木犀あこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレこれは面白かった!
怖さもちゃんとあって、なおかつ、ずっと引き込まれるストーリー。
ダレることなく駆け抜けました。
約300ページというボリューム感もちょうど良かったです。
特筆したいのは、紫織さんの死生観というか思想というかなんというのか分かりませんが、それが良かったです。
具体的に言うと、「善人も悪人も死んだら即成仏する。だから悪霊は存在しない。呪いなどの類は、生きている時の負の念、感情が残っていて、それに触れた者に悪影響を与えているだけ」という考え方です。
実はこれ、私の考えと100%合致しているんです。だから痺れました!
地縛霊は、場所に対する激しい念、感情が強く残っている状態。だ -
Posted by ブクログ
#PR
読んでいる途中でも哲学的だと思っていたし、読み終わっても思う。これは存在意義というか、生きていること自体を否定された少女たちの叫びみたいな物語だ。オトナのエゴで存在を否定され呪物そのものになってしまった少女の、どこにも行けないどこにも繋がらない独りぼっちだったのが、世界に拡散される呪いとしてSNSに写真が載せられてしまう。その写真をみた主人公の百々果もまた存在感を否定されてきたような少女でそこに悪意のない呪いが絡んでいく。深く考え出したら難しくて登場人物は少ないのにぐるぐる目眩みたいな作品で好みだった。時間をおいてまた読み返したい。
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ
子供向けながらも、大人でも面白いということと、好きな作家が何人か書いていたので読んでみた。面白かった。特に最後の恩田陸のはすごかった…。
「象の眠る山」田中啓文
象眠山(ぞうみんやま)というのが出てくるので、象?ガネーシャ?と連想させておいて、正体は昆虫。最後のオチも、もしかしたら寄生されたかも、というもの。
それでも、UMA的な存在や、横道という解説キャラが出てくるので面白かった。横道が解説して助けてくれる、便利すぎるキャラ。
「とりかえっこ」木犀あこ
人頭(じんとう)という怪異。出現条件がピンポイントすぎる。何か元ネタがあるのか?50.65センチというのは人の肩幅?何から来てるんだ -
-
Posted by ブクログ
美食といわれるものに、本当に美食があるのだろうか?
歌舞伎町にある「美食亭グストー」をおとづれた大学生の一条刀馬は、グストーの三十三代目の料理長、荒神羊一にはめられて地下の特別室「怪食亭グストー」で下働きをすることになる。
「怪食亭グストー」では、訪れる客のオーダーに応じた、一風変わった、しかし完璧な技術で調理される美食の数々が提供される。オーダーメイド料理を作る。荒神羊一は、客を罠にかけ、異様な体験をさせることに喜びを覚えているのだ。
大学生の一条刀馬は、底知れない飢えを抱え、世界中の珍しい食材を求めて食べ歩く「食魔」であり、その体験をグロテスクなゲテモノ料理を紹介し、ブログに書いて広告 -
Posted by ブクログ
人気作家の子ども向け怖い本ということで、期待して手に取る。うーん、表紙含めちょっと微妙かなぁ。文学的な力あるけど、子どもの中で評判になるような面白さではないような気がする…。むしろ、すきな作家いる大人の方にオススメかも。あと、怖い本が好きというより本格的な話の入口にたってる小学生向け。ルビは中学年以上レベル。
「象の眠る山」田中啓文
個人的にこれは好きかも。現代っ子で賢い横道も好きかも。怖いものの正体が本気で気持ち悪い。象っていう伝承ができるなにか。
「とりかえっこ」木犀あこ
60.65cmのすきまにひそむ怪異っていう設定自体なんか、嫌。こどもだと入れ替わり後を具体的に表現してくれた方が怖がり -
-