ソシュールと言語学 コトバはなぜ通じるのか

ソシュールと言語学 コトバはなぜ通じるのか

ビジネス・実用
1,034円 (税込)

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深く考えてみるまでもなく、音声と概念とはまったく性質が違うものです。音声は波ですから見たり触ったりすることはできないにしても、とにかく物理的な実体であるのに対し、概念は決して物理的な実体とは言えません。それなのに、私たち人間がコトバを使う時には、その似ても似つかない2つのものを対応させています。しかも、その対応のさせ方は、同じ言語を使う人々であればまったく同じなのです。もちろんだからこそコトバを使って意味の伝達ができるようになっているのですが、これほど性質の異なる2つの要素を、同じ言語を使う人々がどうして正しく結びつけることができるのかは、考えてみれば不思議なことです。――〈本書より〉 (講談社現代新書)

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社現代新書
  • タイトル
    :
    ソシュールと言語学 コトバはなぜ通じるのか
  • タイトルID
    :
    60000881
  • 電子版発売日
    :
    2015年03月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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ソシュールと言語学 コトバはなぜ通じるのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    言語学はソシュールの解説本を一冊読んだのみでまるで未知の領域だが、本著を読んだことで興味関心は鰻登り。
    ソシュールは構造主義の始まりの人と形容されるが実際は言語の「体系」について初めて踏み込んだ人。構造というよりも、体系の方が適している。
    彼の方法論はのちにレヴィ=ストロースに継承されるが、言語学における影響力も当然のことながら甚大。
    記号的要素と音声的要素が言葉を生み出す。
    言葉について考えれば考えるほど頭が迷宮に入り込む。

    0
    2024年05月13日

    Posted by ブクログ

    前半は、ソシュールの『一般言語学講義』に見える諸概念やソシュールの学説を概説している。後半では、ソシュール以降の言語学を振り返り、各学説の功績と課題を指摘している。

    0
    2024年03月05日

    Posted by ブクログ

    ソシュールのことはもちろんだが、ソシュール以後の言語学者がどのようにソシュールの考えを取り入れたのかについても書かれていた。
    特にマルチネのコトバの経済性の原理の考え方が面白かった。
    また、構造主義言語学は、疑いようのない事実を立脚点とすることを重視し、事実に基づいて論証していくやり方であるが、この疑いようのない事実を人間の特徴から見出していたことに驚きつつ、でもよく考えたらそりゃそうだなぁと納得できたことに面白さがあった。
    これは、一般的に思考する上で参考になると思った。

    0
    2021年08月02日

    Posted by ブクログ

    ソシュールが提示した、言語記号の「恣意性」と「線条性」、コトバを構成する「要素」の間にある「関係性」(「要素」間の差異によって各要素の「意味」が確定するひとつの「体系」)などなど、についてわかりやすく解説してくれている。後半は、ソシュール後の言語学の展開をおさえることで、ソシュールが提示したこととしなかったこと、ソシュールの何が後の言語学に影響しているのか、等を具体的に示していてくれる。その中で著者が強調しているのは、言語学は実証的な科学であってこそ意味のあるものとなる、という立場である。

    0
    2015年03月17日

    Posted by ブクログ

     「これはりんごです。」、こんな当たり前の文が当たり前に通じることを不思議に思い本書を購入。
     リ・ン・ゴと言われ思い浮かぶアレと単語を結びつけているのは恣意性であるとの記述にハッとさせられた。人と人との対話の難しさの根本はここにあるのかもしれない。
     まだ言語には未解明の部分も多いらしく今後の発展に期待したい。

    0
    2014年12月08日

    Posted by ブクログ

    比較言語学や構造主義などソシュールが専攻した学問の目標や理由を知れた。

    「ことばがなぜ通じるのか。」この問いこそがソシュールが解明したかった問題である。

    問いに対して、音声学や意味論の観点から、ソシュールの言葉の分析の過程を学べる本である。

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    ソシュールの言語学からその後に至るまでを書いた本。
    ソシュールの部分についてはとてもよく理解できた。その後の展開についてもなんとか理解できた気になったけども、最近の研究展開などにはついていけず。

    とは言え全てを理解できないことが本の評価にはつながらない。
    まずは肝と言えるソシュールの言語学をおさえられたので自分の中では満足でした。

    0
    2022年08月21日

    Posted by ブクログ

    ソシュールと、彼の思想を引き継いだ言語学者たちの仕事について解説している本です。

    日本を代表するソシュール研究者の丸山圭三郎は、主著『ソシュールの思想』(岩波書店)において、ソシュールの思想のエピステモロジーとしての側面に焦点を当てていました。丸山の考えるエピステモロジーは、科学的な認識の批判的検討を意味しており、そこではソシュールは、マルクスの仕事が経済学批判として解釈されるのと同様の意味で、言語学批判をおこなったと論じられていました。

    これに対して本書で焦点が当てられているのは、通常科学としての言語学の中でソシュールの仕事が持つ意義を明らかにすることだと言えるでしょう。ソシュール以後の言語学者では、プラーグ学派のトルベツコイ、コペンハーゲン学派のイェレムスレウ、フランスのバンヴェニストとマルティネが取り上げられ、

    現代思想には関心があるけれども言語学そのものには関心がないという読者の場合、ソシュール、チョムスキー、レイコフといった主要な言語学者の仕事についてのおおまかなイメージがあるだけで、言語学という学問の営みそのものの発展についての知識が欠けているということは、おそらく少なくないと思います。私自身もそうなのですが、そうした読者が科学としての言語学におけるソシュールの仕事の意義について知るためには、たいへん有益な本ではないかと思います。

    0
    2017年01月17日

    Posted by ブクログ

    ソシュール言語学とその後の変遷について、なかなかわかりやすく書いてある。バンベニストの章はフランス語の文法知識があると理解が深まるはず

    0
    2015年06月14日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    現代思想の原点がここにある。
    コトバの本質を問う「ソシュール以後」の軌跡。

    [ 目次 ]
    第1章 ソシュールはこう考えた(コトバの本質を求めて―分析対象の設定 ソシュールが示した指針―体系と構造)
    第2章 ソシュールの考えはどう継承されたか(最初のターゲットは音素だ―プラハ学派キーワードは関係性―コペンハーゲン学派)
    第3章 花開くソシュール(具体的な言語事例を構造主義的に分析―バンベニスト コトバは経済的にできている―機能主義)
    第4章 構造主義言語学の課題(疑いえない原理だけを基準に 構造の問題 ほか)

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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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    [ 参考となる書評 ]

    0
    2010年10月09日

ソシュールと言語学 コトバはなぜ通じるのか の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社現代新書
  • タイトル
    :
    ソシュールと言語学 コトバはなぜ通じるのか
  • タイトルID
    :
    60000881
  • 電子版発売日
    :
    2015年03月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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