トーマス・フリードマンのレビュー一覧

  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    ネタバレ

    本書を一言で表すと・・世界のバリュー創出の指揮系統は垂直から水平に変わった。一人の知恵よりも多数の知恵の方が優れており、独り占めせずに水平に反応するシステムを創り上げれば、より良いものが作れる。といったところだろう。バブル崩壊後の不況によって、企業はアウトソーシングやオフショアリングを進めた。その結果、グローバリゼーションは加速した。三重の集束(テクノロジー、プラットホーム、リソース)のおかげで、フラット化した世界の新プラットホームは、壁と屋根と床を実質上、一気に吹っ飛ばした。つまり、光ファイバーとインターネットとワークフロー・ソフトウェアが世界を結ぶと、共同作業を阻んでいた壁が吹っ飛ばされた

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    2011年03月05日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    ・フラットな世界では絶対に整理しなければならないことがある。それは「誰が何を所有するのかということだ」→知的財産権における法的整備の重要性を説いている。最後のフロンティアであるアフリカでも必ずこの法的整備が求められる。日本がそのグローバルスタンダードを作ることで世界でのプレゼンスを高めることもできるはず。

    ・特定の分野では過渡期があって発展途上国で賃金が下がる可能性があるが、世界経済全体のパイが大きくなりつつある限り、こうした低下が恒久的であるか、あるいは全体に広がると断定できる理由は何もない。→「労働塊」説の否定。労働の量は一定不変ではなく、様々な発明やイノベーションにより、その量は増大を

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    2011年03月22日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    ネットワークインフラの充実によるインターネット環境の充実、ビジネスプロセスの構築、アウトソーシングの進行による新興国の台頭。おもにこの3つの収束によってビジネスへの参加者が増加し、競争が激化しているよう。本の中ではフラット化、開かれた競技場ができたという表現がされている。

    世界でこんなことが進んでいるのかを実感する本。自分の仕事も別の人にとって変わられるかもしれないという可能性を知っておくことは大事だと思う。

    例が長いのと、インターネット関連はなまじ知っているだけに飛ばし読みもしていた。ただ、本の中で出てくる米UPSのビジネスには驚いた。そこまでやってるとは。

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    2011年01月12日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    ネタバレ

    フラット化する社会で(アメリカが)どうやって生き残るか?今のままでいいのか?という内容。アメリカが指摘されている問題は日本でも当てはまるもの。インドや中国は教育に力を入れている、アメリカ人はその点かつてほどの熱意がない!というのは日本には耳の痛い話。勉強しなきゃいかんなぁ。

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    2010年12月21日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    世界のフラット化の原因を説明した上巻に続き、中巻はどんな人が求められているかです。

    要するに、物理的な距離を越えたフラットな世界では、簡単な仕事はどんどん人件費が安いほうに流れるので、より複雑な仕事をできるように自分を高めていくしかない…という話。

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    2010年11月02日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

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    私には難しかったですが、目まぐるしく変化していく社会に置いていかれようと必死にもがくことも必要なのかもしれませんが、一度立ち止まることも必要だと思いました。下巻も読んでみます。

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    2024年05月26日
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

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    インタビュー書籍であることに買ってから気づく。主張への根拠が希薄で、、インタビュー書籍だから仕方ないか。

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    2021年03月04日
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

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    資本主義の未来について、現代を代表する学者の見解を知ることができました。

    ただ、内容が浅いため、理論的な話が少なかったのご残念です。

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    2020年07月02日
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

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    <目次>
    プロローグ 未完のその先を求めて
    C1ポール・グルーマン
    C2トーマス・フリードマン
    C3デビット・グレーバー
    C4トーマス・セドラチェク
    C5タイラー・コーエン
    C6ルトー・ブレグマン
    C7ビクター・マイヤー・ショーンベルガー
    エピローグ 加速する世界の中で

    P69(フリードマン)このフラットな世界では、だれもが自分
    以外の人の状況を見ることができる。そして人間はおし なべて自分の全能力を発揮しHたいと思っている。

    P172(ブレグマン)人生の意味とは何か、意味のある仕事  は、社会に何か価値を生みだすような仕事です。(略)
     成長するのは、ヘルスケア、教育。

    P1

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    2020年04月29日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

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    相変わらず、翻訳が読みづらいのだが、
    それでも内容は理解できなくもない。

    2007年がターニングポイントというのは、
    なるほど、確かにそうかもしれない。

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    2020年04月28日
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

    購入済み

    読みやすいが

    あまり真新しいことは書いていなかったように感じる。
    ただ、とても読みやすいので、知識を整理するためには有意義な本だと思う。

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    2020年02月14日
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

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    インタビュー形式でエッセイみたいに読めた。
    ただ7人にインタビューしたので
    浅く広い感じ。
    できればなぜ共産主義の中国が世界を制覇しよう
    かとする程になったのか、説明して欲しかった。

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    2020年01月28日
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

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    この価格で今現在の経済学者たちの現代の諸問題に対して見解を知れるいい内容だった。

    個人的にメディアが煽るAI脅威論には反対なので、そこを補完してくれるような内容もあり参考になった。

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    2019年11月16日
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

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    「経済は批判されたがっている」
    大きな意志の塊を擬人化してその特性を
    捉えるって感覚はとても使えそう。
    さまざまな学者の主張が手軽に読める良書

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    2019年11月13日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(下) 常識が通じない時代の生き方

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     本書の作者フリードマンの名著「フラット化する世界」が発売されたのは2005年だという。私が読んだのはその数年後だと思うが、インターネットの普及が先進国と新興国の格差を縮小させ世界をフラット化させる、との内容(だったと記憶している)が、その通りになったので洞察の正しさに感服した覚えがある。
     本書は、その後の技術や政治、社会の進展から今後の生き方までを考察したものである。技術的にはクラウドやAIの進化であり、社会は貧富など格差が広がり、世界は気候変動や難民増加で混乱が進んだ。これらを解決するには、人々が助け合って暮らすようなコミュニティが説いている。作者が子供の頃に過ごした社会がそうだったとい

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    2019年06月15日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    出た直後に読まなかったため、ずっと手に取らなかった本。洋書の版を見ると、こまめに改訂していたのが分かり、今更だけど読んでみた。3分冊なのに随分盛り沢山で、原著の版からすると4年半も経過しているのになかなか新鮮。

     MITのPodcastに出ていたからフリードマンって大学の先生だと思ってたら、ピュリッツァー賞3回も受賞したジャーナリストだったんですね。その経歴があってか、読み物として面白い。駄洒落じゃないけど、クルーグマンと一緒にしてた・・・。

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    2019年05月05日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(下) 常識が通じない時代の生き方

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    ミミクリー
    ポスト聖書の世界では、この世の最初の日から、神は選択を人間に任せたのだと考える
    ミネソタ州セントルイスパーク:多様性を受け入れる努力

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    2019年04月09日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

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    パート1 熟考
    ・遅刻してくれてありがとう
    パート2 加速
    ・2007年に一体何が起きたのか?
    ・ムーアの法則
    ・スーパーノバ
    ・市場
    ・母なる自然
    パート3 イノベーティング
    ・とにかく速すぎる
    ・AIをIAに変える

    著者は、トーマス・フリードマンで、代表作は『フラット化する世界』など。

    プロの物書きが、現在進行形で世の中で起きている事をコラムとして書き連ねた物という印象。

    この、十数年、いや、2007年から起きたテクノロジーの大加速に驚愕しつつも、直近で何が必要で、自分の子供の世代で何が必要となるのかについて筆者の視点からのメッセージが書かれている。

    個人的に面白いと思ったのは、

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    2018年12月03日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

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    今は誰でもキーボードを叩くだけで歴史を創れる
    2007年は歴史の当たり年
    ムーアの法則 王様とチェス盤と米の昔話と同じ
    テクノロジーは自らを土台とする仕組み スピードが加速する
    スーパーノバ
    言語を統計的手法で学習する
    電話番号は時代遅れになる
    ビッグシフトは労働力である限り学び続けることを要求する
    株取引のアルゴリズムは乱高下があると完全にてをひく 暴落に繋がりやすい
    高い人工増加率は教育や経済的向上に追いつけない  高齢か問題より深刻
    女性の教育と避妊具で人工増加は抑えられる

    パドルを水のなかに入れたままにしない パドルは舵ではない  急流て安定を高めるには流れより速く進もうとすること 

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    2018年11月03日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(下) 常識が通じない時代の生き方

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    上巻よりも劣る内容。躍動感は感じなかったが、それは米国の事を自分ごとで捉えられないからだろう。
    しかし、フリードマン氏の楽観主義にはいつも勇気付けられる。
    テネシー州ノックスビルを昨年訪れていた偶然を、フラット化する世界読書時に登場人物と仕事をしていた経験と重なり、また本書も印象に残る作品となった。

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    2018年10月12日