【感想・ネタバレ】将国のアルタイル(6)のレビュー

あらすじ

勇敢にして策士、美貌の将姫現る!! 緊迫のエキゾティック政権交代! 四将国の将王(スルタン)を退位させよ! ――帝国との共謀を阻止するため、四将国に武力反乱を起こすよう密命を受けたマフムート。まずはクルチュへ向かい、親トルキエ派の人物を探すことにするが……そこには驚愕の事実が! 一刻の猶予もない状況に、マフムートの才覚と行動力が試される!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

常に状況は変化する、ザガノスの言葉であります。
まさにそのとおりで、こちらの準備ができたと思ったら、
あちらの状況がかわりとめまぐるしいです。





以下ネタバレ----------------
4国と交流のある水門将軍を派遣するも、
彼がどう動くか分かっているので新たに弱小クルチュ以外の
都市を落とす準備をするなどザガノスさんパネェ。

商人王子は頼もしいけど商人的考えで頼りすぎるのが怖そう。

バヤジットさんとアイシェちゃんの悲恋がやばい。
クールにデレて相思相愛。
これを知ってしまったオルハン、ここからの流れが最高だった。
オルハンは優ししい、この関係を知ってもアイシェちゃんのことを
考えているんだから。
流れが変わってしまってセリム王様がアイシェちゃんの首で
許してもらうことにしたのだがオルハンくんがセリムさんを
討ち取ったのだ!

最後の泣きながらの演説に感動した。
国をとる、愛する人をとるか。
トップの人間にしかわからない苦悩にこのおぼっちゃん王子が
結論を出すしたのがよかったなぁ

0
2011年02月27日

Posted by ブクログ

複数の登場人物の思惑がそれぞれ別の方向を向いていて、政治的な駆け引きにわくわくします。少年マンガ的、「みんなで目的のため、心をひとつに合わせてがんばろう!」ではないところが一番の魅力。壮大な大河ドラマの予感がします。

将姫アイシェの潔さと勇敢さがりりしくも美しく素敵です。

0
2010年03月09日

Posted by ブクログ

 将姫アイシェが一途で格好良いです。久しぶりにシャラも出てきてくれて嬉かったです。
 将王セリムも息子と向かい合うときは、仮面越しでも雰囲気が父親らしく感じられました。

0
2010年03月07日

Posted by ブクログ

美女の八重歯の威力…

さて、やってきましたブチャク将国。

この巻すごくいいですね。
次から次へとめまぐるしく変化する状況がたまらないです。

あまり詳しく言ってしまうとネタばれになるなぁ…
適当にぼかします。





マズですね。
何なんですか。その女装!!
美味しいとかもうそんな嫁可愛すぎてそりゃ出来愛するよね。
その無愛想な顔がたまらないね!!
って嫁でも何でもないんですけどねー!!
でも、可愛いから全てOKですよ!!


さて、言いたいことはこれだけだったのですけどね。

後は、まあ、サルジャは本当にそういう役どころでしたね。
残念だなぁ。もう少し踏み込んで実は祖国裏切ってましたくらいの気概が欲しかったんですが、ダメな子でしたね。実に残念です。美味しい立ち位置だったのに。

アイシェの覚悟…というか、まあ環境はそういうものなんでしょうね。
小さな国の姫として生まれたからには、当然、政略婚もあり得る。
そこに自分の意思などが介在できるはずがない。
それを厭うことなど自分の立場上あってはならぬ。

分かりやすくていいですね。
これを否定するのは、彼女自身を否定することにつながる、と。
プライドの高い姫君ならなおさらってわけですね。
自分の気持ちくらいで国や民を危険にさらすわけにはいきませんものね。

ザガノスの考えもわかるんですけどねー。
間違ってはないけども正しいともいえない。今の時点では。
それを判断するのは後世の人間になるんでしょうからね。
それはまあいいんですけども。

この状況をどうやって乗り切るのか、と思いきや…

将太子の行動が次にどうつながるのか。
本当に作戦を成功させることが出来るのか。
それがものすごく心配です。

0
2012年09月17日

Posted by ブクログ

カトウコトノさんが描かれる線がとても綺麗で何時も頁見ながら惚れ惚れ。
自分的には74頁のアイシェの髪の毛や、171頁の兄弟とかが堪らん。
皆が幸せになるというのは、物語の展開上不可能なのは分かっているんだけど、将太子と将王との関係、将姫と叔父との関係、兄と弟との関係、全部なんだか切ない。それがいい(んだと思う)

単純に早く続きが読みたい。

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2010年04月23日

Posted by ブクログ

巻を増すごとに面白さと次巻への期待が上がっていく。2巻で止めなくて良かった……
ベタだけど、最後はちょっと泣けた。

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2010年03月11日

Posted by ブクログ

祖国のためならば、実の父である将王を手にかけ、実弟を追い、望まぬ相手との政略結婚も辞さないー。
歴史小説ではおなじみの設定であっても、それをリアルかつスタイリッシュに描く本作品は見事。戦争とは、いつも二手三手先を読むものだ、という赤い彗星の声が聞こえてきそうだ。
そしてまた、この作品は一種の成長小説でもある。ひ弱だったクルチュ将国の将太子オルハンが父セリムを殺した後の毅然とした態度。バルタ将国の将姫アイシェが、政略結婚前日に本当に想いを寄せる相手に静かに別れを告げる様子。重い決断をするたびに、キャラクターの顔がたくましくかわっていく。
そして、水門の将軍サルジャの暗躍はどう展開していくのかーー?

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2013年03月18日

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