木犀あこのレビュー一覧
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こころあたたまるホラー文庫。文章からテーマパークやアトラクションの様子が頭に思い浮かんでとても楽しかったです。お話の展開はもちろん、テーマパークの裏側を知れるという面でもなぜかどきどきしました。Posted by ブクログ
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お化けホテルを舞台にしたミステリ。亡霊や呪われた屋敷ものが好きなので、楽しく読めました。ミステリとしてのどんでん返しが仕掛けられているのも気が利いています。Posted by ブクログ
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食に対するトラウマや拗れを持ったお客さんしか通さない怪食亭グストー。
ここに来るお客さんの拗れっぷりが凄い。
刀馬くんが最初に食べた肉団子のパスタが美味しそうで堪らない...。
冷たい&厳しかったりする荒神さんだけど刀馬くんに特別な食材をこっそり食べさせたり、気持ちに寄り添ったりするから好き
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熊野惣介著「怪鳥の丘」信者vs元の話となった怪鳥
死ねないモノに執着されるって勝ち目がなくて怖い。
怪談では生きていないモノより生きているモノの方が怖いが定番だけど生きていないモノ怖い
自分を忘れないでずっと覚えていて...
自分のことを忘れないように殺して新しい身体にしてあげるっていう軽いのか...続きを読むPosted by ブクログ -
奇奇奇譚編集部シリーズから。
グルメ小説との売り出しですが、悪魔的な料理長、奇妙な料理、食をめぐる人間の光と闇など、ブラックな味わいのある内容です。ほっこり系のグルメ小説が多い中、かなり新しい試みと言ってもいいのではないでしょうか。黒い読み味が角川ホラーらしいです。続編も期待します。Posted by ブクログ -
某テーマパークの裏側を見てるようでした。
ホラー文庫だったので、怖い話かなと思っていたんですが…
全然怖くなくて、感動の話ばかりでした!
テーマパークのキャストさんたちは、ゲストには見えない場所で色々と大変なんだなと思いました。
ワールド・ワンダー・パークに行ってみたいです!Posted by ブクログ -
ホラー小説なのに心温まるお話でした。パークでの思い出って、いつまでも心に残るものですね。色々思い出しました。
木犀先生が書くテーマパークは人も幽霊も幸せになれる場所でした。Posted by ブクログ -
シリーズ第二弾。今回もホラー作家・熊野さんが、編集者・善知鳥さんに連れられ取材に行くもののいつの間にか怪人に襲われたり霊に追われたり呪いの館に呪われたりします。
物語の始まりは善知鳥さんが出オチしてるレベルのコメディタッチ。
それでも物語はやっぱり全体的に熊野先生単体で居る時に主に霊が出てきて、そ...続きを読むPosted by ブクログ -
前作同様、怖がりホラー作家と最強(恐?)編集者コンビの取材から始まる掛け合いと緻密な描写、ただ「怖かった」ではとどまらない結末がいろいろな意味で面白かったです。
短編2本と中編1本という形だけど一貫のテーマが見られて、全体的には長編1本という印象でした。
生きるとは何か、怖いとは何か、死後の世界とは...続きを読むPosted by ブクログ -
幽霊を見ることができるホラー作家と幽霊が怖がる編集者のバディもの。
熊野さんの無理です!いやです!無理です!な態度に最初はイラァッとしたけど確かに彼が体験した恐怖を考えれば無理ですになるのも頷けるなあ・・と
善知鳥さんがいれば怖いものなしじゃないかな
幽霊のコンテクストは物書きさんならグッとくる...続きを読むPosted by ブクログ -
題や表紙から最初感じたエンタメホラーな印象より、登場人物の心情に寄り添った、ホラーらしくもありホラーらしくもない話で、面白かったです。
主人公コンビの掛け合いがくすりと面白いし、ホラーなシーンもぞくりと背筋に来るものがあって、楽しめました。細かくはどれもネタバレになってしまうのですが、怪奇(幽霊?)...続きを読むPosted by ブクログ -
めちゃくちゃ幽霊と対話してるけど、周りの目の描写がないのは、一応時と場所を選んでるんだろうか。じゃなきゃ、絶対そっち方面で有名になってるよね。
最後のお話、せつないねぇー。Posted by ブクログ -
新人ホラー作家は霊が見え、担当は霊を寄せ付けない。
王道のようなコンビです。
そして目の前にネタが転がっているうえに
断らなくても大丈夫、という状態なら
そのまま書いても問題なし、な気がします。
そのネタが被ったら? というのは問題ですが
ネタのはずの幽霊(?)が出てきたら? な状態。
ミステリ...続きを読むPosted by ブクログ -
徳島の祖谷で元刑事が1日おひとりさま限定の宿を営み、宿泊客は「世界一くだらない謎」を持って泊まりにきます。
客観的にくだらない、思われる事柄でも真摯に受け止め寄り添う店主。謎解きをしながら答え以上の真相を示しその内容にほっこりしました。
徳島というか、四国に行ったことがないので、是非行きたい!Posted by ブクログ -
幽霊が見えてその幽霊が怖いホラー作家と幽霊に強い編集者コンビが小説のネタを得るために怪異を調査するというお話。
ホラー小説と言いながらあまり怖くないのが残念だった。Posted by ブクログ -
自分から見てどんなに「くだらない」ことでも、相手にしてみれば「くだらない」とは限らない。
宿泊する条件として「くだらない謎」を用意しないといけない旅館の利用客は結局みな、決して「くだらない」と一蹴できるような謎を持ってきた訳ではなかった。
人は死なない、怪我人すら出ない、それでも利用客にとっては大切...続きを読むPosted by ブクログ