前野ウルド浩太郎のレビュー一覧
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なぜその研究が必要になったかの背景、限られた資源・労力で研究を進めるための手法、そしてその結果が分かりやすく書かれており、サバクトビバッタの知識を深めることができ、また研究者の仕事について理解が進んだ。
特にバッタのどの感覚器官が群生化に影響を調べる際には、バッタにマニキュアを塗る手法をとっており、こんな手法もあるのかと感心した。
グラフのサンプル数が非常に多く、調査には膨大な時間と労力がかけられていることが伝わってきて驚いた。(p.202のグラフでは5000個程度の卵長、孵化幼虫の種類、1卵塊あたりの卵数を調べている。)
筆者は次々に新たなことを解明していっており、賞や奨学金も獲得しているこ -
Posted by ブクログ
相変わらずカラー写真がたっぷりだし文才ありすぎてさいこー!
まじでワクワクする!
〝Standing on the shoulders of giants〟が〝まじ先人リスペクト〟はわかりやすすぎる
シュークリームのシューってキャベツとか初耳
たしかに形似てるわ
ティジャニ話をぶち込むタイミングばっちしすぎ!
しかもティジャニの一人称がティジャニになってるのさいこーすぎる!かわいい!おなかいたい!
なんだよそのメルセデス!ふざけすぎ!やば!
これで30万とか基地外すぎ!あーおもろ
てかおうちの内装やばぁ!豪邸じゃん!
日本の若手研究者への(特に経済的な)支援システムの問題点はノーベル賞 -
Posted by ブクログ
『バッタを倒しにアフリカへ』の続編。新書なのに606ページ。一気呵成に読まないと、永遠に読み通せないかもしれない。
舞台は、モーリタニア、アメリカ、モロッコ、フランス、そして日本。ノリは正編と変わらないか、あるいはそれ以上、ノリノリ。
第2章はacridology(バッタ学)の研究史。ちゃんと「出エジプト記」から始まるが、そこはウルド、ちょっとおちゃらけが入る。(acridologyという単語、手元の英和辞書には載ってないよ!)
最後のほう(第9章)では、世界的なジャーナルへの投稿で奮闘。何度かのリジェクトののち、めでたくPNAS誌にアクセプト。
locust(バッタ)とgrasshopper -
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手に取るもすぐ、…戻す?と固まってしまった。
ボリューム!
びっくりしてこれが続編だと、この時点で気付けなかった。
気が遠くなるデータ収集。論文執筆。
砂漠での、とんでもない苦労の数々。
全てを詰め込んで、この見た目の一冊に仕上げる著者のセンス。いいなぁ。
少々疲れてきた頃に、7章でティジャニさんの話が来て、おぉ!と思っていたら、「これを楽しく読んで終わりじゃ駄目だよ!」と牽制球が飛んできた。
見透かされてる。笑
論文執筆の話では、しみじみ大変な世界だなーと
ご苦労を労っていたら、次の見出しが
「同志農家よ敵を撃て」と来た。
流行りに乗っかるスタイルも良きですが、落差で風邪引くとはこうい -
Posted by ブクログ
「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。
ひまわりめろんさんのご忠告どおり、ものすごく分厚い!普通の新書本の倍くらいの厚さはあるんではなかろうか。全10章から成りますが、バッタ学の話あり、外国生活の話あり、論文の書き方や掲載されるまでの流れの話あり、はたまた前作でも活躍してた音速の貴公子ティジャニの章まであり、色々と盛りだくさん。幕の内弁当か大人のお子さまランチか…と言った感じです。
色んなものを一度に読みたい、著者先生の楽しい語り口の好きな方オススメです。
でも個人的にはせっかくのバッタ博士先生なので、もっとバッタの話も読みたかったです。また本だしてくれると嬉しいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレここまでのボリュームの本を書かれては、☆は5つつけるしかない…
前作も読んでいたが、その後の前野氏の七転八倒の研究がどのように進められたかが事細かに描きつくされる。
条件がそろえば異常発生するバッタ。しかし通常の状態では捕まえることすら難しく、集団で着地している状態のバッタを見つけることはさらに難しい。しかも現場は気温40-50度に達する砂漠。動くことですぐ体力は削られ…
そんな中、著者はふと、バッタが雄雌別々の集団を形成していることに気づく。そしてそれが発見へつながる。
研究者が研究を進めるには、カネ(給与をもらえるか、研究費がつくか)、そして周囲との人間関係を築けるか(無