前野ウルド浩太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の前野はサバクトビバッタの求愛・交尾行動を研究する昆虫学者である。その前野が、昆虫ではなく、自分の求愛活動、すなわち自分の恋愛と婚活の失敗を振り返り、今後に向けた分析を行うのがこの本の内容である。昆虫学者が恋愛・婚活を分析するわけなので、学問的に得るところは正直、一切ない。にもかかわらずなぜこの本を読んだかと言えば、私が前野のファンだからである。前野はバッタの研究に関する新書を三冊書いている。私はそれらを全部読み、その人柄に惚れ込んだ。
最もプライベートな部分を正直に晒したこの本は、前野ファンにとってマストである。実際、この本は前野の自分語りであり、前野に興味がない人には全く面白くない。し -
Posted by ブクログ
書店に平積みにされていた、この緑の人の存在は気になってはいたのだが、なかなか手に取れずにいた。だって虫嫌いだし。ところが、この度バッタ博士の婚活本が出たと知り、俄然興味が湧いたので(婚活の方に)「これまでのあらすじ」的な感じで読んでみることにした。
一言でいうと、モーリタニアで3年間にわたりサバクトビバッタを研究した記録なのだが、言葉もろくに通じない国で、さらに砂漠の過酷な環境の中で奮闘する姿には(虫の写真の頁は薄目で通過)、研究対象を通り越したバッタへの愛を感じさせる。
最近読んだ鳥語博士も熱量では負けていないが、バッタ博士の方がほんのり暑(苦し)さを伴うのは、軽井沢とアフリカの違いだろうか -
Posted by ブクログ
あれ、この本、東海大出版で出ていた(らしい)やつだな、『バッタを倒しに〜』でモーリタニアのフィールド初日の様子はここにかいてある、と説明されていたな、と思い、手に取る。
※その時点では、表紙のキャラクター(!⁇!)には気づいてなかった。
読み始めてから、作者のまえがきに納得。
たしかに本書はこってり味。素人あてに広く浅く読みやすい作風だった『バッタを倒しに〜』とは対照的だった。
でも本人が、疑問、実験の手順を考える、師匠に相談、思いつき、実験、結果、考察、師匠に相談、工夫、実験、考察、と繰り返す様子が本当にたのしそう。
相変わらずユーモアあふれ、チャレンジ精神も旺盛、そして謙虚。
研究者とは -
ネタバレ 購入済み
作者のバッタにかける情熱が凄い
研究者という仕事の過酷さを知ったが、作者自身がユーモラスな方で、内容が重すぎずサクサク読めてしまった。
研究者として絶体絶命な状況であっても、どうにかして現地で研究を続けられるよう考えて、乗り越えられるのが凄い。発想力も凄い。