市川けいのレビュー一覧
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ネタバレ
うーん
最初に申し上げますがこの作家さん好きです。
全部読んでるし何度でも大事に読み返したい作品がいくつもある。
でもこの作品については…うーん。
何度読んでも納得いかない部分があるなぁと。
まず少年の置かれた状況。これって速攻通報案件でしょう。
主人公はどこまで踏み込んでいいのかとたわけた事を抜かしてますが、いやいやお前常識でモノ考えろよ?フツーに保護しなきゃならんだろう、とか考えてしまう。
まぁそうなると物語は始まらないわけなんですが、それにしても非常識というかなんというか…いい人っぽく描かれてますけど、この主人公は十分問題あると思います。
こういった問題で本人の自主性を重んじていいのは成人、せめて18歳以上の相手だけでしょう。
子供は論外。考えるまでもない。
なんでそこをはき違えてるかなあ?とか、読みながらどうしてもモヤモヤしてしまうので改めてレビューさせて頂きました。
虐待、ダメ、絶対。
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Posted by ブクログ
市川センセのエッセンスがギュッと凝縮された短編集。
表題作は、女子BLに掲載された作品とのことですが未読でした。男女の双子と男子高校生とのトライアングル的な関係。大人一歩手前の複雑な心情がにじみ出てる話。いつも一緒で好みも一緒だった双子に、突然均衡が崩れる瞬間。多分、双子だから顕が嫌じゃないならかなも嫌じゃない相手ですよね。それが♂を選ぶってのは…理不尽すぎるww
それにしても、女子目線でのBLは読んでてけっこう痛いですね。
「ベランダにて」は、不思議なストーリーで印象的でした。まだ恋人同士には至ってないけど、良い予感を感じさせる二人です。
「カウント3632」はエレベーターに閉じ込められた二人。二人のやりとりがすごく面白かったです。空気読めないし、飛躍しすぎな作家さんのぶっとびキャラに爆笑。この二人の話は延々と読んでみたいです。多分ずっとこの調子で楽しそう。プリーズ!
「ステップワン」は既読。好き好き言われるとうざいけど、知らん顔されるとそれはそれで悲しい…という男心が、かわいくてキュン。
「テストプレイ」は、マンネリ化した性生活に刺激を!ってやつですねw危ない扉を開けてる二人。ニヤつきました。
「道連れ」はアンソロで既読。ダメダメ男とクズ男、Hだけの関係だったのがゲスといえばゲスなんですが、おやじより若い方がいいと乗り換えた受も、ラッキーな流れで若い彼女ができた攻も、やっぱり相性が良かった元カレのエロい身体がわすれられない…という、ゲスで感慨深い話。
センセの多種多様な可能性が感じられて、思わず期待が膨らんでしまうような短編集でした。 -
Posted by ブクログ
スピッツというバンドを記号としてキャラクター設定に活かしたことは評価したい。そもそも商業的にそれが可能なことに驚いた。「スピッツソングノベルズ大賞」でさえ曲名を作中で使うのもアウトだったのになあ。
序盤に早速スピッツ論が展開されるが、そういうのを期待するなら直接田中宗一郎の分析を読めばいい。田中宗一郎のスピッツ論はどこかで読んだ気がするんだけど、ここまで引用するなら脚注つけろとは言わないからせめて巻末にソースをはっきり載せて欲しかった。自分でも探したけど明確にこの記述というのは見つけられなかった。
もちろん本作は別にスピッツファンじゃなくても読める。ただ、逆にスピッツファンからしてみれば期待はずれ感が否めない。別にスピッツを用いなくても「スピッツ」のキャラ設定は可能だよね。2話以降スピッツについての話は出てこないし。
何より、「スピッツは好き」だけど「ラブソングが嫌い」。この二極にあるそれぞれの設定が活かされていない気がする。
自分でも『スピッツ(これは本)』を読み返したけど、マサムネさんは早くから「俺らの曲の8割方はラブソング(94年5月)」とインタビューで口にしている。だったら、「ラブソングが嫌いなのになぜスピッツは好きなのか」で一話ぐらい書かなきゃ、わざわざスピッツというバンドを引っ張ってきた意味がないと思う。
作者はスピッツのことを嫌いではないのだろうけど、キャラ造形における中途半端さをどうしても感じてしまった。
この作品を垣根なしにスピファンに勧めることはできないと思う。そのあたりは商業的に失敗かな。
ただ、「涙の映画券」の冒頭部における素生と「スピッツ」のギャンブルを介したやりとりは好き。場面として面白かった。
この二人の今後は気になるところ。 -
Posted by ブクログ
高校男児のナチュラルな日常生活を描くのが上手いなーと、いつも思います。
今回もお得意の日常青春ラブでした。…ただし、レーベルがCIEL…
なので、この時点でエロ的なものを期待するのはすっぱり断念しましたww
幼馴染みの親友だったのに、高校生になってなぜか交流がパタリと途絶えてしまった、晄希と寛人との復活愛?のお話です。
あ~かわいい!回想シーンの二人がかわいいです。
晄希の「大きくなったらなりたいもの」にキューンとさせられてしまいました。
その想いがどんどん募っていって、自覚のないまま目覚めちゃった晄希です。「ホモじゃない」と、すごくそこにこだわってるのがピュアで初々しいです。
だけど、そのこだわりのせいで寛人を悩ませたり振り回したりしてしまうんですよねw
晄希のことなんてほとんど気にしてないように見えた寛人も、途中からあれ??と思うくらい、晄希にこだわってるのが伝わってきました。表情にはあんまり出さないけど、酔っ払うと豹変wここが面白くてツボでした。
晄希の方が思考回路が乙女で、寛人はすごく男前。晄希は逃げたり隠れたり、女子で試したり(あかん)、ダメっぷりがハンパないです。
その点、寛人は晄希に「キモくない」ときっぱり。一緒にいたいと宣言してとても前向きで、晄希が好きになってしまうだけの中身を持ってるなと思いました!
とても相性が良さそうな二人です。
二人の大学生活編、プリーズ!!合体ありでぜひ!CIELではムリですか…? -
Posted by ブクログ
特典 なし
リブレ アンソロ 漫画のみ
全体的に言うと、わたしがBLの中に見たかった女の子はそんなに描かれてはいなかったかなぁ。
卒論関連の文献読んでてフェミニズムとかジェンダーに敏感になってるからかもしれないけど、なんていうか、別にそればBLでなくても良かったんじゃない?って話が多かったかなって。
カバーも担当してらっしゃる秀良子さんの表ヅラは完璧、実は腹黒美少年×暗くてキモい男子を見てしまうモブ女子っていうお話は、やはりカバー+巻頭担当なだけあって読み応えってか、うんうん、女子BLってこういうことよなー!っていう手応えがあった。
私たち女子はきっと一生、BLの主人公には、あのきらめきの最たる人物にはなれないんだ、って。
そんな想いを抱きました。
次の糸井のぞさんの孝行教師→×誘拐犯(?)→反抗期の思春期女子高生の奇妙な生活を描くお話も好き。
途中の誘拐犯と女子高生、しかもそこに女の子の通う高校の先生も絡んでくるっていうおかしな生活も好きだし、最後に結局女の子が二人の元に帰ってくる、っていうのが最高に奇妙なんだけどものすごく切なくて好みだった。
まぁ糸井のぞがそもそも好き、この人の描くお話のへんてこ切ない部分が好きってことは大分大きいと思うw
女子BL云々ってか、糸井のぞの大勝利感はあるw
ふみふみこはやっぱり男の娘のスペシャリストwww
肝心の主人公ってか語り部たる女の子の描き方の雑さもなかなかだけどw、あくまで男の娘であって女の子ではないっていうのがちゃんとね、描かれているんですよね。
これも理想の女の子@BLだったなぁ。
途中、他にもちらっと知ってる作家さん、知らない作家さんといたのだけれども、個人的にはそんなにヒットはなかったかなー。
ラストは はらだ。
おーおー、はらださん久々ー、こうやって見たらこの人曲線に抜群のセンスあるなー、やっぱり絵上手いんだーってw今更かいw
学校一の才色兼備美女(→♡学校の王子様男子)とキモ男子が入れ替わるっていうドダバタコメディwww
全然BLっぽい要素もなくて、ただただはらだお得意のテンポ感の良いコメディが続くんですよ!
私の大好きなメタ発言もあるしw
なんなら入れ替わりをきっかけにキモ男子×美女の恋が始まりそうなフラグすらあるのよ!
だから油断してたの…まさか突然のR-18ホモ展開が1Pまるまる来るだなんて…。
それもキモ男子×王子様男子!!w
そしてそこからの展開が流石はらだ…としか言いようがない…。
そう、私たち女は絶対にBLにおいて幸せにはなれない…。
前述の通り、これもメタメタな発言(ダブルミーニング)なのですが、この見開きページを話のラストに、並びにこのお話を本のラストに持ってきたのは完璧にドラマティックな展開だった…。
途中(私的には)ぬるい女子BLも挟んだこの本全体としては、そして幸せ展開を描いたこのお話としては、まぁある意味バッドエンド(過激派腐女子には最高のハッピーエンドかも?)なんだけど、これこさ真の女子BLなのかもなーと妙に納得。
やっぱりはらださんは上手いわ…。
完全に一枚上手。読者の期待を良くも悪くも裏切ってくれる…。くそー!!
そんな本でした!! -
Posted by ブクログ
大学生で一人暮らし、ちょっと大人になったキヨとイノが再び登場!
大人気コミックス「スロースターター」の続編4作品を収録。
もだもだラブデイズ、待望の1冊。
ほか、「こっち向いて笑って」浅野&筧のショート続編、
社会人男子の恋心をシニカルに描いた読み切り作品をはじめ、
伝えられない切ない初恋、無自覚SMカップルなど、グッとくる完全読み切り作品3編+描き下ろし。
続編だけど、ほぼ他作品の短編集
だけど、それなりにみんな面白かった。
続編は、高校卒業して学生したり、バイトしたりすれ違う日が続いていた。
そして、2人の関係も高校卒業してからもつき合ってはいても何もなく、だけどそこをちょっとつつけば関係はスルスルとすすむもので・・・とてもこのカップルは可愛くって、微笑ましくて爽やかで好感もてます。 -
Posted by ブクログ
「ゲス」の意味がよくわからないのです。親切に説明が載ってましたが。まぁ性格が悪いとか卑しいとか下品とか、何となくどの話からも伝わってきます。
秀良子センセの表紙に惹きつけられ購入しました。
ゲスな攻、ゲスな受、ゲスでお互いさまなcpなどいろいろ底辺に近い♂×♂のラブを堪能しました…
クールな高校生が見た目じゃ分からないかわいい系ゲスに弄ばれてしまう、秀良子センセの「はいすく~る☆ララバイ」
本屋の店員が 明るいクズ系ゲスにおとされる、蛇龍どくろセンセの「グッドエクスキューズ」
遊び人でいい加減なゲス男の本心にキュンとさせられる、おげれつたなかセンセの「逆さ文字なら好きだと言える」
年下の彼氏ができておやじのセフレをフッてしまうけど再会したおやじには年下の彼女ができていて…というお互いさまな関係を描いた、市川けいセンセの「道連れ」
一方的に支配して弄んでいたと思っていた相手から別れを切り出されブチキレる身勝手なゲスの無自覚な気持ちが痛い、はらだセンセの「やじるし」
あやとりと針が怖すぎた、プルガリアセンセの「ケモノカモヨミユキチャン」
…などが、印象に残りました。
秀良子センセはものすごいインパクトがありましたね~
さすがです。
蛇龍どくろセンセは明るくていいかんじに毒気があって面白かったです。
おげれつたなかセンセは、絵がすごくきれいで一番読後感のいい恋愛系でした。クズに見えた受が実はいじらしくてよかったです。
市川けいセンセのストーリーは深かった!ダメダメ男とクズ男、Hだけの関係がゲスといえばゲスなんですが、おやじより若い方がいいと乗り換えた受も、ラッキーな流れで若い彼女ができた攻も、やっぱり相性が良かった元カレのエロい身体がわすれられない…という、ゲスで感慨深い話。
はらだセンセは身勝手な攻の愚かな恋心が胸に刺さりました。相変わらずゲスな表情の描き方がうまいです!
全体的にはテーマのせいか、似たようなキャラと設定の話が多くて、混乱してしまいそうでした…
ゲスというテーマも難しいですよね。そんなジャンルのBLなんて初めてききました。
あくまでも根性が悪そうなキャラに共感するのはどうなんでしょうね~
そんなゲスな中に僅かばかりでも存在していたピュアなラブが引き起こす悲哀、切なさならば、きっと共感できますが。
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