町田健のレビュー一覧
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[ 内容 ]
世界に存在する言語数は七千にも及ぶ。
単純に計算すると、一つの国で何と三十以上もの言語が使われていることになる。
その中から四十六の主な言語を取り上げ、成り立ち、使われている地域、話者数、独自の民族文化を徹底ガイド。
言葉を使うとは、単に他者に意味を伝達するだけではない、社会的なアイデンティティーを表すことでもある。
言語の奥深さ、多様さ、面白さ、そして社会情勢にかかわる背景などを紹介する。
[ 目次 ]
第1章 ヨーロッパ(スペイン語;ポルトガル語;イタリア語;フランス語;バスク語;アイルランド語;オランダ語;ワロン語・フラマン語;ドイツ語;ギリシャ語;ルーマニア語;セルビア -
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[ 内容 ]
現代思想の原点がここにある。
コトバの本質を問う「ソシュール以後」の軌跡。
[ 目次 ]
第1章 ソシュールはこう考えた(コトバの本質を求めて―分析対象の設定 ソシュールが示した指針―体系と構造)
第2章 ソシュールの考えはどう継承されたか(最初のターゲットは音素だ―プラハ学派キーワードは関係性―コペンハーゲン学派)
第3章 花開くソシュール(具体的な言語事例を構造主義的に分析―バンベニスト コトバは経済的にできている―機能主義)
第4章 構造主義言語学の課題(疑いえない原理だけを基準に 構造の問題 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 -
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「生成文法」で、言語学の世界に大きな変革をもたらしたチョムスキー。この本は、その「生成文法」を出来る限り簡易に書こうとしているように思えます。
なるほど、最初のうちはまあまあ分かりやすいような気もします。
ただ、やはり後半になって色々な専門用語が増えてくると意味がわからなくなります。θとか、ミニマムナントカとか。チョムスキーの生成文法をとらえるには、時間をかけて本を何冊も読まなければいけないと痛感します。それだけでも、この本を読む意味はあるのではないでしょうか。
すっきりと分かったのは、直接構成素分析まで。それ以降は手応えがありすぎてあまり読み解けなかったような気がします。
まだまだこれから -
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46の言語について、その成り立ちや特徴、文化的・歴史的・社会的背景などを、1つの言語につき4ページでまとめて紹介した本。国際ニュース系雑誌の連載を新書にしたもので、それぞれ均等な分量でとてもきれいにまとまっている。
決して言語に関して専門的なものではなく、一般の興味をひく程度に紹介されており、聞いたことのない言語や全くなじみのない言語でも、抵抗なくあっさりと読むことができる。地図も載っており、世界旅行をしているような気分で楽しく読むことができた。特に興味を持ったのは、アイルランド語、チェコ語・スロバキア語、インド英語、インドネシア語、クルド語、ヘブライ語、ケベックのフランス語など。巻末に言 -
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ソシュールの構造主義から、構造主義を継承し発展させた言語学者たちの思想や理論についてわかりやすく解説されていた。ただ丁寧に解説しすぎてやや回りくどい印象も。
「体系」というものが単語間の中で特徴・意味の違いを見出すことのできる集合である点でヨコの広がりであり、一方ソシュールの指す「構造」は線状性をもつ文というものの中での単語の関係性であるという点で、タテのつながりであるのだ、と私は解釈し、関係性の中でコトバの意味が決まるという構造主義の考えへの理解が深まった。しかしやはり現代進んだ研究の至っても、コトバとそれが伝達する意味との関係を普遍的な理論で説得力を持って説明できてはいないようだ。
また、 -
購入済み
スタートしたばかり!
未だ始めたばかりで評価はおこがましいですのですが、取り着き易そうな気がして居ります。実際の会話はこの様に話して、相手がどの様に受け取るか判らないですが、咄嗟の時に口から出ればマー良いか的に記憶のトレーニングの心算です。相手が質問して来た時は、理解しようと努力してくれるでしょうから。
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「科学としての言語学」を厳格に掲げる立場から、チョムスキーの生成文法を批判的に解説している本です。
生成文法の理論の変遷を簡潔にたどっていく形で説明がなされているのですが、そのたびに著者によるほぼ同趣旨の批判が繰り返されるので、若干うんざりさせられますが、批判の内容に関してはそれなりに納得できるものではないかと思います。著者自身が「科学としての言語学」としてどのような内容がふさわしいと考えているのかまったく知らないのですが、認知的なシステムの裏付けがないところで恣意的に統語論的な枠組みを想定するのは、やはり問題が大きいのではないかという気がしました。
とはいえ、本書のように著者自身の立場を -
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ネタバレ【★ソシュールにおけるコトバの原理】p161
言語記号の内容部(意味)と表示部(音素列)の間にある恣意性、記号が一列に並ぶという線状性。
比較言語学→一般言語学へ
同じ意味が伝達される過程に本質的に関わってくる要素こそが重要なのであって、ソシュールはこれを「ラング」と呼んだ。p31
個別言語を作っている要素のうちで、同じ意味の伝達に関係してこない要素をソシュールは「パロール」と呼んだ。ラングとパロールを合わせた個別
言語の全体像が「ランガージュ」である。p32
→結局のところパロールは、具体的な音声およびそれを作り出すあるいは知覚するための生理的な運動であって、何らかの方法で具体的に観察 -
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雑誌「フォーサイト」の連載をまとめたもの。各言語を4ページずつで解説する単調な構成だが、読み始めるとぐいぐいと引き込まれた。言語学的な解説はさておき、それぞれの言語の話者の分布、民族や宗教との関係、言語の系統や同系言語との相互理解ができるかどうかなどが盛り込まれている。使用文字が同系統の言語間で異なる場合があることや、その背景に宗教や地域支配の歴史があったりすることがおもしろい。
・メディチ家の支配するフィレンツェがルネッサンスの中心地だったため、トスカーナ地方の方言がイタリア語の標準になった。
・セルビア語とクロアチア語はほぼ相違がないが、セルビア人は東方正教系でキリル文字を用い、クロアチ