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世界に存在する言語数は七千にも及ぶ。単純に計算すると、一つの国で何と三十以上もの言語が使われていることになる。その中から四十六の主な言語を取り上げ、成り立ち、使われている地域、話者数、独自の民族文化を徹底ガイド。言葉を使うとは、単に他者に意味を伝達するだけではない、社会的なアイデンティティーを表すことでもある。言葉の奥深さ、多様さ、面白さ、そして社会情勢にかかわる背景などを紹介する。
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Posted by ブクログ
言語世界地図 著:町田 健 出版社:新潮社 新潮新書 266 アフリカの諸本をあさっていたら、ヒットした1冊が本書でした。アフリカだけを説明しているわけではないので、くまなく目を通すこととする。 ともかく、英語は苦手だが、中学から大学はもちろん社会にでてからも付きまとわれ、日本語も日常語として、...続きを読むビジネスが鍛えてくれた。そういうわけで、言語とは苦手なものの一つとなっています。 さらに、そこそこに、ビジネスを回せるようになるには、7万の語彙が必要とされ、複雑で、慣用的な文法等の巨大な壁がたちふさがっている。 2つでも難儀なのに、世界には、言語が6000とも、7000ともあるとのことです。本書は、その中で代表的な46言語をハイライトしています。Google 翻訳が対象としているのは、2026年5月23日現在で、243ありました。 本書は、それら膨大な言語群をいろいろな切り口で分類して、論理的に説明してくれる、ありがたい本なのである。そして、地図が多用されていて、地球上は実に複雑に民族が入り組んで生活しているのが一目でわかります。 共通語、公用語、標準語 ・支配者がつかっていたものが広まったもの、植民地など 英語、仏語、アラビア語など あるいは、航空管制や、国際社会でコミュニケーションを行うために選定した少数の言語、英語、露語など ・組織がコミュニケーションを行うために代表な言語を選定としたもの、国際公用語、第一公用語など ・国のなかで、方言の差異を吸収してあらたに、標準として政府が選定したもの ・国際連合の公用語 英語、仏語、西語、露語、中国語、アラビア語 語族 ・英語と仏語のように、同じ言語から派生した兄弟のような関係の言語群をいう ・祖語、もともとの共通であった言語をいう ・民族の移動や、地域で歴史を下るにしたがって分化していく言語の元になる言語 世界の紛争の連携の1つが、言葉であることが分かります。同じ言葉をしゃべる人々は仲間であり、助け合うべき存在なのです。 形態的類型論 膠着語日本語など 屈折語ラテン語など 孤立語中国語など 語順 S:主語、V:述語、O:目的語 SOV型日本語など SVO型英語など VSO型アラビア語など VOS型マダガスカル語など。 母音、子音 品詞、活用(規則、不規則)、性、格、時制、人称 口語、文語、語形 言語に対して、文字、表記法、字形(語頭、語中、語末)、語根、接頭辞、接尾辞、声調(四声等) 語族 インド・ヨーロッパ語族:ユーラシア大陸の中東、欧州圏で一般的な、言語群 ロマンス諸語(スペイン語、イタリア語、フランス語等) ゲルマン諸語(ドイツ語、オランダ語[フラマン語]、ベルギー語、英語、スカンジナビア諸語) ケルト諸語 バルト諸語 東スラブ語族(ロシア語、ウクライナ語、ベラルーシ語) 西スラブ語族(ポーランド語、チェコ語、スロバキア語) 南スラブ諸語(セルビア語、クロアチア語、スロベニア語、ブルガリア語) インドイラン諸語(ペルシャ語、ヒンズー語、ウルドゥ語、パシュト語[アフガニスタン]、クルド語) アフリカーンス ウラル語族: フィン・ウゴル諸語:北欧系(フィンランド語、エストニア語、ハンガリ語(フン族とは関係ない) ドラビタ語族 ドラビタ諸語 インド系(タミル語、テグル語、カンナダ語、マラヤーム語:南アジア) オーストロネシア語族 西オーストロネシア語派(マレー語、インドネシア語) タガログ語(フィリピン)、台湾語 オーストロアジア語族 ベトナム語、カンボジア語 タイ・カダイ語族 タイ諸語 シナ・チベット語族 中国語、チベット語、ラオ語、クーン語、シャン語、広東語 テュルク語族 トルコ語、アゼルバイジャン語、ウズベク語、ウィグル語、カザフ語、キルギス語、タタール語、サラル語 モンゴル語族 モンゴル語 朝鮮語族 朝鮮語、韓国語 日琉語族 日本語 アフロ・アジア語族 セム諸語 アラビア語、ヘブライ語、エチオピア語 南コーカサス語族 グルジア語[ジョージア語] ニジェール・コンゴ語 スワヒリ語、パンツー系言語 ナイル・サハラ語族 コイサン諸語 気になったのは、以下です。 ・日本のように、一国、一言語というのはめずらしい。公用語はあれど、地域ごと、民族ごとに言語が分かれていることは珍しくはない。地方ごとに公用語が定められている場合もある ・異文化と接触することで、借用語、外来語の流入が生じる。葡⇒日:カステラ 等。 ・単語は、知識の移転とともに、言語間を行き来する。(音楽用語、アンダンテ、伊⇒日、独、英) ・ある時期の英国のように、階級によって使われている言語が違う場合がある 目次 はしがき 第1章 ヨーロッパ スペイン語 ポルトガル語 イタリア語 フランス語 バスク語 アイルランド語 オランダ語 ワロン語・フラマン語 ドイツ語 ギリシャ語 ルーマニア語 セルビア語・クロアチア語 ハンガリー語 チェコ語・スロバキア語 ポーランド語 フィンランド語 スカンジナビア諸語 バルト三国 ロシア語 第2章 アジア タミル語 インド英語 シンハラ語 ベトナム語 ラオ語 ウイグル語 チベット語 モンゴル語 広東語 台湾語 韓国語(朝鮮語) 日本語 第3章 中東、アフリカ アラビア語 ペルシア語 トルコ語 アフガニスタンの公用語 チュルク諸語 グルジア語 クルド語 ヘブライ語 スワヒリ語 南アフリカの公用語 第4章 アメリカ大陸、その他 英語(上) 英語(下) ケベックのフランス語 ケチュア語 国連公用語 終わりに ISBN:9784106102660 判型:新書 ページ数:224ページ 定価:700円(本体) 2008年05月20日発行 2008年05月30日2刷
世界地図を覚える一つの方法。 高校時代、世界史ではさっぱり頭に入らなかった国々の歴史が、言語を通して興味深く読める。
世界の主要言語を、4ページずつ、分かりやすく解説したもの。分布地図も経済されていて、分かりやすいです(^o^)著者も、テレビに御出演されている有名な方なので、ある程度書き手を把握しながら読めて良かったです。 こういう類の本は、偏見が入りやすい気ざするので(^_^;)
おもしろかった。 世界のいろんな言語を、国際情勢や文化にも触れつつ簡単にまとめてあります。 一つ一つのチャぷたーも長くないので、電車の空き時間読書に最適。
人類が話し聞き書く全ての言葉を、話し聞き書くことは出来るだろうか。著者町田健はおたかも地球上の全ての言葉を聞き話し書く事が出来るかのように『言語世界地図』を描き見せた。素晴らしい。今、日本人の自分が日本語を知ろうと格闘を始めたばかり。ちょっと勇気づけられた。 この本だけで人が話し聞き書くことの意味を...続きを読む知ることはできない。でも、構造の違う脳味噌を持ち合わせたら、ひょっとしたら意味を察することが出来るかも知れないと思わせる。言語学とやらがヒントのらしいが。
世界の言語から特徴的なものを抽出して、言語の特徴や歴史、話者の分布などを説明した本 言語を知るだけでなく、世界中の国のことが知れて面白かった
なんと、単一言語の国は珍しいものだったのか。 日本人が英語を上達しないのは日本語以外の言葉を遣う必要がないから、と言われてまぁな、とは思ってたけど、こういうことやったんか。 同じ国でも地域によって言語が違う。方言とかいうレベルではなく。それは民族的な主張でもある。簡単に捨てられるものではない。東京で...続きを読む関西弁を貫く関西人も同じか。 みんな必要に駆られていろんな言語を身につけてたんや。驚き。 島国なのはかなり影響あると思うけど、それにしても日本の統治ってすごくない?
世界史、語学が好きな人は読んだら楽しいと思う。 語学は習ったけど、言語学っていう言語の成り立ちは、もっと深いところから語学を学ぶようで楽しいだろうな。 実際に読んでいて楽しかったな!もっと例文みたいなのがあって、それがなんで書かれているか理解できたらさらに楽しく読めると思う。
[ 内容 ] 世界に存在する言語数は七千にも及ぶ。 単純に計算すると、一つの国で何と三十以上もの言語が使われていることになる。 その中から四十六の主な言語を取り上げ、成り立ち、使われている地域、話者数、独自の民族文化を徹底ガイド。 言葉を使うとは、単に他者に意味を伝達するだけではない、社会的なアイデ...続きを読むンティティーを表すことでもある。 言語の奥深さ、多様さ、面白さ、そして社会情勢にかかわる背景などを紹介する。 [ 目次 ] 第1章 ヨーロッパ(スペイン語;ポルトガル語;イタリア語;フランス語;バスク語;アイルランド語;オランダ語;ワロン語・フラマン語;ドイツ語;ギリシャ語;ルーマニア語;セルビア語・クロアチア語;ハンガリー語;チェコ語・スロバキア語;ポーランド語;フィンランド語;スカンジナビア諸語;バルト三国;ロシア語) 第2章 アジア(タミル語;インド英語;シンハラ語;ベトナム語;ラオ語;ウイグル語;チベット語;モンゴル語;広東語;台湾語;韓国語(朝鮮語) 日本語) 第3章 中東、アフリカ(アラビア語;ペルシア語;トルコ語;アフガニスタンの公用語;チュルク諸語;グルジア語;クルド語;ヘブライ語;スワヒリ語;南アフリカの公用語) 第4章 アメリカ大陸、その他(英語;ケベックのフランス語;国連公用語) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
46の言語について、その成り立ちや特徴、文化的・歴史的・社会的背景などを、1つの言語につき4ページでまとめて紹介した本。国際ニュース系雑誌の連載を新書にしたもので、それぞれ均等な分量でとてもきれいにまとまっている。 決して言語に関して専門的なものではなく、一般の興味をひく程度に紹介されており、聞...続きを読むいたことのない言語や全くなじみのない言語でも、抵抗なくあっさりと読むことができる。地図も載っており、世界旅行をしているような気分で楽しく読むことができた。特に興味を持ったのは、アイルランド語、チェコ語・スロバキア語、インド英語、インドネシア語、クルド語、ヘブライ語、ケベックのフランス語など。巻末に言語系統図や、「膠着語」、「母音調和」、「放出音」など、よく出てくる用語のちょっとした解説などがあわせて載っていれば、言語そのものに加えて言語学に対する興味を起こす本になったかもしれない。(09/04/11)
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