シャルロッテ・リンクのレビュー一覧

  • 裏切り 下

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    こんなヒロインを待っていた!

    スコットランドヤードの女性刑事ケイト・リンヴィル巡査部長。
    三十九歳でいまだ独り身。夫なし、子どもなし、恋人なし、友人なし。
    特別美人でもなく、髪はバサバサ、とうてい魅力的とは言えない。
    周りの同僚たちは誰ひとり近寄ってはこないし、ケイトが会議で口を開けば決って天を仰ぎ、間違っているとみなしていた。
    なにより自分自身が自分を信用していなかった。

    そんな中で彼女が敬愛する父親、伝説的な名刑事として誰からも尊敬されていた父親が何者かに惨殺される。

    ケイトは父殺しの犯人を追うが、それは父の隠された別の顔を暴くことになるのだった。

    もちろん最後には「生きづらさ」を

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    2025年01月29日
  • 罪なくして 下

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    ネタバレ

    探偵小説や警察小説には、完全無欠だったり良くも悪くも癖が強かったりといった主人公が多く登場するものだが、この作品の主人公ケイトは、スコットランドヤードの刑事でありながら地味でネガティブ、人付き合いが苦手ととにかくパッとしない。そんなケイトの能力を唯一正当に評価し、スコットランドヤードから地方のスカボロー署にリクルートしたケイレブ警部も、アルコール依存症を患う訳ありの警察官。それぞれに苦悩を抱えているからこそ、読者は二人に感情移入し応援したくなる。
    物語は主人公のケイトを中心に、襲撃を受けたクセニアやソフィア、ケイトの友人コリンらのパートが入り混じりながら展開していく。その中でも重要なのが、オリ

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    2025年01月06日
  • 罪なくして 下

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    ネタバレ

    このシリーズの安定の面白さよ!
    そして前回まで頑なにケイトを幸せにさせなかった著者もようやくそろそろ幸せを掴ませようという気配が。
    原作はあと2作品刊行されてるようなので続きが気になります。ケイトとケイレブの関係も。ケイレブが仮に退職してもまあお互い今まで散々管轄外で行動取ってきたわけだし。
    サーシャがとりあえず可哀想で。当時なんかやりようあっただろと。アリスへのフォロー含めて。今回の全ての発端はアリスの夫ですね。責任感じてるくせに少年院の訪問も2回で辞めてるしひたすら嫌なことから目を背けてるだけで結局最後まで生き残ってるという。

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    2025年01月04日
  • 裏切り 下

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    上下巻に分かれているので、まとまった時間が取れないと読めないなぁと暫く積読になってた本作、漸く読めました。

    もっと早く読めばよかったと後悔するくらい面白かったです!
    ドイツの作者さんとのことですが、舞台はイギリス。ヨーロッパの作品らしく、全体的にどこか湿っぽいミステリーに仕上がってます。

    ケイトという39歳独身女性が主人公。夫も彼氏も友達もいなくて、仕事でも評価されないという設定。卑屈な設定に聞こえるけど、こういう人っていっぱいいると思います(かくゆう私も主人公の設定に大体当てはまっているひとり笑)。事件そのものもスピード感・意外性があって面白いのだけど、主人公や犯人役はもちろん、脇役の人

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    2024年01月01日
  • 裏切り 下

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     各キャラクターの性格・背景、最後まで引っ張り切るプロット、全てが素晴らしい。文句なし。早く次作が読みたい!

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    2023年09月16日
  • 裏切り 下

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    ドイツの作家のベストセラー後半。
    舞台はイギリスのヨークシャーです。

    退職した警部だった父が殺され、休暇を取って故郷へ戻ってきたケイト。
    スコットランド・ヤードの刑事だが、自分に自信がなく、周りにも溶け込めないでいた。
    だが、誇りに思っていた父親の事件を放っておくことは出来ず、独自に動き出す。
    事件を担当する警部のケイレブはアルコール中毒という問題を抱えている。

    どの人物も、人に言えない秘密や重い気持ちを抱えていて、それが次第に絡み合っていく‥
    リーダビリティはさすがで、その過程で少しずつだけどケイトが優秀さを発揮し、成長していくのが読みどころ。

    これまでに「姉妹の家」「沈黙の果て」「失

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    2023年07月17日
  • 裏切り 下

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    今年読んだ中では最大のヒット、いやー面白かった!
    上下巻ありながら一気読み。
    登場人物みんないろんな事情を抱えてるしそれが全て解決したわけではないし、今後もそれぞれがその重荷を背負って生きていかないと行けないんだろう。そこまでは作品内では描かれてはないので想像するしかないけど。シリーズ化してるそうなのでその辺も描かれてるのか期待。

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    2022年08月23日
  • 裏切り 下

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    後半からどんどん面白くなった。家族、同僚も知らないまま抱えてる秘密に怯える様子が上手く描いてあった。上巻のプロローグ的な場面の回収が全てをまとめていた。

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    2022年08月06日
  • 裏切り 下

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    凄惨な殺人事件。その被害者は元警部でその娘はスコットランドヤードの刑事ケイト。このケイトの造形がとてもいい。孤独で同僚とも打ち解けることが出来ず落ちこぼれのように思われている。そのケイトの父が殺害されたことで地元警察に協力する。でもそこでもなかなか上手くいかない。次第に見えてくる父の秘密と殺人が終わらない事件。捜査で出会う刑事たちとの微妙な距離感。派手さはないけれどとても緊迫感のある展開と事件の奥にある被害者や関係者の人生の秘密や裏切り。冒頭から強く惹きつけられる力のある作品。シリーズ第二作の刊行も決まっているということもとても嬉しい。

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    2022年07月23日
  • 裏切り 下

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    久々に、シリーズの次作を読みたいと思うキャラ、ケイト。スコットランドヤードの刑事なんてどんなエリートかと思うのに、そこでのおちこぼれという…。対人ダメダメで恋人も友人もおらず、自己評価も低い。なんだか身につまされ、どう生きていくのかと気になる。

    ケイレブも、アルコールのせいというもっともらしい理由はあるものの、これだけ悪い予感や悪い徴があるのに、鈍すぎないかい? 

    2つの事件の関わりが若干薄いように思うが、着地に生かされてると思えば、報われるというもの。
    ページは捲らされ続け、カレーが食べたくなりました。

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    2022年07月18日
  • 裏切り 上

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    ネタバレ

    吐露できない気持ちのほとんど全てを共有しました。表に出すことをあきらめていた気持ちばかりです。自分にはどうしようもない渦に巻き込まれて、気づいたら大切な家族まで巻き込んでいて、全力で抜け出そうとしたのに精一杯心を尽くしたのに、また選択を間違えたことに絶望する……その気持ちを、行動を、自分自身では言語化することができなかった部分まで詳らかに書き込まれていました。
    そして、その全てが集約された最後の文。
    そうだ、私の手に、私の人生は、今、ある。そう思わせてくれる小説でした。

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    2022年06月25日
  • 罪なくして 下

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    ひゃー!ここで終わるのー!
    の『罪なくして』…
    やっぱりシャルロッテ・リンク
    最高〜!裏切らない…(笑)

    あのケイトがスコットランド・ヤードを辞め、ヨークシャーのスカボロー署へ移籍することに…
    そうあのケイレブの下で働くのだ!
    ケイレブは信頼する上司であり、ケイトがかつて恋心を抱いた相手でもある…
    ところがケイトはスカボローに戻ってくる列車内で事件に巻き込まれる
    そしてケイレブは事件の責任を問われ、定職に…
    そして二人に恐ろしい事件が降りかかる

    前作に比べるとどんでん返し〜
    の衝撃は少なかったけど、とにかく目の離せない展開
    読みながら苦しく悲しくなる場面は多かったけど、とにかくぐいぐい引き

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    2026年05月23日
  • 裏切り 上

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    主人公ケイトの自己評価の低さやまわりの人が彼女に対して感じるているマイナス評価がとても辛辣で、そこまで言うか!という感じが今まで読んだミステリーの中には無かったというか、新鮮だった。ページターナーという感じの前半で引き込まれて、ハラハラしてよかった。

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    2026年05月05日
  • 失踪者 下

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    ネタバレ

    5年前に失踪したエレインの事件を軸としながら、複雑な人間関係が交錯していてなかなか面白かった。
    特に上巻は、これからどうなるの!?とハラハラしたけど、結末はちょっと予想範囲だったかな。
    真実は結局マークがいなくなって闇の中だけど、ロザンナがすっかり信じていることに少しもやもや。

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    2026年04月28日
  • 裏切り 下

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    あー、そこでそれがそう繋がるのか!と、感嘆。
    真犯人も急に出てきた感は否めないけれど、ちゃんと伏線はあった。
    一気読み必須だった。

    自己評価が低すぎて孤独なケイト。
    アルコール依存症を克服できないケイレブ。
    プライベートに問題を抱えているジェイン。
    一筋縄ではいかないメンツが、これからどう協力して成長していくのか、と期待していたけれど。
    少し残念。

    幾つもの事件が凄くうまく噛み合わさっている作品だと思った。
    なにより、クレイン一家の前途が明るい事を祈らずにいられない。
    次作も読もう。

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    2026年04月18日
  • 裏切り 上

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    色々な人物の視点で進んでいくから、場面が結構頻繁に変わっていく。
    けれど不思議と混乱する事なく読めるし、だんだんと人物間の繋がりが解かれていくにつれて、読む手が止まらなくなる。
    下巻も楽しみ。

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    2026年04月18日
  • 罪なくして 下

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    続けて、自己肯定感低すぎ女性刑事ケイトのシリーズ三作目。
    だいぶましになってきたとはいえ、やっぱり自己肯定感低めなケイト、こっちも慣れてきた気がするけれど、ケイトが捜査中にいやな予感がすると思いつつ突き進んで災難にあい、自分の内なる声を信じられないなんて!と自分を責めるところがあって、いやよくあることだよ!とリアルだなどと思ったりなどした。あのとき自分の直感に従っていれば、とか、遠慮せずに自分の思ったとおりにすれば、とか思うよね…。そういうシーンが好きかも。
    するする読めるのは、主人公ケイトのほか、被害者や犯人や関係者など多くの登場人物の視点で語られていくので飽きないっていうのがあると思うけど

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    2026年03月28日
  • 誘拐犯 下

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    自己肯定感が低すぎる孤独な女性刑事ケイト・リンヴィルシリーズ、あまりに気になるのでさっそく2作目を読んだらやっぱりおもしろかった。前作、事件は無事解決し、それはケイトの活躍のおかげでもあり、なので勝手に、ケイトはケイレブ刑事やその部下たちとチームっぽくなっているのでは、と思っていたんだけど、その予想はまーーーったくはずれで、前作から三年後という設定なのだけど、あいかわらずケイトは元のロンドン警視庁所属で活躍もしていなくていまだに実家の処理に手をこまねいていて、ケイレブ刑事ともだれとも親しくなっていなくて、前と同じく自己肯定感が低く孤独でうじうじしているので、びっくりした! もうそこからおもしろ

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    2026年03月20日
  • 罪なくして 上

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    まぁ聞きなさい

    異論は認めよう
    わたしはまあまあ懐の深い人間なのでね
    だがまぁまずは聞きなさい

    正しいミステリーの上巻とは★4なのだよ

    その理由は、なんだかよく分からない話が続くからだ
    この話とあの話とそっちの話とあっちの話とその話とがどう繋がるのか全くわからないからに他ならないからだ!って多いわ!話多いいわ!代名詞足りなくなりそうだわ!
    ほんとに全部繋がるの?
    大丈夫なの浅井さん?
    いや浅井さんに責任ないわ!
    浅井さん翻訳者だわ!

    大丈夫なの渋谷さん?
    いや渋谷さんに責任ないわ!
    渋谷さん創元社の社長だわ!
    いやだとしたら責任あるわ!

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    2026年02月01日
  • 罪なくして 下

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    えっえええっ。そんな結末!?
    と驚いて終わったあああ。

    ケイトとケイレブ、そこで終わるの?
    コリン、そうなっちゃうの?
    ああ、次巻が早く読みたいい。
    だんだん登場人物が増えて、愛着が湧いてくるシリーズですね。
    事件の背景は、東野圭吾の赤い指を想起させられました。悲しい....。

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    2025年09月15日