじウケ?主人公も成長しないなあと思いつつ、テンポが良いのは確か。

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    2022年06月06日
  • 落花流水

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    ネタバレ

    初鈴木るりか。中学生デビューの作家さん、この作品は高校生の時に書いた第5作らしい。高校生が描いた小説としては確かにすごい!俺も、せめて20代で読んでいたら、おもいっきり彼女の小説にはまっていると思うが。

    やっぱり人生半世紀過ごしてしまうと、感性が擦れるんやろなぁ、10代の感じ方や考え方に乗り切れないんよねぇ。まぁそれが、正しい?普通のおっさんなのかもしれないが…。

    そういや、新井素子の星へ往く船シリーズも高校生で書き始めたんやったよなぁ、あれは当時凄く面白かったしのめり込めたから、やっぱ俺の感性が老化してるってことなんだろうと思う。

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    2022年06月05日
  • 落花流水

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    登場人物の会話がテンポ良く、今の高校生ってこんな感じなのかなぁ〜と感じた。
    会話の中に散りばめられている文学の蘊蓄などが楽しく、こんな会話が出来る友達が近くに居たら楽しいたまろうなと思った。
    それと共に、この作品の作者がまだ高校生ということにその知識の幅と深さに驚かされた。
    内容は浅い方だと思うが、楽しく読めた。

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    2022年05月12日
  • 落花流水

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    高校三年生の水咲,大学受験や仲良し自転車通学3人組の友情などのあれこれ.物思う高校生ライフが生き生きと語られる.
    子供の頃から結婚したいほど好きなお兄さん先生の隠された性癖にショックを受けつつも健気に信じ続ける水咲がどこかズレてはいるけれど,こういうふうに信じられる気持ちはかけがえのない財産だと思った.

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    2022年04月29日
  • 落花流水

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    朝ドラみたいに真っ直ぐで、読んでよかったと思わせて裏切らないのが好き。読むのが遅い私でも2時間程度で読める分量なのも、気軽で良い。
    しかし、なぜか著者と同世代の娘には受けが悪い。母親から「高校生でこんな本がかけるなんてすごいよね」と勧められるときに「だからあなたも頑張りなさい」という発してもいない裏メッセージを勝手に読み取り、うんざりしているのか。面白いのに読まないなんてもったいないな、と思ってきた。
    今回ふと思いついたのだが、もしかして本を買って読むという行為が、推し活のような心理になっているのでないか。デビュー作からずっと読み、作品の進化が我が子の成長のように誇らしく、著者を育てた気になっ

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    2022年03月19日
  • 落花流水

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    文の長さと中身の充実度がマッチしない。薄い。
    登場人物と同世代の作者だけあって、現代の田舎の高校生(しかも文藝ヲタ集団)がよく描かれていたとは思うし、日常生活の描写は割と納得できた。

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    2022年03月17日
  • 落花流水

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    藪椿が川上から流れてきた様子を見て、小6だった祐太お兄さんは、小学校に上がる前の私に「落花流水」と言った。
    散った花が水面に落ちて流されていく。春が過ぎていく、歳月が流れていくということだよ。と教えてくれた。
    憧れのお兄さん。
    落合祐太。
    警察に連れて行かれる姿を見て、夢だと思った。
    小さい頃からずっと好きだった人が犯罪者になってしまったら、、、。
    その、ぐるぐるする様子がとても共感できる。
    冷凍庫の中の聖一の話は、すごいなぁと思う。
    よくこんな印象的なアイディアを思いつくと、感心する。
    石田衣良の本名の苗字が石平。石平庄一。
    ラストのてんとう虫が中指から飛んでいく場面は涙が出そうになった。

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    2022年02月12日
  • 太陽はひとりぼっち

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    ライトで簡潔な文体が読みやすく、三つの中短篇が同じ舞台となっているので、登場人物それぞれの交わり方、エピソードのやり取りが絶妙で、面白かった。

    色々な要素を貪欲に取り入れる、ごった煮的な感覚は、好みが分かれるかもしれないが、それだけ楽しませたいと思う、作家の意欲的な姿勢の現れにも感じられた。ただ、表題作については、もう少しテーマを絞ってもいいかななんて思いました。逆に、「神様ヘルプ」は伏線もオチも上手く決まっていて、凄さを感じたのだが。

    色々書いたが、テーマは難しく、気になる点を挙げており、そこに最も興味がいきました。

    親と子は、ただそれだけで、切ることのできない縁が必ずしもあるとは限ら

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    2020年09月06日
  • 太陽はひとりぼっち

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    田中さんホントイイ子だな。
    いい子過ぎて将来が心配。
    あと三上君が浜田先輩みたいな人にあえて良かった。

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    2020年03月10日