吉野源三郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人として立派な生き方とは何か、について考えさせられる作品であった。息子が大きくなったら読んで欲しい。
少年コペル君が学校であった出来事を深く振り返っているだけでなく、それを見てノートに残す叔父さんが良いメンターとなって、正しい道に向かっていく2人が美しく描かれていた。
個人的に
"世間には、悪い人ではないが、弱いばかりに、自分にも他人にも余計な不幸を招いている人が決して少なくない。人類の進歩と結びつかない英雄的精神も虚しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように虚しいことが多いのだ。君も、いまに、きっと思いあたることがあるだろう。"
とい一節がかなりずっしりと入ってきた。
優しさと強さを兼ね備えた人でありたい。 -
Posted by ブクログ
ジブリ映画に取り上げられたことからこの小説を知った。ジブリ映画の元なのだから児童小説であることは容易に想像つくが、世間ではそのような扱いをしていないように感じてたし、なので、この本を手に取って改めて、児童小説なんだ!と驚きを覚えた。
でも大人にもメッセージ性があると感想を述べている方がいたので、どんな内容かと興味が湧いた。
感想は、児童向けとはいえ、経済論や哲学がこんなに散りばめられているなんて!!と感動した。
叔父さんが日記を通してコペル君に、コペル君の感じたことや体験をそれだけで終わらせずに、想像力を働かせて人としての成長に繋げなければいけないことを伝えていく。
叔父さんの年齢の2倍以上の人生を生きているが、その言葉はグッとくるし、叔父さんが伝えたい生き方がどんなに難しいことか。
まえ書きの追記の中で丸山真男氏が、かつ子さんに対して「何をいうか、生意気な小娘が」と、辛辣な印象を述べているが、かつ子さんが女性ではなく男性であれば違う印象をもつのか?女性が男性の前でナポレオンの偉大さを雄弁することが、何故そんなに鼻白む必要があるのか?
この小説の初刊は1937年で、当時は女性に参政権も与えられていない。女性は家に入っていろ、そんな時代だから、丸山氏はかつ子さんの言動に不快感を感じたのか?丸山氏は著者がかつ子さんをどのような位置付けとして登場させたのかは不明だがとおっしゃっているが、現代を生きる私としては、著者はこれからは性別関係なく女性も活躍していくべき、その象徴として、男性に負けじ劣らず自分の考えをはっきりと述べるかつ子さんを登場させたのだと信じたい。かつ子さんのような女性を見て、何を感じ、これからをどう生きるかを問いたかったのではないかと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレいいことが沢山書いてあって普段同じ内容の本を2回読むことは滅多にないけれど立て続けに2回読んでしまった。
自分の汚い心に刺さる内容が多かったと感じた。
いろいろな発見ができるコペル君は天才だと思った。
自分を中心として物事を見ることがほとんどなので、全体像から入ると気づくことがあって面白いのかなと思った。
自分の体験を誤魔化すことなく考察するのは大事だけど難しそうだと思った。自分が感動したことや体験したことを忘れないようにしたい。
あたりまえのことを深く考えてみることで新しい気づきがある。
変えられないことを何度も考えてしまってやるべきことが何もできないことがあるので意識的に変えられないことは考えないようにしていきたい。
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匿名
ネタバレ 購入済みジブリとはタイトル一緒なだけ
コペル君だけこれ殴られずに逃げおおせてるよね。
いや、謝罪は確かに大事だけど。
ジブリとは特に内容関係ない別物だから見ても見なくても -
Posted by ブクログ
ネタバレ叔父さんのノートブックからは、大人になった私にまだ欠けていた事を教えてもらいました。大変恥ずかしくもなり、コペル君と一緒に成長させてもらいました。
叔父さんのノートブックでは、人間同士が敵対することは痛みや苦しみを感じる事なのだから、それは人間の本来の姿ではないといいます。本来は人間同士調和して生きていくべきなのだといいます。なのに現実世界は戦争があり、憎しみ合いが尽きません。
コペル君はこういった人間世界の矛盾に気がついたからこそ、自分がこれからどう生きていくのか、なんとなくわかり始めたようでした。
最後に問われたあの言葉で、既に大人になってしまった自分は、今までどう生きていたのかな?これからはどう生きるのかな?と自問するよい機会になりました。
コペル君と同年代の中学生にぜひ読んでほしいです。
私も若い頃に呼んでおきたかったです。
とても良い本だと思います。 -
購入済み
ベストセラーだけのことはある
中学生の頃に誰かに勧められて原作を読んだという記憶がある。当時はまだまだ他人事として、義務的に読み終えたように思う。今回、漫画として再登場し、ベストセラーになっていると知り、ずっと気になっていた。改めて読み返してみて、「ああ、私のこういう物の捉え方は、ここからも影響されていたのかもしれない。」と思うことがあった。世代を超えて読み続けられる価値のある本が、今の若者たちにも手に取ってもらいやすい形で出版されたことは、とても嬉しい。
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購入済み
読んでよかった‼
素晴らしい本です。今年小学生になる息子にも、分かるときが来たら読ませたいです。40歳を過ぎ心身両面で辛いことが続きました。この本を読んで、久しぶりに爽快な気分になれ、悩んでいたことにどう向き合っていったら善いか、府に落ちた感覚になりました。