前野ウルド浩太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
いゃ〜、面白かった!
「バッタを倒しにアフリカへ」の続編です。
前作のレビューで筆者の文章が面白いと書きましたが、今回は圧巻の約600ページ!
しかもご本人曰く、「学術書」と言われるように、研究内容もしっかり触れ、それが最終的にどのように活かされるかまで分かりやすく解説され、大変楽しく読みました。
私は商業雑誌への依頼原稿しか書いたことないけど、共著者としてスタッフの論文投稿でリジェクトを繰り返してアクセプトされた時の嬉しさは何度か経験あります。日本語でも大変なのに、研究者の皆様の熱意と努力には頭が下がります。
そして最後にいろんなものが報われて良かった!
あとは婚活がうまくいきますよう -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んだメモ
夢を叶える最大の秘訣は、夢を語ること
ラマダンとは日常の幸せを再認識するためのもの
ほぼ名前がモハメッドで「職業名+モハメッド」で区別してるのおもろい
研究者なのにクスッと笑える文章かけるのおもろい
バッタに食べられたいのおもろい
運転手のティジャニとの友情が熱い
私も昆虫好きだから楽しめた
やりたいことのためにひたすら前進しているのがかっこいい
「出版せよ、さもなくば消えよ」
研究者の生き残りの難しさを痛感する
ゴミムシモドキの落とし穴 笑
バッタに懸賞金かけて子供達とらせにいったら
殴り合いの喧嘩起きるの笑った
ゴミムシモドキの性別判別方法
お腹いっぱいに -
Posted by ブクログ
冒頭の、
「小学生の頃の雑誌の記事で、外国で女性観光客がバッタの大群に巻き込まれ、緑色の服を喰われてしまったことを知った。バッタに恐怖を覚えると同時に、その女性を羨ましく思った。その頃、『ファーブル昆虫記』に感動して、将来は昆虫学者になろうと心に誓っていたため虫にたかられるのが羨ましくてしかたなかった。
虫を愛し、虫に愛される昆虫学者になりたかった。それ以来、緑色の服を着てバッタの群れに飛び込み、全身でバッタと愛を語り合うのが夢になった。
・・・
バッタの大群に巻き込まれながらアフリカの食料問題も解決できる。その上、成果を引っ下げて凱旋すれば、日本で就職できる可能性も極めて高い。見えた! バッ -
Posted by ブクログ
サバクトビバッタの野外研究をするために
西アフリカのモーリタニアに赴いた著者の奮闘記
順調ではない研究生活の日々
挫折感やネガティブな感情も見え隠れするけれど
圧倒的に全編バッタ愛 昆虫愛 昆虫学者になるための情熱に貫かれていました
加えて
ピンチをチャンスに変える柔軟な思考
純粋さと現実主義の両立
挫折感の後のポジティブ思考
ユーモアに富んだ人間的魅力で
様々な人達が手を差し伸べていく展開も面白い
天災とも言われるアフリカでのバッタの農業被害を
防ぐために何かしらの貢献がしたいと大志を抱いていくのはまさに必然
モーリタニアの文化やバッタの生態も興味深い
バッタがおとなしい孤独相と凶暴モー -
Posted by ブクログ
ネタバレ前に読んだバッタを倒しにアフリカへがとても面白かった+
自身の研究室での研究を思い出し、研究者への道を選んでいたら
どうなったんだろうなと色々と感慨深い思いを味わわせて頂いたので
本作も発売してから結構すぐ買っていたのですが
しばらく積ん読状態でやっと読み終えることが出来ました。
しかし読み始めれば600ページに迫る大作の本作もあっという間に読み終えましたし
今回はバッタの生態からバッタ学の歴史、そして著者の研究の細かい点から
馴染みのないモーリタニアの文化やアシスタントのティジャニのキャラクター
論文投稿のあれこれなど本当に盛り沢山の内容でした。
それにしても事実は小説より奇なりを地で行 -
Posted by ブクログ
前作の「バッタを倒しにアフリカへ」は論文発表前ということで、いろいろ書けなかった部分もあったそう。今回はそこら辺もしっかり網羅、みっちり600ページ。厚い。
相変わらずの前野節がさらに絶好調でニヤニヤしちゃう。
前野さんが取り組むのはバッタの大発生、ことに繁殖の謎を明らかにする研究。その結論に至るまでの観察・実験から研究業界のあれこれ、論文が完成するまでの紆余曲折がギチギチに詰まっています。
世界中をあちこち飛び回っていろんな人と出会ったり、研究に刺激を受けたり。何より「巨人の肩に乗ってる」という、諸先輩方へのリスペクトがそこかしこに感じられるとこ。研究者あるあるなのかな、ジーンとしちゃう。 -
Posted by ブクログ
これほど続編を待ち望んだ本はなかったかもしれない。前作は薄かったが、今回は600ページもの大ボリューム。あのポジティブでアツい前野ウルド氏が、今回もフィールドワークで戦い、分野をまたいで新たな発見に気付き、多くの人々に支えられながら論文を執筆した。それがPNAS(世界最高峰の総合学術誌)に掲載されたのだから大尊敬である。
本書には「前野ウルド浩太郎」という人間の魅力が詰まっている。PNASに論文が掲載され、日本学術振興会賞も受賞した立派な博士なのだから、もっと偉そうにしてもおかしくないはずなのに、前野氏はまったく飾らない。賢そうに見せようともしない。前作の印税でウハウハな状況を素直に喜び、友