吉野源三郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
社会の中で大切なことのようなものは、なんとなく理解して身についていることも多いかもしれないけど、じゃあなんで大切なのか、きちんと説明することは案外難しい。
なんで勉強するの?
なんでものを大切にするの?
なんで子供は大人を敬うべきなの?
なんで人は後悔するの?
なんで好奇心を大切にするべきなの?好奇心を大切にするためにはどうすればいいの?
子供が疑問に思うことから、大人になっても疑問に思うことまで、そういったことはたくさんある。
この本は主人公の小学生のコペル君を中心とした物語。いくつかのエピソードが進む中で、おじさんとの手紙のやり取りという形で、そういった大切なことが言葉ではっきりと説 -
Posted by ブクログ
ネタバレものの見方や人間関係とはどんなものか。正しく、強く生きるとはどういうことか。
コペル少年におじさんから贈る珠玉のアドバイスが詰まった本。
1937年の作品であるが、その瑞々しさと輝きをもって 今も強く我々の心に 人間の在り方を語り掛ける。
消えてしまいたい失敗をすることもある。
なんとか言い訳を考えて、自分でそう認めまいとする。
そんなときにこの言葉を思い出せば、失敗を受け止めて、またきっと歩き出せる。
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後悔ばかり押しよせるって言ったよね・・・。
いま君は、大きな苦しみを感じている。
なぜそれほど苦しまなければならないのか。
それはね、
君が正 -
Posted by ブクログ
本書は、日中戦争中に書かれた少年少女向けの倫理の本。中学生のコペル君が友達との学校生活や叔父とのやり取りを通じて物事の考え方を学んでいくスタイルで、今読んでも全く色褪せない内容です。子どもが小学校高学年になったら、ぜひ読ませたいおススメの一冊です。
<ポイント>
・自分を世の中の一分子と感じることは、天動説(自分達が世界の中心)から地道説(自分を離れて正しく判断)に変わるぐらいの大きなもの。大人になっても忘れずに。
・「立派な人」と「立派そうに見える人」の違いは、心の底からそうありたいと願い、誰がなんと言ってもという心の張りを持って、正しいことを正しいと自分で判断できるようになること。心 -
Posted by ブクログ
「人間」としてこの世に生きるとは、どういう意味か。漫画でサクッと読めるが、心にスッと入ってくる言葉を多く吸収できる本。
人間が人間たる所以は、「感動」と「苦痛」を感じられることにある。感動したこと、その意味について考え抜くことで、新たな発見がある。この本では特に、「苦痛」への向き合い方について書かれている。人間であれば、人や自分を裏切り、心に苦痛を感じる時があると思う。だけど、心に感じる苦痛は、人間が人間として正常でない状態から生じ、僕たちはその苦痛から、人間が本来あるべき姿をしっかり心に捕えることができる。だから、心に苦痛を感じる貴方は、人間としてどうあるべきか分かっている証拠だ。その時の行