孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~

孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~

ビジネス・実用
1,166円 (税込)

5pt

『呪術廻戦』芥見下々先生おすすめ! 21万部突破の『バッタを倒しにアフリカへ』の前日譚である名著(第4回いける本大賞を受賞)が新書で登場! 農作物を食い荒らすサバクトビバッタに関する研究成果に加え、若き研究者の苦悩と挫折と成長がユーモア溢れる文体で綴られる。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 理工
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社新書
  • タイトル
    :
    孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~
  • タイトルID
    :
    1135803
  • 電子版発売日
    :
    2022年05月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    32MB

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孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なぜその研究が必要になったかの背景、限られた資源・労力で研究を進めるための手法、そしてその結果が分かりやすく書かれており、サバクトビバッタの知識を深めることができ、また研究者の仕事について理解が進んだ。
    特にバッタのどの感覚器官が群生化に影響を調べる際には、バッタにマニキュアを塗る手法をとっており、こんな手法もあるのかと感心した。
    グラフのサンプル数が非常に多く、調査には膨大な時間と労力がかけられていることが伝わってきて驚いた。(p.202のグラフでは5000個程度の卵長、孵化幼虫の種類、1卵塊あたりの卵数を調べている。)
    筆者は次々に新たなことを解明していっており、賞や奨学金も獲得していることから、優れた研究者であることが窺える。一方で、自分は愚直なタイプとの自己評価、成果は周囲の支えによるものだとユーモアを交えて語り、面白く、好感が持てた。

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    バチクソ面白い。

    日本人の大半とは関係ないサバクトビバッタの生態について、筆者が発見した知見と研究者としての生活、そしてサバクトビバッタの生活圏であるモーリタニアでフィールド調査に乗り出すまでの経緯を熱く、かつユーモラスに語る。

    グラフやデータを眺める必要は確かにあるし、分析や考察パートを読み解くのは確かに少し大変だが、それ以上に研究者としての熱量の高さがヒシヒシと伝わってくる。研究にあたって着目するポイントの見つけ方は、日常生活でもヒントになるのではないかなと思った。

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    最高に面白かった。「バッタを倒しにアフリカへ」の様に決して読みやすいわけではない。ほとんどがサバクトビバッタの実験内容と結果であり、間にコラムが挟んであるぐらいの本だ。
    実際、実験によるグラフ等は老眼の目には優しくないのでスルーしてしまったが、内容は専門的でありながら素人にもとてもわかりやすかった。
    バッタの生態の面白さに終始ワクワクしながら読むことができた。
    できればウルドさんと友人になり、もっと話が聞きたいぐらい。

    0
    2024年10月17日

    Posted by ブクログ

    孤独なバッタが群れるとき
    『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1
    著:前野ウルド浩太郎
    光文社新書1200

    感動しました
    本書は、農学部の学生が、紆余曲折を経て、前野ウルド浩太郎として、生まれ変わるまでの秘話である
    であると同時に、サイエンスのごとき科学雑誌のような雰囲気の書である

    図表や、写真や絵が満載されています

    学者とは、1000以上の卵や幼虫たちの大きさや色をはかったり、マニュキュアでバッタの目に塗ったり、夜通し触覚を触りつづけたり、頭脳以外にも、その体力を鍛える必要がある人種であると感じました。

    気になったのは、以下です

    ・いつの頃からか人類はこの生き物をバッタ(Locust)と呼び始めた
     その語源は、ラテン語の「焼け野原」からきている
     古代ヘブライ人はサバクトビバッタの独特な翅の紋様は、ヘブライ語で「神の罰」と刻まれていると言い伝えた

    ・世界的にバッタとの闘いは戦争とみなされている

    ・髪が女性の命なら、論文は研究者の命

    ・先生の采配に恐れおののいたと同時に、先生についていけば昆虫学者になるのも夢でない。やったことが形となり、世の中に発信できた充実感、努力が論文という形で実を結ぶ達成感は他の何物にも代えがたいことを知った

    ・いやぁ、僕はねぇ、虫を買ってるんじゃないよ。虫に飼われているんだよ
     師匠⇒弟子⇒孫弟子と世代を超えて伝わった相蓄積の謎への挑戦が始まった

    ・この先ずっと研究していくために色々とスキルを身につけた方がいいのではないかと考えていた
     自分には特別な技術もないし、装置も薬品もまったく使えない
     ただひたすらバッタを飼育するだけの私をあざける声も少なからず聞こえていた

    ・そうだ、自分は手法や技術を覚えるために研究したかったわけではない
     虫の研究がしたかったのだ
     突如、虫のことが知りたいという少年時代に思い描いた夢が蘇ってきた

    ・「繰り返し見続けることで、見えてくるものがある」この研究で得た教訓だった

    ・私は、王道から外れた邪道こそが発見を生み出す近道だと考えていた

     「非常識なことをやるためには常識を知っておかねばならない。不真面目なことをやるためには、真面目をしておかねばならない」との教えを頂いた

    ・私たち研究者は論文に自分の名前がある限り、発表論文の全責任を負い、その当時得られている証拠に基づきもっとも理にかなった結論を導き出している

    ・論文発表すれば、賞賛されるばかりでなく、批判の矢面に立つ恐れもあるため、ひじょうに勇気のいる行為だと感じている

    ・絶対にそうだ、そうに決まっている という先入観はとても危険で、誤解を招くことがある

    ・たとえ、どんなに長い間言い伝えられてきたことであっても、どんなに偉い先生の言葉であったとしても、それを鵜呑みにすることがいかに危険なことか

    ・この頃の私のキャッチフレーズは、「誰にでもできることを、誰にもできないくらいやろう」だった

    ・研究者になるためには、通常、大学や研究所がポストのあきができると公募し、わけこそはという者は履歴書や抱負を郵送し審査される。たった一つのポストに100人も応募してくるのはざらである

    ・それぞれの能力は厳しい淘汰の過程の中で洗練され、もっとも優れた部分だけが残ったはずだ。洗練されたものは美しいだけではなく、無駄を省き、余力を生む

    ・この「ウルド(Ould)」はモーリタニアで最高敬意のミドルネームで、「~の子孫」という意味がある

    ・良く言った!オマエはモーリタニアンサムライだ!今日からオマエは、コータロー・ウルド・マエノ、を名乗るがよい

    ・君が今まさに自然の中にいることがもっとも重要なことなんだ。昆虫のことを知るためには昆虫の生息地にくるしかない。君は、その暑さ、その風、その寒さを体験しなくてはいけない。そう、バッタを同じように。

    ・害虫も数を減らせば、ただの虫

    ・私は、もう昔の前野浩太郎ではない。前野ウルド浩太郎として生まれ変わり、フィールドという新天地に闘いの舞台を移した。

    目次

    「一杯のラーメン」を「まえがき」にかえて
    はじめに
    第1章 運命との出逢い
    第2章 黒き悪魔を生みだす血
    第3章 代々伝わる悪魔の姿
    第4章 悪魔を生みだす謎の泡
    第5章 バッタde遺伝学
    第6章 悪魔の卵
    第7章 相変異の生態学
    第8章 性モザイクバッタ
    第9章 そしてフィールドへ…
    おわりに
    謝辞
    新書版あとがき
    参考文献
    索引

    ISBN:9784334046095
    出版社:光文社
    判型:新書
    ページ数:412ページ
    定価:1060円(本体)
    発行年月日:2022年05月
    2022年05月30日初版1刷発行
    2022年06月15日2刷発行

    0
    2024年05月15日

    Posted by ブクログ

    前作ではバッタの話が盛り沢山なのを期待してた派だったのでものすごく楽しめた
    母親が過ごす環境に応じて産む子供の特性を変化させてるなんて、考えてもみなかったので感動だった なんか人間もそうらしい(妊娠中ダイエットなどで栄養が少ないと胎児が発現させるDNAを変えたりするらしい?よくわからないけど それで少ない栄養で太りやすくなったりする)というのをテレビで見たばかりだったので、生き物ってすごいなーって思う

    0
    2023年04月28日

    Posted by ブクログ

    ある学生が修行を経て、世界へ羽ばたく。アフリカの危機に立ち向かう話。
    問題は解決はしてないけど、希望を感じられる内容で読後感が良かった。研究が好きな人なら楽しめるのではないだろうか。

    0
    2022年08月17日

    Posted by ブクログ

    アッサリ味の「バッタを倒しにアフリカへ」とは違って本書はコッテリ系だぞ、といきなり読者をビビらせる前書きに、恐る恐る読み始めたが、杞憂だった。
    とんこつ味や二郎系は苦手な自分だが、充分楽しく読めた。濃厚だけどクドくないし、臭くない。
    むしろ論理や論旨が明快で非常に分かりやすく、とても食べやすかった。いや、読みやすかった。

    他の解釈や異論反論が出ないよう、確実に抜け穴を塞ぐ精緻なロジックで実験と考察を重ねていく姿が素敵だ。
    まるで、良くできた推理小説を読むような爽快感と納得感がある。

    0
    2022年06月22日

    Posted by ブクログ

    「バッタを倒しにアフリカへ」を読み、続けて「バッタを倒すぜアフリカで」を読んだあとに読みました。読む順番的にどうだったかは難しいところですが、前に2冊読んだことが功を奏して、若干、斜め読みでしたが内容は理解できた思います。前2冊と明らかに違うところは、より学術書的であることだと思います。難しさもありますが、箸休めのようなコラムが入れているなど読みやすくなるように工夫していると思います。著者が子どもころ夢中になって読んだ「ファーブル昆虫記」のような昆虫(昆虫の面白さや不思議さ等)を深掘りしていくような楽しさは感じられました。昆虫が大好きな子ども達に読んでもらいたいですね。

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    大ボリューム。
    バッタ博士の研究を、かなり詳細に知ることができる。
    深く掘り下げられたデータだから、パッと理解はできないが、
    それでも素人を想定して書いてくださっているので、気合を入れればなんとか分かる。
    (自分が普段仕事で論文を読むからかもしれないが

    個人的には、グラフが非常にわかりやすくて、参考になった。
    自分が作成するグラフに取り入れたい要素たくさんあり。

    散布図の点の数から、バッタ博士の情熱を感じた。

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    文章はクールだけどたぶん熱い男の半生を描いた本。
    熱い男といっても、昔から一途にバッタを愛してきたわけじゃなく、戸惑いながらもなんとなくバッタを選んだところ、研究者としてやれてきてしまった(失礼な言い方だけど、いい意味で)というものを感じてリアルでとてもよかった。
    単身アフリカに行ったときと数年経ったときとでは、研究者として全然違う感じがして、知り合いでもないけど本当によく頑張ったと思ってうれしかった。
    アフリカのバッタによる被害(蝗害)の描写には力がこもっていて、著者の問題意識の高さと訴えが伝わってきた。実際、アフリカの蝗害は凄まじいもので、想像しがたいほどのバッタの群れが襲うんだろうと考えるけれど、それすらも優に超える規模なんだろう。
    どこかで講演でもやっていたら話を聞きたいな。

    0
    2025年04月08日

孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~ の詳細情報

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  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 理工
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社新書
  • タイトル
    :
    孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~
  • タイトルID
    :
    1135803
  • 電子版発売日
    :
    2022年05月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    32MB

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