【感想】
・「スーパーカブ教」の経典やね、これは。
・これはこれで完結している。続編もあるらしいが。
・アニメを先に観てから読んだ。
【内容】
・たんたんとした記述で、スーパーカブを入手したことによって生活が変わっていくちょっと孤独だった女子高生を描く。
▼スーパーカブについての簡単なメモ
【アパート】小熊は日野春駅近くの女性専用二階建てアパートで暮らす。八戸ありやはり一人暮らしの女子高生が一人と、工場勤めの女性たち。
【雨】単車の天敵。レインウェアは必需品。
【アルバイト】小熊の初めての仕事は学校の書類を提携高校に届けること。甲府の高校で往復四十キロを一日二往復。一往復二千円なので一日四千円、月に二十日間としたら八万円、あまりいい稼ぎにはならないが奨学金頼りの小熊にとっては悪くない。このために費やした経費もあるけど。
【アルバイト・礼子の場合】富士山の荷物運び用キャタピラー付きの運搬車への荷をの上げ下ろし。真の目的は郵政カブで富士頂上に達すること。そのために「走路確認」という仕事まででっち上げてもらった。
【教頭先生】使っていない前かごをくれた。
【ゴーグル】ホームセンターで売っている保守工事用ゴーグル。単車乗りにぴったり。千百円のコレのおかげで速度が出せるようになり、カブとならどこまでも行けるような気がし、他の車や礼子と対等になれた。
【小熊/こぐま】主人公の女子高生。父は幼い頃亡くなり母は失踪し奨学金で高校に通う。田舎娘っぽいルックス。起伏の多い土地柄、自転車通学でひーこら言ってたがある日スーパーカブを手に入れて人生が変わった。猫舌。
【スーパーカブ】小熊にとっては初めての財産と言えるもの。言わずと知れたロングセラーの原付。個人的にももし単車を買うならスーパーカブを選ぶだろうと思っている。丈夫そうなのと、燃費がいいらしいのと、成熟商品なのでエラーが少ないだろうと思うので。それにぼく的にはかわいらしいと感じる。《どうやらこの原付というものは、乗せていってくれる物ではなく一緒に走るものらしい。》一巻p.20。
【速度】《小熊にはカブのスピードが一番合っている。》第一巻p.262
【二段階右折】原付に義務づけられている右折方法らしい。免許持ってないのでよくわからないが言葉面からするとたぶん自転車と同じ右折方法かな。小熊はそれがめんどくさいこともあって普通自動二輪の免許を取ってカブを改造した。
【荷物入れ】後ろの荷台に固定する大きな箱。ヘルメットも入れられるしカブがとっても便利になった。信用金庫の課長さんが廃車にする外回り用カブにつけていたものをくれた。
【ハンターカブ】CT。オフロードを念頭に置いたカブらしい。海外での需要はいまだ高いが生産中止になったらしい。富士山への挑戦で郵政カブをかなり傷めたこともあり、限界も感じたらしい礼子はハンターカブに食指。次の巻ではこれに乗るんやろう。
【富士山】礼子にとっては自分の周りにある壁の象徴。乗り越えてみたい。わたしのスーパーカブなら登れるわと小熊は思った。
【舞台】山梨県北杜市。ぼくにとって馴染みの甲斐駒ヶ岳なんかも後に出てくるもよう。この地名を見るといつも北杜夫を思い出してしまう。『ゆるキャン△』の舞台とはどれくらい離れてるんやろう?
【ブロック修正】カブの丈夫さや排気量を加味できる改造。そう高額ではないらしいが効果もそれなり。ただ、自動二輪として登録できるようになり黄色のナンバープレートをもらえるようだ。
【ヘルメット】小熊のはアライ・クラシック。カブを買った店でキャンペーン期間中だということでもらうことができた。
【郵政カブ】郵便配達員が乗っているカブ。礼子が乗っている。小熊が興味を引かれたのは荷台に積んである大きな箱だった。
【ラジオ】乗ってる最中に聴いてはいけないが遠出などのお供に。
【礼子/れいこ】クラスメートのクール系美少女。長身で黒髪ロング。郵政カブ(ホンダMD90)に乗っているカブマニア。実はかなりアツい。後にハンターカブに変える。父は市議、母は仕出し弁当屋を経営している。礼子は現在両親の別荘で一人暮らし。