あらすじ
夢を追い、夢をつかんだ代償は……45歳独身。『バッタを倒しにアフリカへ』『孤独なバッタが群れるとき』『バッタを倒すぜ アフリカで』『ウルド昆虫記』――累計37万部の人気シリーズの華麗なるスピンオフ! 人生を懸けたウルドの闘いは、まだ終わらない。婚活に成功し「未婚男性の星」になることはできるのか? 昆虫学者が真面目に、おのれの恋愛・婚活、そして未知の結婚を考察した一冊。
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Posted by ブクログ
バッタ博士こと前野ウルド浩太郎氏の「私は、あと何回フラれたら、運命の人に出会えるのだろうか。あと何回ラブソングを歌えば、想いが届くのだろうか。たった一人、たった一人の相手に出会えたらとがんばってきたのに、なぜこんなに婚活は難しいのか。」という本である。
様々な失敗談を披露しながら、自省しツッコミを入れつつ、第5章に至っては、「トイレットペーパー理論」なる独自の自説を展開する様はムネアツである。次第に熱を帯び、動物の場合、また特異な虫さんの「メスの好み」が必ずしも生存や繁殖の役にたつ特徴とは限らないことなどを指摘する様はもはや何言ってんだおまえ。そんなことより早くカップリングしろよとツッコミたくなってしまうほどである。
恋愛途中にいない、大変暇な人にはオススメしたい書である。
Posted by ブクログ
前作までもバッタの話だけじゃ無くて、本筋じゃない話も面白かったからついつい購入(ティジャニとの珍道中が好きです)
最近Abema TVで放送されてるRAPSTAR2025を観てて、ペインをポジティブに変換するのはヒップホップなアティチュードだと気づかされたんだけど、前野さんもめちゃヒップホップな気がした。(サービス精神が旺盛なのかもだけど)恋愛の失敗談って人に話したくないものだけど、それを面白おかしく表現して世界に発信しているという点で。
読み進めてると前野さんはモテてないわけじゃ無くて、モテてるんだけどガッついてない時に限ってチャンスがあって、ガッついてる時ほどノーチャンスという、、これまた世の摂理だなぁと感じた。
こんな()私情だらけで、人伝に聞いた話、各種メディアからの情報、妄想と推論を頼りにさも知ったかのように話を進めていくという、新書とは思えない話を新書のフォーマットで売っていく常軌を逸した編集者さん、出版社さんも好きです。
人に何かを頂いた時は、すぐ食べる、すぐに使う、そして感謝の気持ちを添えてできるだけ早くお礼を伝えるように心がける、というところは自分も見習わなければなぁと思いました。
次作は結婚後のアナザーストーリーを期待しております!!