シャルロッテ・リンクのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
上下巻に分かれているので、まとまった時間が取れないと読めないなぁと暫く積読になってた本作、漸く読めました。
もっと早く読めばよかったと後悔するくらい面白かったです!
ドイツの作者さんとのことですが、舞台はイギリス。ヨーロッパの作品らしく、全体的にどこか湿っぽいミステリーに仕上がってます。
ケイトという39歳独身女性が主人公。夫も彼氏も友達もいなくて、仕事でも評価されないという設定。卑屈な設定に聞こえるけど、こういう人っていっぱいいると思います(かくゆう私も主人公の設定に大体当てはまっているひとり笑)。事件そのものもスピード感・意外性があって面白いのだけど、主人公や犯人役はもちろん、脇役の人 -
Posted by ブクログ
ドイツの作家のベストセラー後半。
舞台はイギリスのヨークシャーです。
退職した警部だった父が殺され、休暇を取って故郷へ戻ってきたケイト。
スコットランド・ヤードの刑事だが、自分に自信がなく、周りにも溶け込めないでいた。
だが、誇りに思っていた父親の事件を放っておくことは出来ず、独自に動き出す。
事件を担当する警部のケイレブはアルコール中毒という問題を抱えている。
どの人物も、人に言えない秘密や重い気持ちを抱えていて、それが次第に絡み合っていく‥
リーダビリティはさすがで、その過程で少しずつだけどケイトが優秀さを発揮し、成長していくのが読みどころ。
これまでに「姉妹の家」「沈黙の果て」「失 -
Posted by ブクログ
凄惨な殺人事件。その被害者は元警部でその娘はスコットランドヤードの刑事ケイト。このケイトの造形がとてもいい。孤独で同僚とも打ち解けることが出来ず落ちこぼれのように思われている。そのケイトの父が殺害されたことで地元警察に協力する。でもそこでもなかなか上手くいかない。次第に見えてくる父の秘密と殺人が終わらない事件。捜査で出会う刑事たちとの微妙な距離感。派手さはないけれどとても緊迫感のある展開と事件の奥にある被害者や関係者の人生の秘密や裏切り。冒頭から強く惹きつけられる力のある作品。シリーズ第二作の刊行も決まっているということもとても嬉しい。
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Posted by ブクログ
続けて、自己肯定感低すぎ女性刑事ケイトのシリーズ三作目。
だいぶましになってきたとはいえ、やっぱり自己肯定感低めなケイト、こっちも慣れてきた気がするけれど、ケイトが捜査中にいやな予感がすると思いつつ突き進んで災難にあい、自分の内なる声を信じられないなんて!と自分を責めるところがあって、いやよくあることだよ!とリアルだなどと思ったりなどした。あのとき自分の直感に従っていれば、とか、遠慮せずに自分の思ったとおりにすれば、とか思うよね…。そういうシーンが好きかも。
するする読めるのは、主人公ケイトのほか、被害者や犯人や関係者など多くの登場人物の視点で語られていくので飽きないっていうのがあると思うけど -
Posted by ブクログ
自己肯定感が低すぎる孤独な女性刑事ケイト・リンヴィルシリーズ、あまりに気になるのでさっそく2作目を読んだらやっぱりおもしろかった。前作、事件は無事解決し、それはケイトの活躍のおかげでもあり、なので勝手に、ケイトはケイレブ刑事やその部下たちとチームっぽくなっているのでは、と思っていたんだけど、その予想はまーーーったくはずれで、前作から三年後という設定なのだけど、あいかわらずケイトは元のロンドン警視庁所属で活躍もしていなくていまだに実家の処理に手をこまねいていて、ケイレブ刑事ともだれとも親しくなっていなくて、前と同じく自己肯定感が低く孤独でうじうじしているので、びっくりした! もうそこからおもしろ
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Posted by ブクログ
まぁ聞きなさい
異論は認めよう
わたしはまあまあ懐の深い人間なのでね
だがまぁまずは聞きなさい
正しいミステリーの上巻とは★4なのだよ
その理由は、なんだかよく分からない話が続くからだ
この話とあの話とそっちの話とあっちの話とその話とがどう繋がるのか全くわからないからに他ならないからだ!って多いわ!話多いいわ!代名詞足りなくなりそうだわ!
ほんとに全部繋がるの?
大丈夫なの浅井さん?
いや浅井さんに責任ないわ!
浅井さん翻訳者だわ!
大丈夫なの渋谷さん?
いや渋谷さんに責任ないわ!
渋谷さん創元社の社長だわ!
いやだとしたら責任あるわ! -
Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
・感想
ケイト・リンヴィルシリーズ3作目。
このシリーズの特有の鬱々とした雰囲気は相変わらずで実家のような安心感(?)。
事件のラストに驚いたんだけど…次はあの続きからなのかな?
でもあれが事件の終局でも納得する。
あの終わりでも納得できちゃうのがこのシリーズだと思う。
人並み外れて有能な主人公たちが、粉骨砕身して事件を解決し大団円!!みたいな作品じゃないもんね。
今作で一番可哀想だったのがサーシャ。
彼は一貫してどこにいても「被害者側」だった…。
でも、そんな彼も幼稚園での事件を思うと「常に被害者」だとしてない気がする。
作品に出てくる人間たちの身勝手さ、それを取り繕う -
Posted by ブクログ
ネタバレ2025年の21、22冊目は、シャルロッテ・リンクの「罪なくして」です。シャルロッテ・リンクの作品を読むのは、2023年の10月以来です。主人公は、同じくケイト・リンヴィルです。ケイトは、ついにスコットランド・ヤードを退職し、ケイレブの勤務するスカボロー署の犯罪捜査課に転職します。しかし、ケイレブはある事件の責任を取る形で休職中となっています。
シャルロッテ・リンクの書く作品は、相変わらずストーリーが秀逸です。興味を引く導入部から、そういう終わり方なのねというエンディングまで、読者を飽きさせません。これまでのケイトとケイレブの立場を逆にした構成も見事です。
オリヴァー、アリス、クセニアの選択し