前野ウルド浩太郎のレビュー一覧

  • バッタを倒すぜ アフリカで

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    600ページの大物で、ながーい休憩を挟んでいたので、読み始めてから1年経っていました
    途中からでも読みやすく、隙間時間に読むのに適しているのではないでしょうか

    前作が面白かったため、今回も手に取ったわけですが、研究に関する詳細が述べられていて、こちらも面白かったです。

    途中からお金大丈夫なの!?と勝手に心配が募りましたので、今後も気になる書籍があれば買いたいと思います笑

    10年という時間をかけて、研究に勤しむ姿には大変感銘をうけました。私は研究者の卵ですが、前野さんが見た景色を私も見てみたいと思わせてくれました。本書では、研究のトラブルや、論文執筆の過程を面白おかしく書いてくださっていま

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    2025年08月23日
  • バッタを倒すぜ アフリカで

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    「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。前作同様、研究パートと日常パートを行ったり来たりする形で書かれている。

    研究パートでは、バッタ(サバクトビバッタ)の生理・生態的特性の解説や、論文執筆の苦労が描かれる。前作よりも専門的な内容に触れているが、イラストも交えながら分かりやすく書かれているためすっと頭に入ってくる。

    日常パートは、著者が研究のため訪れる様々な国の文化や、旅先で出会った人々の話がメインとなる。登場人物のキャラが立っており、軽妙な語り口で読んでいて面白い。

    感想として、自分の知識・経験を総動員し、人生をかけて研究を行う著者の姿に感銘を受けた。著者のような人々が過去何百年、何千年に

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    2025年08月21日
  • バッタを倒しにアフリカへ

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    ネタバレ

    昆虫に興味が出始めた最近、ずっと前から様々なところで目にしていた本著にやっと手を出した!

    ポスドクの苦境、追いかけるものがあることの強さと脆さ、モーリタニア(異国)での生活

    このようなドキュメンタリーはいかに苦労を笑い話に変換できるかが肝になっている。面白いと興味も自然とわいてくるし、その人が追い求めているものがすごくプラスなものとして受け止めやすくなる。

    作者は楽しませる部分の塩梅が丁度よくて胃もたれしない程度に腹をくすぐってくる。
    続編、バッタを倒すぜアフリカでは婚活編とのことで???な部分が大きいがぜひ手に取りたい

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    2025年08月16日
  • バッタを倒すぜ アフリカで

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    前作の「バッタを倒しにアフリカに」の続編。
    バッタを倒しに〜が面白かったので読んでみました。

    前作の詳しいエピソードやティジャニの事も面白かった。バッタの事も素人でも分かりやすかった。

    終盤の怒涛の論文執筆からのハッピーエンド。
    すごく良かったです。
    思ったよりボリュームがあったけど、面白く読めました。

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    2025年08月06日
  • バッタを倒すぜ アフリカで

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    バッタに関する学術書でありながらも良質なビジネス書であり、最高の自己啓発本。
    前作でファンになった人に嬉しいティジャニの章もあります!
    もちろん著者のことも前よりさらに好きになりました♡

    3章くらいまで難しいけど、そこを乗り越えて〜

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    2025年06月30日
  • バッタを倒すぜ アフリカで

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    前作以上に知的にもエンタメとしても面白い。
    前作は著者の活躍後面白くて、砂漠のバッタ以外研究内容がわからなかった。
    砂漠飛びバッタの大発生のニュースを見て、前野さんも頑張っているだろうと思ったが、今回研究内容がわかってよかった。
    一人の若手研究者の成功事例としても読める。
    若手研究者の話というと貧乏とか不安定、大変しか言われないが、著者のように楽しく成功する人もいることがわかって、研究者冥利だなあと思う。
    最後に、著者の婚活がうまくいったのが心配だ。

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    2025年06月17日
  • バッタを倒しにアフリカへ

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    どちらかといえば虫は苦手だったのに表紙のインパクトとタイトルのインパクトにつられて手に取ってしまった。
    表紙と同様に文章にも著者のユーモアを感じるけど、ユーモアの中にも真面目な研究姿勢や、自分の好きな物に対して真っ直ぐ取り組む姿勢がかっこいい。

    自分では想像もできないくらい過酷な環境にも関わらずネガティブな内容が少なくて、ティジャニやババ所長などのモーリタニアの方々もチャーミングに書かれていて、むしろ楽しそうにすら感じた。
    前野ウルド浩太郎さんの環境や人に対しての温かみを感じで尊敬できる。

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    2025年07月15日
  • バッタを倒すぜ アフリカで

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    著者・前野さんは、バッタの研究を人生のすべてとする熱血昆虫学者。彼が「バッタに食べられたい」という謎の野望を胸に、単身アフリカ・モーリタニアへ渡る様子は、まるで冒険譚。しかも本人は至って本気なのだから笑うしかないな。

    現地の研究所での奮闘は壮絶そのもの。「ティジャニ」という現地スタッフとの予想外すぎるやりとり。

    一方で、これはれっきとした学術本。昆虫学の現場がいかに過酷で、そして世界的にどれほど重要なテーマであるかを、ユーモアたっぷりに、でも決して軽くはなく描ききっているのです。

    ただし注意点が一つ…
    虫が苦手な人は覚悟してください。
    リアルなバッタ描写がてんこ盛りで、うっかり「ぎゃっ」

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    2025年05月24日
  • バッタを倒すぜ アフリカで

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    「新書」なのに606ページ!1作目から今までのご活躍に拍手を送ります。この本の印税でさらなる研究費が得られますように。

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    2025年05月22日
  • バッタを倒すぜ アフリカで

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    ウルド先生、ついに大々的に論文発表できてうれしいよ、私達が。
    前作は論文発表前に刊行されていたので彼が取り組んでいる研究の深いところにはほとんど触れられてなかったけれど、今作ではがっつり説明してくれていてありがたい。バッタの集団別居のメカニズムも面白いし、研究の過程で彼が過ごした国の話、人々の話も相変わらず面白い。あと研究者が論文を書く過程も丁寧に書いてくれていて興味深い。やっぱりなんていうか、著名な研究者ってバイタリティの塊なんだろうな…と思いながら読んだ。婚活も頑張ってほしい。

    ●あらすじ
    アフリカで研究を始めてはや13年。ようやく極秘裏に進めていたメインの研究成果を論文発表することがで

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    2025年05月01日
  • ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ

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    虫が苦手なので、昆虫記か…と読み始めたけど、
    めちゃくちゃ面白かったし、泣きそうになったし、なんならバッタちょっと好きになった←

    よく、「悩んでるって考えてない」っていうけど、考えるってどうするのってなってた。
    でもこの本で、考えるってこういうことかも!ってちょっとわかった気がする。
    仮説立てて、検証して、考察するのを繰り返していく前野さんの姿に心が動かされた。

    「暇な時に寂しさを感じる」っていうの、めちゃくちゃ共感する。だったら忙しくしたらいいのか。

    目標や夢に対して、虫と同じく苦手意識があったけど、
    あれば自分を楽しくできるものなのかってなった。
    目標は果てしないと途方に暮れちゃうか

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    2025年04月20日
  • 孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~

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    文章はクールだけどたぶん熱い男の半生を描いた本。
    熱い男といっても、昔から一途にバッタを愛してきたわけじゃなく、戸惑いながらもなんとなくバッタを選んだところ、研究者としてやれてきてしまった(失礼な言い方だけど、いい意味で)というものを感じてリアルでとてもよかった。
    単身アフリカに行ったときと数年経ったときとでは、研究者として全然違う感じがして、知り合いでもないけど本当によく頑張ったと思ってうれしかった。
    アフリカのバッタによる被害(蝗害)の描写には力がこもっていて、著者の問題意識の高さと訴えが伝わってきた。実際、アフリカの蝗害は凄まじいもので、想像しがたいほどのバッタの群れが襲うんだろうと考え

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    2025年04月08日
  • 孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~

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    最高に面白かった。「バッタを倒しにアフリカへ」の様に決して読みやすいわけではない。ほとんどがサバクトビバッタの実験内容と結果であり、間にコラムが挟んであるぐらいの本だ。
    実際、実験によるグラフ等は老眼の目には優しくないのでスルーしてしまったが、内容は専門的でありながら素人にもとてもわかりやすかった。
    バッタの生態の面白さに終始ワクワクしながら読むことができた。
    できればウルドさんと友人になり、もっと話が聞きたいぐらい。

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    2024年10月17日
  • ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ

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    大量に発生して農作物を食べ尽くしてしまうバッタを研究しに、モーリタニアへやってきた著者の破天荒な(失礼!)滞在記。
    新書版「バッタを倒しにアフリカへ」の児童書版。版を大きくし、カラーやイラストを増やしている。漢字にはルビをふり、難しい(?)言葉には解説を付けた。それがめちゃくちゃ面白い。だんだん解説を読むのが楽しみになっていく。

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    2024年09月18日
  • ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ

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    バッタ博士のファンになります!
    ババ所長も素晴らしい方!!
    虫苦手でもめちゃくちゃ面白くてあっという間に読み進められちゃう。

    ゴミダマとハリネズミの話が...

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    2024年06月22日
  • ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ

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    バッタ博士の著者が、アフリカで発生するバッタの大群による農作物被害をなくすためにサハラ砂漠で研究する様子を記録したノンフィクション。
    児童書版のこちらは、難しい言葉の注釈が多く追加されており、その説明文がまた面白い。
    虫が苦手な私は、大量の虫が写った大きなカラー写真に「ひえっ」となってしまったので、同じく虫や集合体が苦手な人は要注意。
    けれどそんな苦手も気にならないくらい、ユーモアがあって読みやすい文章に惹き込まれた。
    大変なことを乗り越えながら、夢を追い続けることの楽しさ・希望が溢れており、読み終わった後の清々しさといったら!
    子どもたちにもぜひ読んでほしい一冊。

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    2024年05月02日
  • 孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~

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    「バッタを倒しにアフリカへ」で、モーリタニアでの研究生活を中心に面白おかしく紹介していた著者が、アフリカに渡る前の研究の様子を、グラフも多目で研究内容を中心に紹介した本。これも十分面白く読めた。

    著者のバッタ愛がすごい。だからこそ、研究者にもなるという夢も実現したのだと思うが、昆虫好きの子どもに夢を与えられる本。(子どもにはちょっと難しいだろうが・・)

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    2024年03月23日
  • 孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~

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    「バッタを倒しにアフリカへ」の前著。サバクトビバッタが大群になる仕組みを追求した記録。「バッタを倒しにアフリカへ」が万人受けするあっさりラーメンだとしたら、本書は少しとっつきにくいかもしれないけど病みつきになるこってりラーメンとのこと。地道で丹念な研究結果には、敬服しかない。

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    2024年02月25日
  • 孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~

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    ネタバレ

    著者の「バッタを倒しにアフリカへ」の前段階、大学院受験に失敗してからポスドクとしてモーリタニアを訪れるまでが描かれている。何をきっかけ実験を計画し、どのように解析し、次の実験をどのようにデザインしたかを細かく、しかもある程度分かりやすい言葉で説明されている。この本を読んで、著者がいかに田中先生から大きな影響を受けたかが分かった。田中先生との出会いは運命的であり、著者の進路を明確に示してくれたのであろう。理系研究者としてのこの手の本、もっとたくさん世の中に出てきてほしい。

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    2023年10月12日
  • 孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~

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    著者が前書きにも後書きにも書かれている通り、専門知識の入門書という位置付の新書としては、ものすごく専門性が強く、なかなかかみつきにくい。実際、つまみ食いで進んでしまった。
    ただ、文章自体はとても面白く書かれており、読者が楽しく読み進められるよう苦心されているように感じた。
    続編の『バッタを倒しにアフリカへ』も面白かったので、専門性を多少残しつつ、文筆業も継続していただきたい。

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    2022年09月02日