林昌宏のレビュー一覧

  • ポピュリズムの仕掛人:SNSで選挙はどのように操られているか

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    タイトル通り仕掛け人達が何を仕掛けているのか。
    昨今のポピュリズム政党の成長の背景にある不満を煽動する「アルゴリズム」と、積極的という以上に重要なSNSの活用。何より政治家側が主義主張ではなく、情報の矛盾や錯誤に関わらず無機質にそれらを拡大する。

    残念なのは訳者がオールドメディアの課題をまだ無視している点。

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    2025年07月29日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    パンデミックは私たちに問いかけた。命とは何か、経済とは誰のためにあるのか――。ジャック・アタリは『パンデミック後の新しい命の経済』で利潤追求を超えた価値の転換を訴える。他者の命を守ることが社会全体の繁栄につながる。医療、教育、環境――人間の尊厳を支える分野こそが未来の経済の中心だという。もはや成長か命かではない。命を育む経済こそが持続可能な繁栄への鍵だ。コロナは終わっても私たちの選択は続く。

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    2025年07月07日
  • ポピュリズムの仕掛人:SNSで選挙はどのように操られているか

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    人物画から、写実、印象を経て、抽象絵画的な世界に移行しているのかな。全くの門外漢の当て推量での印象だけど。

    SNSギャラリーは、大流行りか。いやはや、うる星やつらだね、こりゃ、どうもね。

    メロー二、テクノ主権主義か、ほん。

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    2025年05月20日
  • ホモ・デジタリスの時代:AIと戦うための(革命の)哲学

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    iphoneの登場により訪れたのは「演劇社会だ」。映えのための生活。政治も極端さが支持され始める。ホモデジタリスとは、ホモサピエンスになぞらえた新たな人種で、デジタルが当たり前の新人類のことをさしていると思われる。

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    2025年05月02日
  • 世界の取扱説明書――理解する/予測する/行動する/保護する

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    ネタバレ

    難しくてわかりにくい。
    新たな資本論的な立ち位置になりたいほんなのかな?
    前半の歴史の説明もわかりにくい。心臓ってなにを表してたの?経済とか社会の中心的な意味だろうけど、説明あったか?

    後半の今後のためにどうするべきかって所は人間本位過ぎな感じがした。皆んなで頑張れば皆んなが助かるよ!って感じだったけど、皆んなは助からないと思う。

    将来のためにこうしましょう!って言うだけ言うやつ。「言い出した」って役割をこなしたから後の「大変な実務」はお前らやれよって感じてしまった。

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    2025年04月26日
  • 世界の取扱説明書――理解する/予測する/行動する/保護する

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    フランスで要職を歴任し、思想家としても有名なジャック•アタリ氏による歴史解釈と未来予測を綴った本です。

    年末は今年起きたことを整理し、未来はどうなるか考える良い機会なので、その一助になればと本書を手に取りました。2050年の世界の状況に関する予測とその基となる考え(「心臓」と「形態」)について説明しています。著者は、今から30年前でも現在起こっている多くのことを予測できたため、今から25年後の世界を予測することも十分に可能としていますが、この点は個人的には疑問です。例をあげると、人口動態から中国が発展し、アメリカとある程度摩擦が生じることは予測できたかもしれませんが、自身が覚えている範囲では、二十年ほど前まで、多くの専門家の間では資本主義と一党独裁は相いれず、中国は西側寄りの国になると予測されており、米中の衝突が先鋭化することについては、意見が割れていたと思います。そのため「当たるも八卦」の予測部分より、その予測の根拠となる考え方に注目しながら、本書を読みました。

    著者は、各時代の商業秩序を「形態」、その中心となる都市を「心臓」として捉え、それらの歴史的な変遷や将来の展望について論じています。「心臓」については、13世紀のブルッヘから現在のカリフォルニアまで9つの都市があげられていますが、次の「心臓」は分からない(若しくは、ないかもしれない)と書かれています。著者が定義する「心臓」は必ずしも、物理的な都市に限らなくても良いと思うので、ネット上の一部の空間が「心臓」になる可能性も論じて良かったのではと思いました。

    結局、次の「心臓」も「形態」もわからないということなので、この考え方は過去の歴史を整理するには興味深い視点を与えてくれるものの、未来を予測する際に著者自身が十分に活用できていないように感じました。ただ、著者が警鐘を鳴らす3つの脅威(気候、紛争、人工化)が高い確率で顕在化するのは、その通りだと思うので、これに対して学び、予見し、行動するべきと言う著者の意見には同意します。

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    2024年12月27日
  • 世界の取扱説明書――理解する/予測する/行動する/保護する

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    著者の過去の作品と同様に過去の歴史から現在、未来へと綴っていく構成となっている。

    2050年の未来を気候、超紛争、人工化という三つの脅威とし、詳細が数値化されている為、より一層、脅威に感じる。
    それを回避する為の手段がタイトルの世界の取扱説明書となっている。

    これを読んで、自身で何か小さい事でも行なうきっかけにしたい。

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    2024年10月28日
  • 教育の超・人類史~サピエンス登場から未来のシナリオまで

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    各国の教育状況がよくわかります。
    最終章のこれからの教育に向けてで、学ぶと同時に教えるなど日本でも取り入れるべきことがたくさんあります。

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    2024年10月04日
  • AI時代の感性:デジタル消費社会の「人類学」

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    SNSにおいて人々は案外分断されており、世界全体で共有する価値観を醸成しないと環境問題など地球規模の課題は解決できないよね、という主張。

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    2024年07月25日
  • 世界の取扱説明書――理解する/予測する/行動する/保護する

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    2024年41冊目。満足度★★★☆☆

    知の巨人のジャック・アタリの本は過去に何冊か読んだことがあるが、本書が一番ピンとこなかった

    翻訳の問題なのだろうか。理解力の問題なのだろうか

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    2024年07月02日
  • 世界の取扱説明書――理解する/予測する/行動する/保護する

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    2050年には伊藤計劃氏の虐殺器官とHRMONYを掛け合わせたような世界になり、ターミネーターかマトリックスのように人工知能に支配される危険のある世界になっているらしい。

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    2024年01月01日
  • AI時代の感性:デジタル消費社会の「人類学」

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    行動経済学のシステム1,2に続き、システム3の概論なのでしょうか。フリーライダー、ソーシャルなど、人間の本性と対比できるのかもしれません。、

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    2023年10月10日
  • スマホ・デトックスの時代:「金魚」をすくうデジタル文明論

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    自己啓発寄りではなく、読み物です。

    太字が「重要なポイント」ではなく「ポイント単語」に当てられているので、ビジネス書的に読むと読みにくいなと思いました。

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    2022年12月01日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    この著者の2030年の未来予測を読んでいたからか、まだショックは少なかった。
    世界がシナリオ通りに進んでいるだけだとしたらこわいなあと思いながら軽い知識として読んだだけ。

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    2021年11月10日
  • メディアの未来――歴史を学ぶことで、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、SNSの未来は導き出せる

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    情報を伝える媒体であるメディアの歴史を紐解いていき、現在のSNSの台頭による消費者の媒体に対する時間の変化、さらには未来までの考察を500ページ強で書いている本。
    第10章までは過去の歴史を紹介しており、特にヨーロッパを中心とした、メディア変遷の歴史背景、王族や貴族などのヒエラルキー上位の情報統制の様子などを様々な参考文献から引用したと思われる事実ベースの内容を記載している。
    11章から13章は現在のSNSに関する内容や、今後のメディアのあり方などをまと目てくれており、過去の歴史を紐解いても、現在メディアで起きている内容は技術進歩によって大衆が個のコミュニケーションをできるようになった時間軸の変化以外、大枠が変化していないことがよく理解できる。一読の価値はあると思います。

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    2021年09月26日
  • 海の歴史

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    海から見た人類史や現代の地政学から、地球温暖化と海の関係まで。

    やや前半は冗長だが、脱炭素だけでなく海産物など海洋保護を国家や個人で取り組むべき理由を論じた後半は白眉。

    装丁も良き。

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    2021年09月12日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    問題点を列挙してあるけど、具体的な解決策などには然程心動かされるようなものは少なかった。ただ、問題の解決策をSFに求めてみるというのは、鎌田浩毅さんと考えが同じでこの点には共感できるものがあった。

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    2021年04月04日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    欧州最高峰の知性、ジャック・アタリさんのコロナ論。

    ジャックさんは怒っている。多くの国が国民の健康維持を国にとっての財産なのだと理解してこなかったこと、一時停止している世の中、政府が思考停止状態に陥っていること、戦時経済体制を敷こうとしないこと、無為に自由を侵害する政策が施行されていること、無為な指導者の怠慢のツケを貧者とその子供達が払わなくてはならないこと、以前の世界に戻ることを夢見る人々、きれいごとだけを並べててる人々の多さ、世論の幻想をただそうともしない指導者たち、或いは指導者気取りの人々に対して。

    パンデミック以前の世界に戻ることはありえないとして、来るべき未来に備えるためなすべきことを語っている。

    多くの人は、今回の危機によりアメリカの覇権は幕を下ろし、代わって中国が覇権国になると考える。しかし、ジャックさんは今回の危機で両国は衰退し、覇権なき世界へ向かう変化が加速すると考える。

    覇権なき世界の中で、自由、力、豊かさを実現するために「命の経済」を説く。

    我々の生活様式と生態系への影響が、今回のパンデミックを大きく悪化させた。だから、我々は、組織構造、消費、生産の形態を抜本的に見直す必要がある。
    生産がこれまで著しく不足していたが、生活に必要不可欠だと判明した部門、「命の経済」へと社会を誘導する必要がある。
    それは、
    ①パンデミックとの戦いに勝利するために必要な部門。
    ②パンデミックによって必要性が明らかになった部門。

    例えば、
    ①治療薬とワクチン、ヘルスケア、マスク、検査用キット
    医療機器、公衆衛生。
    ②小肉多菜、小糖多果、地産地消
    レストランのテーブルの配置、テイクアウトサービス。
    ③一極集中の是正。
    隔離施設としても利用可能な構造のバカンス村。
    ④永続的、実践的、具体的な教育。
    デジタル化に向き合える人材の育成、遠隔指導。
    生涯学習の拡充。

    そして、今後、新たなパンデミックの出現があれば、恐怖に曝された人々が自由より安全を優先し、他者への警戒から他者そして自身が監視されることを容認するようになる。
    つまり、独裁社会が出現するだろう。

    それに打ち勝つには代議制で、国民の命を守り、謙虚で公平で将来世代の利益を民主的に考慮する「闘う民主主義』への移行が求められる。

    ふうっ。


    以下、メモ。
    ・死に意味を付与することに成功すると、その文明は繁栄する。逆に、意味を見出すことができないと、その文明は消滅する。

    ・感染症が蔓延すると、自由は疑問視されるようになり、民主的であろうとする社会体制は崩壊する恐れがある。

    ・自由になるには、各自が自己をできるだけ正確に知ろうと関心を持つことが重要だ。

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    2021年03月11日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    ネタバレ

    541年 腺ペスト 中国から
    1817年 コレラ インド
    1957年 アジア風邪
    1981年 AIDS 
    2002年 SARS 中国
    2005年 鳥インフルエンザ
    予見可能な死と、誰もがいつ死ぬかもしれない死

    感染爆発の原因
     医療制度が国の負荷/世界の相互依存/自信過剰/利己主義/見捨てられた層
    政治不信
     公的債務が制御可能なのは名目成長率が金利より安いうちだけ
    中国 「国進民退」
     世界の工業製品の付加価値の25%
     アフリカ債権の20%
     国連FAO、ITU、UNIDO、ICAO幹部は中国人

     世界のほとんどの一党独裁は中間層の反乱で瓦解した
     アメリカ 世界45か国に軍事基地、中国はジブチとミャンマーのみ
     アメリカと中国が衰退する?
     人工物 巨大企業が政治を動かす

    孤独という伝染病
     アメリカの四人に一人、イギリスの三人に一人、スウェーデンは50%
     高齢者施設、刑務所、精神科病院
     混雑の中でもヘッドホンの若者
     死者のバーチャル化
    生命は画一的なところには宿らない
    企業は居心地のいいホテルに

    生命の保護と自己監視
     人の感染症の60%は動物を食べたり接触が原因

    命の経済
     健康/衛生/スポーツ/文化/都市インフラ/住宅/食糧/農業/国土保全
     安全/防衛/リサイクル/水道/エネルギー/エコロジー/
     教育/イノベーション/通信/商取引/物流/配送/公共機関保険/金融
     女性が担っている 

    戦う民主主義
     1.代議制 2.命を守る 3.謙虚 4.公平 5.将来世代の利益
     

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    2021年10月14日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    命の経済とは。
    人を思う気持ちを大切にして、いかに生まれた国のため、育った故郷のために尽くせるか。
    このようなパンデミックに侵された世界から、
    もう過去のような生活スタイルは戻らないかもしれないが、どのように生きていけば良いか。
    考えさせられた著書であった。

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    2021年02月11日