佳境を迎える可楽杯の三巻。
表紙を飾った3人の実力が抜けていて、優勝を争うことになるのですが、三者三様の落語の甲乙はどのようになるのか、といったところで決着は四巻へ。
ラスボスである阿良川一生。出場者へ向ける彼の感想の一言一言が怖くて怖くて。
若手新人に理解のある大家という仮面をかぶって、本音を差
...続きを読むし込んできているというのがねぇ。怖いですね。その隠された本音に気づくことができなければ、この先はないよ、という見切りを突きつけているのがね、怖いです。
それは圧倒的な自分の実力を信じているからでしょうね。怖い怖い。
何気に「寿限無」の中身が理解できて楽しかった可楽杯。選んだ言葉の意味合いって、聞き流してしまっているからか、記憶になかったものでした。
阿良川一生と志ぐまの間の因縁をちらちらさせた三巻最後。このヒキはずるいよな。