シャルロッテ・リンクのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ここのところ読書スピードが上がらず
読むのに苦労していたが(集中力が続かないのは年齢のせいかな?と心配していたが)
本作は2作合わせて1週間かからず。
おもしろければ読める。
ちょっと安心。
さて、後半もなかなかの出来だった。
本の半ばでまた声を出しての絶叫。
何冊読んでも引っかかっちゃう。
くそ〜〜!ミスリード!
でもそれがミステリーの醍醐味。
いつもケイトの私生活のパートや
捜査での暴走ぶりにやきもきしながらも楽しく読めてしまう。
男性絡みではまたまたため息…なエピソード満載。
だけどケイトは少し大人になったと感じた。いやもう44歳だけど。
シリーズは続くんだろうな。
ケイレブの今後にも注目。 -
Posted by ブクログ
彷徨うということ
“霧のロンドン”、古く冷たい建物に曇天ばかりの空をもつ街、少し都会を離れると、荒涼とした台地と陰鬱な太陽が照らす、イギリスという国のイメージ。
“彷徨う”という言葉がとてもよく似合う。
自分を“見失う”
からだはここにいるのに、ココロは漂よっていて、何処にも向かうべきところがない。
それも一つの“失踪者”なんだろう。
他者を“束縛する”
若くして脊髄障害を負った男、孤独な田舎の高齢者の男、一応の成功と家庭を持ったにも関わらず自分のコントロール下においていないと絶えず不安に苛まれている男、怒りの爆発、暴力の果てに相手が取る驚愕に陶酔し、制御不能となる男、この物語に登場する男たちを、どこか道徳めいた日本の2時間テレビドラマではここまで描けないほど赤裸々に描写する。
物語は下巻に入ってジェットコースターのように急展開する。
そして最後は……
少し予想していたが、まぁそうでなければ締まらないかなぁ。
面白かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2026年の30、31冊目は、シャルロッテ・リンクの「孤独な夜」です。「裏切り」「誘拐犯」「罪なくして」に続く、ケイト・リンヴィル巡査部長を主人公とするシリーズ4作目です。
日本にもついていない女探偵として知られる葉村晶がいますが、ケイトの不運・不幸さは、それ以上です。
ようやく出来た恋人に裏切られる、スコットランドヤードを退職して、ケイレブのいるスカボロー署で勤務し始めたら、そのケイレブ自身が辞めてしまう。ケイトは、常に孤独です。(猫のメッシーはいますが)今回も、ついに恋い焦がれるケイレブとそういう関係になりますが、2人共に酔っ払った上での成り行きからというものでした。
今回の事件は、大きく2つ(いや3つか?)です。
1つは、9年前に起きたアルヴィン・マロリーという極度な肥満の少年に対する未解決の暴行事件です。アルヴィンは、今現在も植物状態という凄惨な事件です。
2つ目は、ダイアン・ブリストウという女性が自分の車の中でめった刺しにされ殺されているのが発見された今の事件です。犯人の狂気を感じます。
時を超えた2つの事件で、同じ指紋が見つかった事から、2つの事件は、絡み合いながら、新たな死体を撒き散らしつつ進みます。
舞台は、クリスマスから年末にかけてです。世間が華やかな時期である事から一層、ケイト、ケイレブ始め、登場する多くの人物の孤独が際立って見えてしまいます。
いつもの事ながら、終盤まで割りと淡々と進みつつ、
クライマックスに緊迫したシーンを持って来るのは、作者の十八番です。最後に中国、武漢から発生した世界的な大事件のニュースをさらっと差し込んで来る当たり、この後のシリーズの展開を暗示しているようでも有ります。
☆4.7 -
Posted by ブクログ
ひゃー!ここで終わるのー!
の『罪なくして』…
やっぱりシャルロッテ・リンク
最高〜!裏切らない…(笑)
あのケイトがスコットランド・ヤードを辞め、ヨークシャーのスカボロー署へ移籍することに…
そうあのケイレブの下で働くのだ!
ケイレブは信頼する上司であり、ケイトがかつて恋心を抱いた相手でもある…
ところがケイトはスカボローに戻ってくる列車内で事件に巻き込まれる
そしてケイレブは事件の責任を問われ、定職に…
そして二人に恐ろしい事件が降りかかる
前作に比べるとどんでん返し〜
の衝撃は少なかったけど、とにかく目の離せない展開
読みながら苦しく悲しくなる場面は多かったけど、とにかくぐいぐい引き込まれた…
『罪なくして』
罪もないのに巻き込まれたのか…
罪の意識がないからできるか…
罪と思いながらもそれに逃げたのか…
タイトルからいろんなことを考えてしまう…
これしか道がない
これしか守る方法がない
と人は罪を犯す
そして犠牲になるのはいつも弱き者
今起きている事件にも目を向ける
簡単に犯罪に手を染める若者たち…
考えて…想像して…
分からなければ相談して
それをやめないで!
色んなことを考えさせられた
次作の翻訳が楽しみ -
Posted by ブクログ
続けて、自己肯定感低すぎ女性刑事ケイトのシリーズ三作目。
だいぶましになってきたとはいえ、やっぱり自己肯定感低めなケイト、こっちも慣れてきた気がするけれど、ケイトが捜査中にいやな予感がすると思いつつ突き進んで災難にあい、自分の内なる声を信じられないなんて!と自分を責めるところがあって、いやよくあることだよ!とリアルだなどと思ったりなどした。あのとき自分の直感に従っていれば、とか、遠慮せずに自分の思ったとおりにすれば、とか思うよね…。そういうシーンが好きかも。
するする読めるのは、主人公ケイトのほか、被害者や犯人や関係者など多くの登場人物の視点で語られていくので飽きないっていうのがあると思うけど、逆にちょっと視点が多すぎるのかもという気もしたり。もっとケイトの視点で多く読みたいかも。
あの人とあの人が死んでしまうのはなんか納得いかなかった。
ラストも次回に続く的に終わったんだけど(続くんだろうね??)、だから中途半端な気もしたり。
コリンとクセニアがレギュラー陣になるのか? この話だけの脇役だろうと思っていた登場人物がレギュラー化するとかいうのも、シリーズものの楽しみだなと。
すごくおもしろいってほどではないけどやはり気になるシリーズではあるなー。 -
Posted by ブクログ
自己肯定感が低すぎる孤独な女性刑事ケイト・リンヴィルシリーズ、あまりに気になるのでさっそく2作目を読んだらやっぱりおもしろかった。前作、事件は無事解決し、それはケイトの活躍のおかげでもあり、なので勝手に、ケイトはケイレブ刑事やその部下たちとチームっぽくなっているのでは、と思っていたんだけど、その予想はまーーーったくはずれで、前作から三年後という設定なのだけど、あいかわらずケイトは元のロンドン警視庁所属で活躍もしていなくていまだに実家の処理に手をこまねいていて、ケイレブ刑事ともだれとも親しくなっていなくて、前と同じく自己肯定感が低く孤独でうじうじしているので、びっくりした! もうそこからおもしろい!
ミステリとしては前作同様、関係なさそうな人たちの意外な関係が見えてきたり、あやしそうな人があやしくなかったり実際あやしかったりっていうのが巧妙でおもしろかった。あと、登場人物たちの内面のリアルさというか、人間の内面て複雑なものだし、表に見えてるものとは違うし、っていうのがよく描かれていると思う。
あと、だいたいミステリの主役刑事とかって、鋭いカンがひらめいていちかばちかでやってみたらうまくいったみたいなことが多くて、やる前にああだこうだ迷ったり悩んだりすることはなくて、というか、迷ったり悩んだりって部分は書かれないことで、鮮やかな解決!驚きの結末!みたいになるんだと思うけど、ケイトは、気づいたことがあったりしても、いやでもわたしが口を出すと嫌がられそうだし、とか、わたしが言わなくてもきっと気づいてるだろうし、とかやたら躊躇するところがおもしろい、と思った。なんなんだこの刑事は!変わってるミステリだなーと思うんだけど、わたしだけ?
ケイトが前作同様、実はものすごく芯が強い、ということがわかるところも好き。
3作目もすぐ読むつもり。上下巻でけっこう長いのにするする読めてしまうな。 -
Posted by ブクログ
まぁ聞きなさい
異論は認めよう
わたしはまあまあ懐の深い人間なのでね
だがまぁまずは聞きなさい
正しいミステリーの上巻とは★4なのだよ
その理由は、なんだかよく分からない話が続くからだ
この話とあの話とそっちの話とあっちの話とその話とがどう繋がるのか全くわからないからに他ならないからだ!って多いわ!話多いいわ!代名詞足りなくなりそうだわ!
ほんとに全部繋がるの?
大丈夫なの浅井さん?
いや浅井さんに責任ないわ!
浅井さん翻訳者だわ!
大丈夫なの渋谷さん?
いや渋谷さんに責任ないわ!
渋谷さん創元社の社長だわ!
いやだとしたら責任あるわ!