前野ウルド浩太郎のレビュー一覧
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本書で提唱される「集団別居仮説」が興味深かったです。集団のグループが実は雄と雌で別々に行動しているという発見は、よく気づけたなと感心させられます。
著者自身も認めているように、基本的に寄り道の多い作品です。
助成金獲得のために研究を中断して帰国したら余計に出費がかさんだ話、コロナ禍でドライバーの安否を気遣って大金を渡したところ警察に盗まれた話など、研究の前段階で生じた悲喜こもごもの苦労話や、価値観の異なる異国でのトラブルが次々と展開されます。
アカデミックな研究書というよりは、観光紀行ドキュメンタリーの趣きが強いです。
著者の行動力とコミュニケーション能力は凄まじく、現地の人々と関係を築き -
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バッタ博士の婚活に対する体験と考察及び分析。
何度も女性との良い感じの体験がありながら、
お付き合い、結婚まで至らなかった体験談及び反省点など書かれております。
う〜ん、正直に申し上げると、バッタ博士、あなた、めんどくせぇ〜である笑
研究職の性か色々、その結果について考察し、反省はしてるものの、反省が身になっておらず
1、2回で見切りをつけるのも早い。
相手を思ってのことなのかも知れないけども。
前から思うが、お金の使い方も乱暴な気がする。
気に入られるために、何十着も服を買いお金を投入してしまうなど、結婚相手としては
不安になる。
とは言え、婚活がどれほど大変なのか
そして疲弊するも -
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ネタバレ西アフリカのモーリタニアに単身飛んで研究をするバッタ研究者ポスドクの奮闘記。元々が砂漠の厳しい環境の中、大旱魃でバッタが見つからなくなったり飼育ケージが塩害であっという間に崩壊したり新たなポスト探しに奔走したりと次々と問題が起こっていく波乱万丈のエッセイになっている。昆虫への愛、昆虫学者になりたいという著者の強い意思とアイデア力、行動力で迫りくる問題に立ち向かっていく姿が面白かった。関係者に渡す賄賂が生きているヤギだったりサソリに刺されたりとアフリカらしいワイルドさもあり、有能な浪費家で相棒のティジャニとのコンビも楽しい。
ふんだんに使われる写真はたまに密集した昆虫だったりしてううっとなるのが -
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前作よりも、研究方法や研究内容についてさらに詳しく綴られており、興味津々で読ませてもらった。
レックという用語や、サバクトビバッタの繁殖力の凄さ…そして、著者がバッタの卵母細胞を採卵し、計測するという緻密な作業に感動した!
研究って、そこまでしないといけないのね…大変。
これも全て、著者のバッタへの愛の深さ故。
凄まじい努力の結晶が報われてよかった。
これからもさらに研究を進め、サバクトビバッタと人間が平和に共存できる未来が1日でも早くやってきますように!
ティジャニ(音速の貴公子)の息子の名前に感動したり、ラボの教授の言葉にうるっときたり、私が研究していたわけではないけれど、著者の努力と -
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バッタを倒しにアフリカへの続編。
600ページ。けっこうなボリューム…サバクトビバッタの繁殖についてストイックに研究する著者。その研究内容を事細かに記述してくれているが、ちょっとついていけない部分も、正直言ってけっこうあったかも。
だけど、大人気ティジャニとの愉快なやりとりや、いろんな国での研究生活の記述はキラキラしていて、本当に面白い。
この本、日本十進分類法だと昆虫学の分類になっていた。まぁ、それは当然だよなと思いつつも、この分類区分って私生まれて初めて読んだのでは?と思った。いろいろなジャンルの本を読んだ方がいいに決まってるけど。この本の著者も、いろんな本を読むべしと結びに書いていた -
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前作は論文発表前で肝心のバッタ研究内容があまり語られていなかったが、今回は過去のバッタ研究史からサハラ砂漠でのフィールドワークまで幅広く紹介されていて面白かった。蝗害でも有名なサバクトビバッタの繁殖システムを、進化的な背景や仮説で説明する点が非常に分かりやすかった。オスが集団で特定の場所に集まってメスに対して集団でディスプレイする配偶システムをLEKと言い、様々な生き物で見られるとのこと。サバクトビバッタも同様で、オスの集団とメスの集団は別で暮らしていることを発見した。それにしてもバッタの交尾が非常に時間がかかる点が気になった。人間でも祭りや遊びスポットなどで似た現象を感じさせる。
しかし60 -
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『バッタを倒しにアフリカへ』の続編。表紙の緑の人が2人に増えている。
前作では論文発表されていないという理由であまり触れられていなかった研究内容(サバクトビバッタの繁殖行動)について、今作ではかなりのページを割いて説明されている。当然バッタの写真も多く、虫嫌いの私は極力薄目で読み進める。
長年にわたる研究成果が実を結び、いよいよ次作は博士自身の婚活の話だ。実はいちばんこれが読みたいんだよね。
ちなみに表紙の緑の人No.2は、モーリタニアにおけるバッタ博士の運転手なのだが、前作から珍エピソードに事欠かない。読者からの人気も高いようで、今作ではまるまる一章が彼に捧げられている。
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著者の前野はサバクトビバッタの求愛・交尾行動を研究する昆虫学者である。その前野が、昆虫ではなく、自分の求愛活動、すなわち自分の恋愛と婚活の失敗を振り返り、今後に向けた分析を行うのがこの本の内容である。昆虫学者が恋愛・婚活を分析するわけなので、学問的に得るところは正直、一切ない。にもかかわらずなぜこの本を読んだかと言えば、私が前野のファンだからである。前野はバッタの研究に関する新書を三冊書いている。私はそれらを全部読み、その人柄に惚れ込んだ。
最もプライベートな部分を正直に晒したこの本は、前野ファンにとってマストである。実際、この本は前野の自分語りであり、前野に興味がない人には全く面白くない。し