マシュー・サイドのレビュー一覧
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ネタバレ★3.5
スポーツで一流の活躍している人に焦点を当てて描いたビジネス書。
同じ著者の『多様性の科学』では、科学的なアプローチで“何故多様性が必要なのか”、“多様性があることによってどんなメリットがあるのか”という事が描かれていましたが、こちらの書では科学的アプローチは少なめ。というか、ある意味、一流のスポーツ選手の事は、科学では解明しきれないという事なんでしょうかね。その人となりや、生活、活動、心理などに関しての描写が多かった気がします。
ところで、著者はランス・アームストロングが大嫌いみたいですね。ハッキリとそう書いてあるわけでは無いですが、描き方の端々から、軽蔑しているという印象を受 -
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継続した努力こそが報われるが基本ベースにある本
個人とその周りの人がどうするかに焦点を当てている
作者は卓球・テニス・サッカーの話題が多く
この3種目に興味の無い人はかなりきつい
ゴルフやツールドフランスやボクシングなどは少し
手でくる程度
そのスポーツに時間を割くかが
一流になるかの境目ではあるが
最低10000時間という途轍もない時間を投下して
始めて判断されるレベルに到達するという
皮肉にも程がある
名言
打たなかったショットの失敗率は100%だ
一流の選手が持っているのは、反応力ではなく
卓越した予測力。この複雑なスキルは
生まれ持った特性ではなく、長年の練習によって
脳に書き込ま -
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作者は「オックスフォード哲学政治経済を主席卒業、卓球全米王者4度、五輪出場2度、主要メディアでリポーターやコメンテーターを務めるタイムズのコラムニスト」だそうです。わぉ。
9.11CIA、英国人頭税、暗号解読、コックピット、エベレスト登頂チーム、ジョブスの動線、白人至上主義、フラットGoogle、ダイエット、スーツケースの車輪などなど、多くの人に分かりやすい例をあげながら「多様性を失うことがいかに危険か」を展開していく。
お勉強は出来るけど学者さん(まではいかない)ではない物書きが書いたっぽい特有の読みやすさがいいですね。各種実験も絶妙な切り貼り具合といいますか。
褒めてますよ。
人間 -
Posted by ブクログ
コーチのダニー・ケリーが、権限を「指揮系統のより低いところへ」移譲したその度合いこそが、このチームの最も驚くべき洞察力の表れだろう。日々のトレーニングをいつおこなうか、選手たちは自分で決める。選手たちは、自分たちが守るべき明文化された規則や行動原則を自分たちで決める。キャプテンも投票で決める。無秩序な状態だと思う人もいるだろうが、実際には、指揮系統は強化されたのだ。
「責任を与えられ、意思決定の場に参加する人は、当事者意識を持ちます。その人は物事により責任を持って参加するようになるのです。そうすれば、チーム全体の力学も変わってきます」とケイトは言う。「若手の選手も成長します。自分たちが策定に -
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才能ではなく努力
10000時間法則
著者は元卓球のアスリートとは知らなかった。好きこそ物の上手なれなのは間違いないけど、努力し続けられるエリアを持てる事こそ才能な気がする。そしてその様な環境を得られる運も大事。でも天性のものなんて無いと思えるとフェアな気がして生きる希望が持てるかもね。
部下やアスリートを褒める時は知性を褒めるのではなく、努力を褒めるのは大事というのはちょっと気をつけるかな。ついつい直感で君は優秀とか言ってしまうので…
読みやすいが、多少説明というか具体例が冗長な部分があって飽きる。プラシーボ効果の話とか最後の黒人アスリートの話とかはもっと簡潔でも良いのでは… -
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勉強の出来る人、スポーツで秀でた結果を出す人などに体して、生まれ持った才能と片づけてしまう事が多いが、著者は卓球でイギリスチャンピオンとなり、オリンピックでイギリス代表になった。
その著者が「才能なんてものはなく、すべては努力」と言っている。
タイガーウッズやベッカムなど、スポーツで世界を魅了する選手は、小さいときから、自分の意思で練習を練習とも思わず、何度も自分の限界を超える練習を続けていた。
傑出するために近道がある証拠は一切無い。と言うセリフは有機をもらえる反面、成功の会議を握るのは才能ではなく練習なのだ。と言う言葉は、自分のこれまでのしてきたことを振り返り反省すべき点が数え切れないほど -
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「才能」とは「努力」である、と言うこの書。様々な意見、評価、立証等が載っているが「才能は結局努力次第」とある、が果たしてそうだろうか。天才などもって生まれた才能は努力ではなく「環境と他人が、家族が見出した結果」でもあると思う。一般的な「才能」とは「努力」も大きな要因だが、体内・脳内に潜む持って生まれた「天性」が必ずやある(才能=特技)と私は思う。スポーツのできない人に「努力」でスポーツ選手になれと言ってなれる人はいないと同じで、人間には「天性」があり、それは人それぞれの「才能」が隠れているだけだと信じたい。「天性」があるから「努力」でその才能が伸ばせるのだと、信じたい。ゴルフプロの双子(岩井姉