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Posted by ブクログ
「生成文法」で、言語学の世界に大きな変革をもたらしたチョムスキー。この本は、その「生成文法」を出来る限り簡易に書こうとしているように思えます。
なるほど、最初のうちはまあまあ分かりやすいような気もします。
ただ、やはり後半になって色々な専門用語が増えてくると意味がわからなくなります。θとか、ミニマムナントカとか。チョムスキーの生成文法をとらえるには、時間をかけて本を何冊も読まなければいけないと痛感します。それだけでも、この本を読む意味はあるのではないでしょうか。
すっきりと分かったのは、直接構成素分析まで。それ以降は手応えがありすぎてあまり読み解けなかったような気がします。
まだまだこれから。チョムスキーを甘く見てはいけない、と痛感しました。
Posted by ブクログ
「科学としての言語学」を厳格に掲げる立場から、チョムスキーの生成文法を批判的に解説している本です。
生成文法の理論の変遷を簡潔にたどっていく形で説明がなされているのですが、そのたびに著者によるほぼ同趣旨の批判が繰り返されるので、若干うんざりさせられますが、批判の内容に関してはそれなりに納得できるものではないかと思います。著者自身が「科学としての言語学」としてどのような内容がふさわしいと考えているのかまったく知らないのですが、認知的なシステムの裏付けがないところで恣意的に統語論的な枠組みを想定するのは、やはり問題が大きいのではないかという気がしました。
とはいえ、本書のように著者自身の立場を鮮明に押し出した内容の本に、「チョムスキー入門」というタイトルを付すことには、やはり疑問なしとしません。「20世紀思想家文庫」というシリーズの一冊として刊行された田中克彦の『チョムスキー』も、イデオロギー的な批判に終始しており、どうも生成文法は一般の読者にも手に取りやすい入門書に恵まれていないのではないか、という気がします。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「言語学の巨人」の難解な理論を、“マチケン”先生が分かりやすく丁寧に解説。
「抽象的思考力」を身につけるための一冊。
[ 目次 ]
第1章 文の構造を分析する(「文法」とは何か 語順の決まり ほか)
第2章 生成文法とは何か(生成文法の登場 文の構造を表す方法 ほか)
第3章 深層構造と表層構造(句構造規則は単純な方がいいのか 句構造規則を超える―深層構造の登場 ほか)
第4章 普遍文法を追究する(生成文法と主語、目的語 普遍文法を仮定する ほか)
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