森原八鹿のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
戦争はいかんよな
イラストレーターさん買いでしたが、とてもよいお話でした。
おそらく曽祖父母が生まれ変わって再会したということなのだと思うけど、浬さんがとにかく大変大らかな一方で嫉妬深いのがよいです。
つぐみちゃんの子どもの頃の体験もすごくリアルで、目に浮かぶようでした。
おそろしい体験だっただろうなと思います。
信じられる人に出会うというのは奇跡のようなことだとしみじみ。
そして浬くんのご家族が自衛隊に入るくだりで大反対してるのが実によかった。
選挙前に読んでいるのですが、実にタイムリーだと思いました。
戦争は望まぬ別れを生みすぎる。
そのことをつくづく感じた作品でした。
この作家さんをフォローしようと思うお話でした。
次回作も楽しみです! -
ネタバレ 購入済み
おもしろかった!
作家さん買いです。
イラストレーターさんも好きな方だったのでお得感がすごかったです。
そしてクラウディオが前世持ちなんだろうなというのは早い段階でわかったけど、最終盤まで明かされなかったのはちょっと意外でした。
そしてエウラリアの受け止め方がとても素敵でした。
そうよねぇ、と共感の嵐。
エウラリアの頑固な面は過去の傷からくるもので、トラウマケアの仕事をしていた私には馴染み深いもにだったし、よく描かれていたと思います。
さすがささめ先生!という感じでした。
次の作品も楽しみにしています。 -
ネタバレ 購入済み
星はいい。
イラストレーターさん買いですが、当たりでした。
残虐王が幼い頃に出会った少女を迎えにきて溺愛するお話。
シルビアの気取らなさが大変よかったです。
ちょっと弱気になっちゃうとこも、わかるわかる知らない人とか一生知らなくていいよねーとか思いながら読んでたら、お茶会シーンはもう相手の令嬢に鼻フック喰らわせたくなりました。
令嬢が狂ってましたけども。
アルベルトの一貫してシルビアを守る姿勢が好ましく、ヤンチャなレスリーとしっかり者のアンリやステラがとても好ましかったです。
ただ、この文庫は校正者がいないのかしら。
めっちゃ誤字が多くてイライラしました校閲おばちゃん。私に校正させろやと思ったのは1度や2度ではありませんでした…。
ともあれ、次の作品も楽しみにしています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ由乃は祖父母を守るためのお見合い婚だったのに、相手の裏切りであっさり婚約破棄。しかも逆ギレされて詰られていた最悪の場面で、助け舟を出してくれたのが“不動産王”と呼ばれるセレブ・理人でした。辛辣な物言いをするくせに、なぜか由乃のことだけは“ちゃんと見ている”
その理由が、彼が普段は女性の顔すら覚えないのに、由乃のことだけ鮮明に記憶していたからだと知る場面は胸がギュッとなります。
やがて理人の家に外商として招かれた由乃は、まるで試すかのような要求にも丁寧に応えきり、そこで彼から突然の「婚約しないか」という提案を受けます。
利害一致のはずの契約婚なのに、由乃の祖父母への挨拶で温かい家庭を見た理人の心がほどけていき、由乃もまた理人の誠実さに惹かれていく…そんな両片思いの甘さがたまらない作品でした。
恋を自覚した理人が一気に甘くなるのがほんと可愛くて、由乃が戸惑う姿も含めて“恋が始まる音”がずっとしてる感じ。
元婚約者の逆恨みによる待ち伏せ・従姉妹との対立など、外野のトラブルも多いのに、そのたび理人が迷いなく由乃を守りに走る姿が心強くて、読んでいて安心感がすごかったです。
特に従姉妹の婚約パーティーのシーン。
間に合わなかった理人が駆けつけた瞬間の空気の変わり方、そして祖父達へ向けた毅然とした警告… “この人は本気で由乃を守る覚悟なんだ”と読者にも伝わってくる名場面でした。
由乃もまた、普段なら踏み込まない他人の問題にあえて手を伸ばして、理人と祖父の仲をそっと繋ぎ直す場面が印象的。優しさだけじゃなく“見捨てない強さ”を持ったヒロインで、読んでいて一切ストレスが溜まらないのも良かったです。
理人は愛のない家庭で育ち、人を信じることも苦手なタイプ。それでも由乃の前でだけは不器用に心を開こうとする。その姿がすごく健気で、恋に落ちてからの猛攻の甘さは破壊力抜群でした…!
イラストの艶っぽさも物語と相性が良くて、雰囲気をさらに引き立てていました。
“愛を知らない二人が、本物の夫婦になっていく”過程が丁寧で、甘さも温かさも満足度が高い一冊でした。 -
購入済み
満足〜
作者さん買いです。
全体的に美しい中で、綺麗ごとだけじゃない人間臭い部分がすごくリアルで引き込まれました。
それぞれの悩みや葛藤、救いを共に感じてもらいたいですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ年の離れた夫との契約結婚、そして死別。
その後、義理の息子・逸流に支えられながら生きてきた沙織。
けれど三回忌の夜、彼が見せたのはかつての優しさではなく、抑えきれないほどの愛情と独占欲だった。
「狂気の純愛」というタイトルに偽りなし。
ヒーロー・逸流の愛は常軌を逸しているほど深く、どこまでも一途で、そして壊れるほど純粋。
表向きは冷静で理性的な紳士の顔をしていながら、その裏ではヒロインを手に入れるためにすべてを計算し、罪さえも厭わない。
そのギャップと執着の描写が見事で、読みながら心がひりつくようでした。
彼がここまで狂おしく彼女を求める理由が丁寧に描かれているからこそ、ただのヤンデレではなく、**「愛という名の病」**として説得力がありました。
そして、そんな彼を拒絶しきれずに惹かれていくヒロインの心情にもリアリティがあって、ラストには不思議と“救い”を感じます。
狂っているのに、誠実。壊れているのに、純粋。
そんな二人の関係に最後まで目が離せませんでした。
物語としてはかなりダークで、人を選ぶ内容だと思いますが、
ここまで“歪んだ一途さ”を描き切った臣 桜先生の筆致には圧倒されます。
愛に溺れるというより、愛そのものに呑まれる
そんな読後感が残りました。 -
匿名
購入済み面白かった!
何となくですが、続刊への長めの間奏曲って感じの内容でした。つまり続刊を出して頂けないと、2巻は本当に蛇足です。
主人公の女性が国政という場で他を圧倒する立ち回りと言葉選びに爽快感を味わえる1巻の面白さに比べると、夫や侍女といった彼女と近しい人たちとの関係性や肩書上果たすべき役割等を改めて見つめ直す2巻にはスカッとする要素は少なかったように思います。
ただし記憶喪失ものでこのような展開は初めてでして、二番煎じにはなっていないところが良かったですし、理知的なこの夫婦ならばさもありなんと違和感の無い納得の面白さでした。
続刊を出して頂きますようお願い致します。