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Posted by ブクログ
「能記」「所記」って何??
「シニフィアン」「シニフィエ」って何??
「ラング」「パロール」って何??
・・・etc
言語学に興味はあるけれど、どこから手をつけたらよいのか分からないという方にピッタリなのではないでしょうか。言語学の世界で使用されている様々な用語を分かりやすく、当時の時代背景も含めて解説してくれています。
あくまで「言語学」という学問の書なので、難しくて分かりにくい箇所も多いかと思いますが、この本が言語学の深い所は入っていくための「はじめの一歩」には充分なりうると思います。個人的には「ラング」「パロール」の説明にあまりよく分からない箇所がありましたが、概ねなかなか分かりやすい良書なのではないかと思います。
「もし単語の能記(音素列)と所記(意味)の関係が恣意的ではなかったとしたら、一つの音素列と一つの意味の結びつきは、結びついた結果の単語がなくならない限りは永遠に変わりようがないはずです。結びつきが恣意的だからこそ、音素列と意味の関係にずれが起きて、その結果として、単語の能記や所記の変化が生じることができるのだというわけです。というわけで、言語記号の恣意性は、言語が変化することを保証する原理として、コトバの性質の中では大変貴重な役割を果たしているのだということになります。確かに、言語は必ず変わるようになっているわけですから、恣意性があるから変化できるというソシュールの指摘は、コトバのしくみの大切な点をとらえています。」(p108)
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
本書は、現代言語学の方法を決定したスイスの偉大な言語学者フェルディナン・ド・ソシュールの学説を、できるだけ具体的にわかりやすく解説したものです。
特に、私たち人間が、コトバを使ってどうしてコミュニケーションができるのかという、ソシュールが解明したかった問題を中心にしながら、コトバの本質的なしくみを探っていくことを目標にしています。
[ 目次 ]
第1章 ソシュールは何を解明しようとしたのか(文字が作られた背景 「品詞」を考えたギリシア人(紀元前一世紀) 普遍文法―ポール・ロワイヤル文法(一七世紀) ほか)
第2章 ソシュールが目指した言語学(言語学の対象―ラングとパロール 言語記号 コトバのしくみを探るための視点)
第3章 ソシュールが明らかにしたコトバのしくみ(コトバの単位 コトバに見られる体系性 連合関係と連辞関係 ソシュールの構造主義)
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