木犀あこのレビュー一覧

  • 奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い

    Posted by ブクログ

    幽霊を見ることができるホラー作家と幽霊が怖がる編集者のバディもの。

    熊野さんの無理です!いやです!無理です!な態度に最初はイラァッとしたけど確かに彼が体験した恐怖を考えれば無理ですになるのも頷けるなあ・・と
    善知鳥さんがいれば怖いものなしじゃないかな

    幽霊のコンテクストは物書きさんならグッとくるものがあると思う
    ただ・・なんであんな事態になったのか。世に発表されなかった未練?

    熊野さんと善知鳥さんの出会いを書いた逆さの霊の怪もグッとくる。特に善知鳥さんが編集者を目指したきっかけ

    0
    2021年12月30日
  • 奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い

    Posted by ブクログ

    題や表紙から最初感じたエンタメホラーな印象より、登場人物の心情に寄り添った、ホラーらしくもありホラーらしくもない話で、面白かったです。
    主人公コンビの掛け合いがくすりと面白いし、ホラーなシーンもぞくりと背筋に来るものがあって、楽しめました。細かくはどれもネタバレになってしまうのですが、怪奇(幽霊?)現象の解釈や文字・音に関するネタが物語を深くさせていて、怖いだけじゃない物語の結末が印象的。

    難点は、私の記憶力が悪いのか、時間の都合でぶつぎりで読んだのが悪いのか、主人公コンビの珍苗字の読みが最後まで覚えられずに…。2人の能力に意味があるのかなと考えながら読んでいたのですが、本筋とはあまり関係が

    0
    2017年11月12日
  • 世界一くだらない謎を解く探偵のまったり事件簿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    非常に評価が難しい作品。
    なんというか、「続編を書く気満々だったのに、おじゃんになってしまった作品」という感じが否めない。この一冊で完結させるつもりなら、明かしていない展望と設定が多すぎるように感じるし、タイトルの回収は最後辺りで大急ぎで終わらせました…といった感じ。続編があるなら読むだろうが、それは面白さで是非読みたいというよりは、結局どういうことだったんだろう?という観点から。読みやすい作品ではあるので、こういうジャンルの入門としては良いのかなと思う次第。

    0
    2025年10月05日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    Posted by ブクログ

    もう一冊の方と比べると直接的怖さが少なめだった。ちょっとネット怪談的なものもあったりだけど子供にはちょうどいいのかな。

    0
    2025年09月28日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    Posted by ブクログ

    あわわわゎ…。福音館が出したこわい話だから、どんな感じ?と読んだけど。恩田陸の学級日誌で終わる怖さよ!

    0
    2025年08月18日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】
    田中啓文 「象の眠る山」
    木犀あこ 「とりかえっこ」
    田中哲弥 「誕生日のお祝い」 
    黒木あるじ 「おぼえているかい?」 
    恒川光太郎 「能面男」
    牧野修 「爪に関するいやな話」
    篠たまき 「骨もよう」
    我孫子武丸 「猫屋敷に気をつけて」
    恩田陸 「六年一組の学級日誌」

    全作品書き下ろしのホラー。
    「六年一組の…」は起きてほしくないけれど、すごくありそうな近未来。

    0
    2025年08月08日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    Posted by ブクログ

    もう一冊ほどのノスタルジックな感じはなかった。それでも子供の時に読んだ怪談を彷彿とさせるところがパラパラとあり楽しめた。3.6

    0
    2025年07月01日
  • ゴースト・テーマパークの奇跡

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ゴースト・ホスピタリティ係として燐太郎を採用するのだから、このテーマパークは確実に出ることを上層部も知ってるのよね。

    最後のかくれんぼの話とか、ゲストを巻き込んだ供養だし

    開かずの十三番扉とか最高だった。
    異空間に自分がもう一人いる、しかも自分が影のような存在であること、表世界があることを理解しているって...なんかとても良い。
    2人力出回せたら最高だったのに上手くはいかないか。

    サーカス・トレインの約束がちょっと私の頭では理解できなかった。
    ゴーストの男性は何者だったのか..何が起こったのか..分からん

    0
    2025年03月28日
  • 屍人探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「殺された」ことで死んでいながら「屍人」として活動できるように被害者。
    人間に戻るには、自分を殺した犯人を怒りをもって糾弾すること。
    同じく屍人ながら、屍人になった人物を救うべく、ぐちぐち文句を言いながらも活躍する探偵と、その助手の物語。

    屍人のルールが細かくて面白かったし、3件の殺人事件それぞれの特色が違い、特に3件目の話は屍人のルールを逆手に取った話だったので、事件としては本当に面白かった。
    一方で、屍人が人間に戻るさまが思いのほかぬるっとしていて、糾弾というほどのカタルシスがなかったなというのが正直な印象。
    個人的にはもう少し振り切って欲しかった。
    特に1話目は糾弾してたっけ?という感

    0
    2025年03月10日
  • 世界一くだらない謎を解く探偵のまったり事件簿

    Posted by ブクログ

    東京の出版社で編集として働いていた櫻井は、今までの日常から遠く離れ、徳島を訪れた。
    宿泊を予約していたのは、元刑事の阿久井が営む、一日おひとり様限定の秘境温泉宿「かくれが」。その宿に泊まる条件は、「世界一くだらない謎」を用意する事。


    徳島を舞台にしたライトミステリー小説。

    宿泊するためには「世界一くだらない謎」を用意しなくてはいけない秘境宿で、宿泊客たちの持ち寄る客観的には「くだらない」、でも実際にはそれぞれの心の深い部分に関係するようなささやかな謎を解いていく話。
    ほんのり優しい気持ちにさせてくれる、コージーミステリ連作短編集です。
    個人的には、三話目の「その席に座るな」が、お客さんの

    0
    2025年02月07日
  • ホテル・ウィンチェスターと444人の亡霊

    Posted by ブクログ

    ディズニーリゾート近くのホテルウェンチェスター、その設定からホーンテッドマンションに入り込んで物語が進められている感覚になった。怖い話のようでほっこり不思議なホラー。最後は泣けてくる話だった。

    0
    2025年02月01日
  • 美食亭グストーの特別料理

    Posted by ブクログ

    最初はグロテスクだと思っていましたが、食に対しての歪みやトラウマを乗り越える視点になってから怖くなかったです。

    0
    2025年01月22日
  • 奇奇奇譚編集部 幽霊取材は命がけ

    Posted by ブクログ

    う~ん、続きがちょっと気になったし薄いのですぐ読めると思って読んだけど…
    あと一冊で終わりなので最後まで読むけど、正直れーめるを変えた方が売れる作品ではないかと思う。

    0
    2024年09月13日
  • 世界一くだらない謎を解く探偵のまったり事件簿

    Posted by ブクログ

    おひとり様限定の宿には、くだらない謎、を
    ひとつ持ってくるのが条件。

    すごい理由で逗留する事になってしまった主人公。
    そしてその間に…という、偶然。
    主人公の過去、宿主の過去。
    人が聞いたら微妙な気持ちになるかも知れませんが
    本人にとっては、大事な後悔と道の選択の謎。
    そう考えると、次にきたお客さんが
    案外平和だったかも、です。

    0
    2024年08月20日
  • 美食亭グストーの特別料理

    Posted by ブクログ

    噂の店にたどり着けば、借金を背負わされた。

    連続短編になっていて、うっすらと
    謎が残るような終わり方。
    奇妙さと不気味さが、きれいに混ざっている内容かと。

    しかし偽物チケットって、どんな感じなのでしょう?
    本物なら反応、という時点で謎です。
    そもそも本物を知らねば、偽物を作れないわけで…。
    借金を擦り付けた紹介者は
    どこでそれを見たのでしょう?

    父親の『ため』の晩餐、聞いた食べ物の再現
    まずいもの、昔の記憶。
    どれもこれも、奇妙な世界への入り口でした。

    0
    2024年07月23日
  • 能楽師 比良坂紅苑は異界に舞う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    めちゃくちゃ幽霊と対話してるけど、周りの目の描写がないのは、一応時と場所を選んでるんだろうか。じゃなきゃ、絶対そっち方面で有名になってるよね。
    最後のお話、せつないねぇー。

    0
    2024年02月08日
  • 奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い

    Posted by ブクログ

    新人ホラー作家は霊が見え、担当は霊を寄せ付けない。

    王道のようなコンビです。
    そして目の前にネタが転がっているうえに
    断らなくても大丈夫、という状態なら
    そのまま書いても問題なし、な気がします。
    そのネタが被ったら? というのは問題ですが
    ネタのはずの幽霊(?)が出てきたら? な状態。

    ミステリーホラー、の分類なのでしょうか。
    当然の事ながら、思いもよならない真相で
    若干の拍子抜け、はありました。

    0
    2023年12月13日
  • 世界一くだらない謎を解く探偵のまったり事件簿

    Posted by ブクログ

    徳島の祖谷で元刑事が1日おひとりさま限定の宿を営み、宿泊客は「世界一くだらない謎」を持って泊まりにきます。

    客観的にくだらない、思われる事柄でも真摯に受け止め寄り添う店主。謎解きをしながら答え以上の真相を示しその内容にほっこりしました。

    徳島というか、四国に行ったことがないので、是非行きたい!

    0
    2023年08月28日
  • 奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い

    Posted by ブクログ

    幽霊が見えてその幽霊が怖いホラー作家と幽霊に強い編集者コンビが小説のネタを得るために怪異を調査するというお話。

    ホラー小説と言いながらあまり怖くないのが残念だった。

    0
    2023年07月29日
  • 世界一くだらない謎を解く探偵のまったり事件簿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分から見てどんなに「くだらない」ことでも、相手にしてみれば「くだらない」とは限らない。
    宿泊する条件として「くだらない謎」を用意しないといけない旅館の利用客は結局みな、決して「くだらない」と一蹴できるような謎を持ってきた訳ではなかった。
    人は死なない、怪我人すら出ない、それでも利用客にとっては大切なものだ。
    いや、「大切なものなのだ」ということに気付かせてくれる。
    そんな一泊を用意してくれるのが、この物語の舞台である。

    場所は徳島。
    かの有名なかずら橋の近く。
    あの橋、本当に怖い……お金払って怖い思いするのだから割に合わない(個人の感想です)
    他にもジップラインや小便小僧など観光ネタを織り

    0
    2023年05月01日