梶川卓郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何度となく使い古された、何らかのスキルを持つ人を戦国時代へタイムスリップさせるチープなプロット…と思わせておいて、まさかの硬派な歴史解釈を混ぜ込んだ本格戦国漫画!
これまでスポットの当たりにくかった数々の武将たちとその武士としての矜持や価値観に焦点を当てながら、料理が歴史や外交にどのように影響を与えつつ発展してきたかをつまびらかにする。そして圧倒的な存在感で描かれる信長が、もし本能寺で討たれてなければどのような世界になっていたか好奇心を駆り立ててくれる。
読者が入りやすい分かりやすくキャッチーな設定から、歴史の面白さ、武士道とは何か、敵同士にながれるわずかな人情、戦争の悲劇などを描ききった、ま -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々に読んだ『信長のシェフ』(梶川卓郎)。
出てくる料理が美味しそうでヨダレが出そうになるのは毎回の事ですが、
比叡山焼き討ちの裏を知って信長に対する見方が完全な【冷酷・残虐非道】からちょっと変わりました。
女子供も容赦なしの第六天魔王と呼ばれた彼だけど、
本書によればいくつかの文献には、《女子供が殺されたかもしれない人骨の跡が見られなかった》《寺で修行を行っているはずの僧侶たちはそこにはおらず、過ごしやすい場所に移って贅沢をしていたため、ほとんど空だった》と記されていたらしく、
「焼き討ちは『俺の道を塞ぐものは容赦しない』というパフォーマンスのみだった」との事。
昔に起こった事は -
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ケン
相変わらず、この時代の人がわからないであろうカタカナの外来語を使い料理のことを語ろうとするケン。もう毎度のことなのでみんな慣れて来て聞き流しているの笑える。
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料理が
この時代の食べ物は自然は豊富かもしれないけど、品種改良もされていないし調味料も手に入る食材も限られている。それらを使って素朴な料理しか作れないはずなのにこのクオリティーは尊敬。
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息つくまもない
36巻!
上様かっこよかった〜。
好きな人に理解してもらえないのって切ないなぁ。
秀吉が到着した時の来てくれた感もマンガ〜って感じでかっこよかった!
終わらないでほしいしハッピーエンドで終わってほしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小寺(黒田)官兵衛とケンのコンビがなかなかよかった。それと小早川隆景と毛利輝元も。輝元は無才の才を感じる大人物的な描き方で好感が持てて、まあありえない展開ながら物語としては一番面白くなるやり方。この流れから清水宗治切腹による手打ちがイマイチ見えてこないけれども……もはや本筋ではないから描かれないだろう。
それにしてもケンの才を知り尽くしている明智光秀は手強い。作品史上最後にして最強の好敵手。
「はむ?」
絶望的な状況下、楓さんがかわいすぎる。。。
ケンのクソ鈍感な勘違いもひどすぎる……
残すところ長くてもおそらくあと2巻、早ければ次巻で最終回を迎えそうなのだけど、本来知り得ない未来を秀吉が知