町田健のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「能記」「所記」って何??
「シニフィアン」「シニフィエ」って何??
「ラング」「パロール」って何??
・・・etc
言語学に興味はあるけれど、どこから手をつけたらよいのか分からないという方にピッタリなのではないでしょうか。言語学の世界で使用されている様々な用語を分かりやすく、当時の時代背景も含めて解説してくれています。
あくまで「言語学」という学問の書なので、難しくて分かりにくい箇所も多いかと思いますが、この本が言語学の深い所は入っていくための「はじめの一歩」には充分なりうると思います。個人的には「ラング」「パロール」の説明にあまりよく分からない箇所がありましたが、概ねなかなか分かりやすい -
Posted by ブクログ
ソシュールと、彼の思想を引き継いだ言語学者たちの仕事について解説している本です。
日本を代表するソシュール研究者の丸山圭三郎は、主著『ソシュールの思想』(岩波書店)において、ソシュールの思想のエピステモロジーとしての側面に焦点を当てていました。丸山の考えるエピステモロジーは、科学的な認識の批判的検討を意味しており、そこではソシュールは、マルクスの仕事が経済学批判として解釈されるのと同様の意味で、言語学批判をおこなったと論じられていました。
これに対して本書で焦点が当てられているのは、通常科学としての言語学の中でソシュールの仕事が持つ意義を明らかにすることだと言えるでしょう。ソシュール以後の -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
世界に存在する言語数は七千にも及ぶ。
単純に計算すると、一つの国で何と三十以上もの言語が使われていることになる。
その中から四十六の主な言語を取り上げ、成り立ち、使われている地域、話者数、独自の民族文化を徹底ガイド。
言葉を使うとは、単に他者に意味を伝達するだけではない、社会的なアイデンティティーを表すことでもある。
言語の奥深さ、多様さ、面白さ、そして社会情勢にかかわる背景などを紹介する。
[ 目次 ]
第1章 ヨーロッパ(スペイン語;ポルトガル語;イタリア語;フランス語;バスク語;アイルランド語;オランダ語;ワロン語・フラマン語;ドイツ語;ギリシャ語;ルーマニア語;セルビア