前野ウルド浩太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
孤独なバッタが群れるとき
『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1
著:前野ウルド浩太郎
光文社新書1200
感動しました
本書は、農学部の学生が、紆余曲折を経て、前野ウルド浩太郎として、生まれ変わるまでの秘話である
であると同時に、サイエンスのごとき科学雑誌のような雰囲気の書である
図表や、写真や絵が満載されています
学者とは、1000以上の卵や幼虫たちの大きさや色をはかったり、マニュキュアでバッタの目に塗ったり、夜通し触覚を触りつづけたり、頭脳以外にも、その体力を鍛える必要がある人種であると感じました。
気になったのは、以下です
・いつの頃からか人類はこの生き物をバッタ(Locu -
購入済み
面白すぎた
あまり本を読む機会がないのですが試し読みで気になったので、初めて電子書籍で買ってみました。内容に引き込まれ、サクサク読めてしまった。昆虫は苦手ですが、最後まで読み切れました。買ってよかったです。
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Posted by ブクログ
2020年、アフリカの砂漠から4000万匹にも及ぶバッタの集団がアジアめがけて進軍中と言うニュースを発見。インドの次は中国か?と言う記事に、迎え撃つ中国軍は、アヒル10万匹の陣容を整える予定と言う、なんとも胸熱な展開に童心に戻ってワクワクしていたところで、この本の存在を知ってしまいました。(バッタを倒しにアフリカに行った人が書いた本より後でバッタがアジアに? 察し)ちなみに、アヒル10万は人間の食事になる予定と言うオチも胸熱だったがあれはどうなったのか?
しばらく寝かせておいたら児童文学的なポジションで新装された様なので、手にとって読み始めたら、この著者(ウルド、これも文中で秘密と顛末が明か -
Posted by ブクログ
『バッタを倒しにアフリカへ』がものすごく面白かったので、こちらも読んだが、個人的には本著のほうが好み。特に研究室でのバッタ研究の様子は珠玉、こんなに面白いことがあっていいのだろうか、と脳内から変な液がでてしまいました。あまりに面白かったので、この本を読んだ人は脳から液をだしながらサバクトビバッタを欲するようになり、ポキモンよりもサバクトビバッタを集めにアフリカ旅行が大流行り、また買い求めるというサバクトビバッタブームが到来、日本人に売れるとなると某国の商人もこぞって砂漠で群生相サバクトビバッタを乱獲、そうしてアフリカでの神の罰は消えてしまい一見落着。ただ、日本にもちこまれたサバクトビバッタはカ
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Posted by ブクログ
モーリタニア国立研究所でバッタ研究に勤しむ前野ウルド浩太郎さんの、研究の記録。フィールドの生物学シリーズの一冊。
前野さんのブログでも書かれていたが、少年の頃に、バッタ大発生の記事で、女性が緑色の服を着ていたばかりに、バッタの群れに服を食べられてしまったという話を知り、いつか自分もバッタに服を食べられたいと願い、そのまま大きくなってバッタ研究員になった。初志貫徹というか、すごい人である。
サバクトビバッタは、主にアフリカで、しばしば大発生し、バッタの群れがやってくると、草という草が食べ尽くされる被害が起こる。
サバクトビバッタは孤独であるときは緑色、群生しているときは黒い姿をし、知