感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年04月08日
一冊の本とは思えないほどパンチラインが多すぎる。パンチラインのみで形成された本。足から根っこを生やすみたいに僕は地面を踏みしめた。表現として何も突飛なことはしてない。なのにこれほどまでに迫ってきて、そして頼もしい言葉があるのかな。素晴らしかった
Posted by ブクログ 2024年04月03日
人間として立派に,"よりよく生きる"ためには,どのように考え,行動していくべきなのか。
登場人物たちの生き様,特に主人公であるコペル君とおじさんによるやりとり(言葉と心による交流)を通して,普遍的な倫理哲学における問いかけを登場人物に対してだけではなく,読み手側へも同時に突きつけ...続きを読むてくる物語。
まず90年近くも前に書かれた物語が,今なお現在を生きる私たちの心へ強く訴えかけ,揺り動かしてくる熱情を保ち続けていることに驚嘆を覚える。
いや,むしろそれどころか,科学技術や交通網の発展,インターネットの普及といった,グローバリゼーションによる多様な価値観が人々の中に浸透し,その代償としてアイデンティティとか自身の軸とでもいうべきものを見失いやすい,そんな"今の時代だからこそ",深く突き刺さるような示唆に富んだ作品なのではないかと思う。
個人的には,コペル君が友人との約束を裏切る過ちをおかした時に,お母さんがコペル君を優しく諭すように言い聞かせた,お母さん自身の学生時代に経験した些細な過ち・苦い経験を,大人になった今ではどのように捉え,考え,人生に活かしているのかという部分の話が好きだった。
この作品が好きならば,雨瀬シオリの『ここは今から倫理です。』も是非読んでみて欲しい。
Posted by ブクログ 2024年03月23日
読み終わった後には自然に涙が流れるほど良著だった。何度も何度も読み返したい、おじさんの言葉。
人生まだまだ先がある。足に根っこが生えたように、一歩一歩踏み締めて、生きていこう。
Posted by ブクログ 2024年02月18日
少し古風な叔父さんの優しく強い言葉一つ一つが終始刺さりました。
個人的に、最後のコペルくんの言葉から「みんな違ってみんないい」というメッセージ性を感じました。例えば心優しい浦川くんや気の強い北見くんは性格は全く違えど、それぞれの力がコペルくんにとってかけがえのないものになっていると感じるシーンがいく...続きを読むつかありました。もちろん水谷くんやそのお姉さん、コペルくんの母親もそうです。
ただ、どんな人間になってもよいのかというとそうではなく、叔父さんやコペルくんのお父さんがコペルくんに望んだような"いい人間"にみんながなれば、全ての人がお互いによい友達であるような世界になるのだと思います。
この作品は中高生のうちに読んでおけば良かったと本当に思いました。また、全ての中高生におすすめしたいです。
Posted by ブクログ 2024年02月15日
人は1人では生きれない。
けど、関わってくれてる人全ての顔を知って
繋がりをいつも認識している訳ではない。
それを理解した上で、
見返りや損得を考えず、
他者との関わりを大切することは出来ているか?
そして、人に流されてばかりではなく、
自分の意思で、自分の生き様を選択する道を
突き進める人間に...続きを読む、自分はなれているのか?
子供だから、じゃなく
大人でも、出来ないことがいっぱい。
これを読んで、勇気をもらうというか、
当たり前を当たり前に思ってはいけない。
と、いい歳になったけど、改めて思った。
ありがとうが、いつもあり得る訳じゃないから
有難い、と理解して日々を過ごせているか。
きっと幾つになっても響く
大事なことがいっぱい書かれていました。
Posted by ブクログ 2024年02月08日
痛みや苦痛のおかげで正常を知ることが出来る。
だから苦痛はそういう意味では無くてはならないもの、という所が特に印象的だった
おじさんがコペル君に託す言葉が全て人間の中に根としてあるべきもので、尚腐らないよう守っていくべきものばかりでとても良かった。
出会えてよかった物語
数年後また読んだ時に最後の、...続きを読む君たちはどう生きるかの問いに対して恥のない未来を見据えて真っ直ぐな言葉で生きるを語れたらいいなと思った
Posted by ブクログ 2024年02月08日
イラストがあることでスラスラ読む事が出来ました。仕事に対する取組み姿勢を変えてくれた良本です。一歩立ち止まって何の為に働くのか、生きるのかを考えさせられました。
Posted by ブクログ 2024年02月08日
コペル君の体験する一つ一つの出来事と、その体験を元にして語られるおじさんの言葉は、「人間」としての生き方を俯瞰的に捉えていてその本質を突いていた。
自分にも感じたことのある、後悔とか罪悪感、良心もすべて肯定して、善悪を覚えていいのだと、迷ってもいいのだと、強く一歩を進む背中を押してくれた。
「人間は...続きを読む自分で決定する力を持っている」
この言葉を胸に刻んでゆきたい。
Posted by ブクログ 2024年01月31日
吉野源三郎の漫画僕たちはどう生きるかを読みました。
今、テレビでも取り上げられ話題の本です。コンビニでもまかけました。
かなり昔の本ですが現代でも少しも色あせない内容です。
子供たちに是非読んで欲しい本ですね
Posted by ブクログ 2024年01月04日
タイトル通り、君たちはどう生きるかを問うた内容であった。
しかし、その中には教養といえるべきコペルニクスやナポレオンの話から、男子中学生の人間関係を流れの軸として話が展開されておりとても読みやすかった。
何かを成し遂げていく力を手にするために、思考を深める
Posted by ブクログ 2023年12月09日
人間はたくさんの分子だ。お互いが何かをしようとしてる。
作る人は偉大
貧乏でも堂々とすべき。例ナポレオン
人間は正しくあろうとするから、辛い。
人間は過ちを犯す。だからこそその痛い経験が未来の背中を押す。
Posted by ブクログ 2023年11月19日
おじさんのノートを読みながら、自分がコペル君になった感覚で読んでいた。
頁を進める毎に頭の中がすっきりしてくる感じ。
前時代から変化することの無い社会構造の本質を的確な視点で言葉にしてる。
もっと早くに読んでおきたかったな〜、でも昔だったら訳分からなくて積読してたな多分。
ジブリとはタイトル一緒なだけ
匿名 2023年08月11日
コペル君だけこれ殴られずに逃げおおせてるよね。
いや、謝罪は確かに大事だけど。
ジブリとは特に内容関係ない別物だから見ても見なくても
中学生の頃に誰かに勧められて原作を読んだという記憶がある。当時はまだまだ他人事として、義務的に読み終えたように思う。今回、漫画として再登場し、ベストセラーになっていると知り、ずっと気になっていた。改めて読み返してみて、「ああ、私のこういう物の捉え方は、ここからも影響されていたのかもしれない。」と思う...続きを読むことがあった。世代を超えて読み続けられる価値のある本が、今の若者たちにも手に取ってもらいやすい形で出版されたことは、とても嬉しい。
素晴らしい本です。今年小学生になる息子にも、分かるときが来たら読ませたいです。40歳を過ぎ心身両面で辛いことが続きました。この本を読んで、久しぶりに爽快な気分になれ、悩んでいたことにどう向き合っていったら善いか、府に落ちた感覚になりました。
Posted by ブクログ 2024年04月10日
漫画と小説を合わせ読みやすく、この年になっても気付かなかった事に改めて気付かされた一冊です。
当たり前の事が当たり前に出来ず背中を押してくれます。
Posted by ブクログ 2024年03月26日
ネタバレ娘の断捨離本をビニールひもで縛っていたら目についた。えっ?この本捨てるの?オレ、読んでいないよ!ということで手に取る。人間は失敗の繰り返し。小さい頃はその原因・理由をあまり考えず、なので失敗を繰り返すが、大人に守られている。大人になったらそうはいかない。自己責任だ!自分で考える必要がある。自...続きを読む分で自分を決定する力を自然と養ってきた。しかし大人だからって1人ではない。一番大切なのは子どもの時の失敗を忘れてはいけない。その反省と謙虚さによって、周りの人たちに支えられ、何度も何度も背中を押されているはずだから。④
Posted by ブクログ 2024年03月03日
普遍的で、難解ではなくて、誰にも大なり小なり心当たりのあることばかりで、だからこそ心にずっしりと来て苦しくなる言葉もありました。サクサク読めるけど、自分と向き合いながら読ませられる力があるゆえに、結局サクサク読むなんて無理で呻きながら読みました。映画きっかけに読みましたが、出会えて良かった名著。
Posted by ブクログ 2024年02月20日
1937年初出版の吉野源三郎による日本の小説。コペルというあだ名の15歳の少年・本田潤一とその叔父が、精神的な成長、貧困、人間としての総合的な体験と向き合う姿を描く。
当初『日本少国民文庫』第5巻として編纂代表の山本有三自身が執筆する予定であったが、病身のため代わって吉野が筆をとることになったとさ...続きを読むれる。初刊は1937年に新潮社で出版、戦後になって語彙を平易にするなどの変更が加えられ、ポプラ社や岩波書店で出版された。新潮社版も度々改版され長年重版した。
児童文学の形をとった教養教育の古典としても知られる。
2017年には羽賀翔一による漫画化『漫画 君たちはどう生きるか』がマガジンハウスから出版され、2018年3月には累計200万部を突破した。
Posted by ブクログ 2024年02月09日
漫画の方を先に読んでしまったけどとても大事なことがぎゅっとつまっていた。
人間の心の葛藤、成長、大人になってからも本当に大切にしていかなきゃいけないこと気付かせてくれることが書かれていた。
前を向いて真っ当に生きていくにはどうしたらいいのかその第一歩に必要な要素がここにはあるのでぜひたくさんの子ども...続きを読むたちに若いうちに触れてほしい作品。
Posted by ブクログ 2024年02月01日
「人間が人間同士、お互いに、好意を尽くし、それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。そして、それが本当に人間らしい人間関係だと、」
「僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている」
「太陽みたいにたったひとつの大きな存在が世の中を回しているのではなくて、誰かのためにっていう小さな...続きを読む意志がひとつひとつ繋がって僕たちの生きる世界は動いている」
Posted by ブクログ 2024年01月28日
君たちはどう生きるか
1人の人間として経験することには限りがある
その代わり人間は言葉というものを知っている
自分の経験を人に伝えることもできるし、
人の経験を聞いて知ることもできる。
→だから読書ってすごい大事!
(自分にはなかった経験や考え方が得られるから)
人間らしい人間関係
=人間同士...続きを読む(志)がお互いに好意をつくし、それを喜びとしている状態
→お母さんが自分に何かしても、その報酬を欲したりしないように。
「ありがたい」=「そうあることがむずかしい」
「めったにあることじゃない」
生産する人と消費する人の区別
→生み出してくれる人がいなかったら、消費することは出来ない。
心を打たれたことがあったら、それを思い返して意味を考えるようにする
フランスは、自由・平等・博愛
→それなのに差別がすごい国と聞く
→フランス人の平等は、フランス人だけ?
ナポレオンは人間の進化に貢献したから偉大とおじさんは言うけど、
ナポレオンを偉大にしたのも、貧しい労働者のおかげ?
じゃあ、貧しい人も偉大!
↓
日本国憲法→ナポレオン法典→フランスの学者→学者が使う道具→それを生み出す人々
変えられないことを考えるのをやめる
→余計な感情に左右されず、今自分がするべきことに真っ直ぐ向かえる
世の中は何かを中心に回ってるわけではなく、
一人一人が"誰かのために"を想い、それが繋がりあってる
Posted by ブクログ 2024年01月12日
心に残った内容
自然、宇宙を含めた大きな時の流れに役にたつことからそれると、偉大なナポレオンでも囚われの身になる。稲盛さんの本で覚えた、動機善なりや私心無かりしかと確認することが大切だと思った。
痛み、過ちを犯したときの後悔はなぜ起こるか。体の痛みにしても後悔にしても、本来体はどうあるべきか、人は正...続きを読むしい道を生きることができること教えてくれるシグナルになっている。
Posted by ブクログ 2023年12月13日
小説を先に読んでから漫画版を
おじさんのくだりは端折らず
コペル君の周りで起きた出来事を漫画で
漫画になってる分、読みやすかったし問われるところがイメージしやすかった
おじさんがコペル君に問いただす場面なんて上手く絵で表現したなって思った
Posted by ブクログ 2023年12月12日
若い子に読んでもらいたいと思った。
大人になった今でも気づきができる内容
「僕たちは自分で自分を決定する力を持っている」
君たちはどう生きるか。
何かにつまずいた時、立ち止まってしまった時、この言葉を思い出したいと思った。
Posted by ブクログ 2023年11月26日
自分は何を生み出しているのだろうか。
自分はこの先、どう生きるか。
おじさん、ありがとう。
正直に考えて、自分で自分を決定して、生きていきます。
Posted by ブクログ 2023年12月08日
1.感想--------------------------------
・大人になった今の人たちも、主人公のコペル君と同じように、勇気がだせなくて、逃げて、失敗して、悩んで、次に踏み出す経験をしてるからこそ、ストーリーにグッとくるものがあるんだろうなぁ。
2. 以下メモ-------------...続きを読む-----------------------------------------------
・君自身が生きてみて、そこで感じた様々な思いをもとにして、はじめてそういう偉い人たちの言葉の真実も理解することができるのだ。ただ書物を読んでそれだけで知るというわけには決して行かない。だからこういうことについてまず肝心なことは、いつでも自分が本当に感じたことや、真実心を動かされた事から出発して、その意味を考えてゆくことだと思う。そうすると、ある時、あるところで、君がある感動を受けたという、繰り返すことのないただ一度の経験の中に、その時だけにとどまらない意味のあることがわかってくる。それが本当の君の思想というものだ。これは難しい言葉で言い換えると、常に自分の体験から出発して正直に考えてゆけ、とういうこで本当に大切なこと。
・人間が人間同士、お互いに、好意をつくし、それを喜びとしているほど美しいことは、他にありはしない。それが本当に人間らしい人間関係だと思わないかしら。
話題になっていたので、読んでみた。 内容は確かに考えさせられる。 間の文章は読んでない。飛ばしてしまう。
漫画の部分だけ先に読んでしまって為にならない気がします。
しばらくたつと記憶も薄れて今では内容はうっすらしか覚えていない。 読み返してみようとおもう。
Posted by ブクログ 2024年04月08日
失敗した時、誤ったことをした時、そこからどう動くのか。母親の寄り添い方も素敵だと思いました。
「僕たちは自分で自分を決定する力を持っている」
普遍的な内容で読みやすかったです。
Posted by ブクログ 2024年03月18日
半分漫画、半分小説という感じ。
哲学的な内容だった。
大切なことがたくさん書かれていると感じた反面、正論だなぁ…と、私の汚れた心が顔を出してしまい、読んでて疲れてしまった。
ちょっと私には合わなかった……
Posted by ブクログ 2024年02月18日
情報に溢れ、自分で物事を考えることが少なくなった。
分からないことがあれば、すぐ調べて、わかった気になる。
深く考える力を取り戻したいな。
心に残った一節
人間が人間同志、お互いに、好意をつくし、それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。そして、それが本当に人間らしい人間関係だ...続きを読む。
Posted by ブクログ 2024年02月07日
2回目。
1回目のときよりは理解が深まった。
・自分が感じたこと、心動かされたことを大切にする
・人間らしさとは
・生産する人と消費する人
・誇りから真理に向かう
自分が常日頃感じ考えているような内容なのかな?と思い敬遠していましたが、NHKの番組で取り上げられてるのを見て、確認のために読んでみました。
予想通りの内容でした。
不寛容社会の今だから、特に心に響くのかもしれないですね。
でもこれを読んで少しでも自己中心的で攻撃的な人が自分自身を見つめ直し、...続きを読む相手を思いやる心を持ってもらえることを願いたいですね。
文章だけの部分も漫画にして欲しかったです。
この電子書籍が出た当時、ジブリの新作絡みとの事で購入して読んだ 紙版も購入した 内容がいかにも古臭く、説教臭く、漫画なのに見開きで文字のみのページなんかも結構あって「なんだこりゃ?こんなのジブリで映画にするの?」と悪い意味で衝撃を受けた 1万冊程度は漫画を読んでいるがこの本はつまらなすぎて途中で読む...続きを読むのを断念した 2023.07.14遂に映画が公開され初日の初回に観に行った 公開前に流れていた情報ではこの本のタイトルだけ拝借?して映画の中身は異なるとの事 映画の中身自体は賛否両論となり私自身は十分満足だったが確かにこの漫画の内容とは全く関係なかった 映画では申し訳程度に亡くなった母から主人公への贈り物って扱いでこの本の原作本が出てきて主人公が涙するワンシーンがあったが正直カットしても全く問題ないシーンだった
映画を観て原作の漫画や小説を買うパターンは珍しくないと思うがこの本の内容はジブリ映画の原作ではありません
タイトルだけの流用だから買わなければ良かった
私が買って損したと思った漫画はかなり稀です