カトウコトノのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「マフムート将軍(バシャ)の栄光と転落」な第2巻。
将軍職を解かれたマフムートのある意味物見遊山な旅のはじまりということで、各地の風物が絢爛豪華な筆致で描かれていてくらくらする。
いきなり連続殺人事件の謎に挑む展開には新展開にもほどがあると思わずにおれなかったが、あくまで小休止とマフムートの立ち位置確認のためのエピソードと分かってひと安心。
シャラは世知にたけたしっかり者で、そのあたりに疎いマフムートのフォロー役として便利なキャラクターなのだけど、あまりヒロインとして魅力を感じないのはなぜだろう? デレにあたる部分がかけらほどしかないせいなのか。ほどなく別行動になったのには(いかにも旅芸人の -
購入済み
収拾がつかなくなってしまう
本編と違って濃いめの絵柄が特徴。戦闘シーンがどうしてもグロテスクになってしまうのであまり好きになれない。
ストーリーは、元寇でモンゴルに占領された日本をイメージするような内容。話が次々と広がってゆくのは楽しいのだが、風呂敷を広げすぎて収拾がつかなくなってしまう傾向があるのが残念。 -
Posted by ブクログ
ここではない世界、いまではない時代。
将軍(パシャ)と呼ばれる為政者たちの治める
草原と砂漠の国・トルキエ将国。
隣国・バルトライン帝国との戦争から12年、
交易で得た巨万の富をもって復興を遂げたトルキエに、
再び帝国の魔の手が迫る・・・。
就任10日目の新米将軍・マフムート、犬鷲・イスカンダルを相棒に
国家間に渦巻く陰謀と策略を切り裂く!
かねてより対抗してきたトルキエ将国とバルトライン帝国。ある夜、帝国の大臣が暗殺され、二つの国は一触即発状態に!開戦を望む将軍たちの中、マフムートは暗殺の裏に潜む事実に気づく!!国を守り、人を信じ、動乱を平和に導くため、若き少年将軍マフムートの戦いが、 -
Posted by ブクログ
この時のために鍛え、この時こそ待った。
レレデリク麾下の重騎兵隊の奇襲を信じ、バルトラインの新貴族が突撃する。
数多の犠牲を払おうとも望むは帝国の勝利。
新兵器”警告の鐘”、そして反帝同盟により背後を固めた鉄壁の布陣のトルキエ軍にその身を賭した戦いに打って出る。
そして今、トルキエとバルトライン、双方の命運を分つ朝日が昇るーー。
”警告の鐘”をもって、ついにバルトライン帝国の喉元・城壁の町(ミュール)に刃をつきつけたザガノス軍。帝国存亡の危機ともいえるこの戦況に、皇帝に忠誠を誓った新貴族(ヘルマン)が、獅子奮迅の戦いを挑む。レレデリク率いる重騎兵4千の大軍団の増援を待ち、自ら囮となり戦場を駆 -
Posted by ブクログ
いざ2巻!と思い読み始めたものの、いきなりマフくんが将軍から降格。あれ?これって、将軍の話じゃなかったの…?と思ったけど、読み進めて納得。これはマフくんが旅をして、成長していく物語なのね。ということは、そのうち旅先で仲間が( ˇωˇ )?なんて思ったり。
今巻でスレイマンが登場。マフくんの師匠かなにかに…?と思ったけど、そんなことはなく(笑)
次なる目的地へ、マフくんいざ行かん( ˆoˆ )/
ところでザガノス将軍がマフくんに対していい✖薬(⭕役)になっているけど、この2人が今後どのような絡みをみせるのかたのしみです。ライバルみたいな感じなのかな…?なんて。