マシュー・サイドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ漠然とよく聞く言葉の"多様性"だが、人権や人種に関する言葉と捉えていた。
本書は問題解決やイノベーションに必要な"多様性"について論じており、特に印象に残った言葉は下記。
P93 多様性には根拠が必要。対処する問題と密接に関連し、かつ相乗効果を生み出す視点を持った人々を見つけることがカギになる。
P197 イノベーションは、1個人が舞台の中央に立てば起こるというものではない。人々がネットワークの中で複雑につながり合う中で、新たなアイデアや技術が生まれるのだ。
単に多様な人間を集めるのではなく、問題に対する多様な意見を述べられる人間を選ぶこと、イノベーションは1人で抱えているのではなく集団知を育むことが大切とのこと。
エベレスト登山家が大失敗に終わった話、ルート128が秘密主義で衰退し、シリコンバレーに取って代わられた話など興味深い話をまじえて"多様性"について語られており、"多様性"への理解が深まった。 -
Posted by ブクログ
人は、同じような考え方の仲間に囲まれていると安心する。ものの見方が同じなら意見も合う。すると、自分は正しい、頭がいいと感じていられる。この居心地の良さが、知の追求には障壁になる。
特に、複雑な状況下では、たとえどれだけ互いに献身的なチームであろうと、多様な視点や意見が押しつぶされている限り、あるいは重要な情報が共有されない限り、適切な意思決定はなされない。いわゆるエコーチェンバー現象を正しく理解し、それを回避しないといけない。
複数の人間が集まって様々な問題を解決したり、創造的なアイデアを捻りだしたり、戦略を決めたり、なんらかの活路を見出そうとするとき、多様性が加われば、さらに強い力を発揮できる。
多様な意見は秩序を乱す脅威ではない。組織や社会を活性化する力である。
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Posted by ブクログ
ネタバレ多様性がある集団は複雑な問題の解決という点において、そうでない集団と比較し優秀であるという話。
多様性のある集団において大切なこと、または多様性を阻害することを1つ1つポイントを挙げて説明している。ヒエラルキー、エコーチェンバー現象がそれにあたる。
過去にあった事件、事故を経時的に説明しながら、合間にそれに関する解説や科学的なエビデンスを示しながら進むため、決して飽きることなくヒリヒリしながら内容がすんなり理解できる。
自分としては、知性のない?人間は同一化していくという点と、エコーチェンバー現象が刺さった。
自分は、人の話を聞くとすぐその意見と同化してしまうクセがある。自分というものがないのかな、と自分で情けなく思う所だ。
またエコーチェンバー現象は今のネット社会の問題点である。アルゴリズムによる関連動画や関連商品、関連情報に囲まれて、自分自身も息苦しさのような閉塞感を感じていた所だったので、何ともリアリティーを感じる点だった。ネット社会では無意識に自分にとって好ましい情報しか入らなくなってしまう。この状況は、もうとにかく自分がいろんな分野やいろんな方向からの意見を意識的に収集していくしかないのかな。
これからの自分の実生活につながると感じた点は、3点。まずは耳の痛い反対意見(反逆者の意見)もじっくり聞くこと。2つ目はヒエラルキーや閉塞感を生み出してしまうような人間関係にならないようにすること。3つ目は多様性のある集団の一員になれるように、自分自身、エキスパートとしての価値観を磨くこと。
総じて学びの多い本だった。どんな人にもおすすめでき、読み返したいと思える良書。 -
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スポーツマンのあくなき向上心に大いに刺激を受けました。彼らの姿を見ていると、一つのことを極めることの難しさや、それを他の分野にどう応用するかを考えさせられました。スポーツにおいて勝利が一つの大きな目的であるのに対し、仕事や生活では同じベクトルの異なる価値観や目標を同じ様に取り組む必要があることを感じています。
また、個人の力を高めることの重要性はもちろんのこと、同時に組織全体の力を引き上げることの必要性も痛感しました。個人の努力とチーム全体の貢献が互いに影響し合いながら、共に成長し、勝利に向けて進むことが求められます。そして、その勝利を単に相手に勝つことと捉えるのではなく、栄光に向かって進むというより広い視点を持つことの大切さを学びました。
勝利を目指しつつも、そこに至る過程やチーム全体の成長も重視する姿勢が、真の成功へとつながるのだと感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレp71
マインドセットの話が書いてあった。才能は努力によって伸ばせると考えるというのが衝撃的だった。
p79, p81
神経の可塑性について書かれていた。脳は自分で作り変えることが出来る。特定の神経回路を鍛えることが出来る。さらに繰り返しやればやるほど、「神経のつながり(神経結合)」を増やせて、もっと強力な神経回路をつくり上げることが出来る。
p112
上達したいことの今までよりもちょっとだけキツい練習法を考える。
p140
次の言葉は、成功している人やチームが大切にしているものとしてよく挙げられる。
信念、練習、自分自身に挑戦すること、山ほど失敗すること、オープンな心、何度も何度も繰り返すこと、自信、努力
p146
マージナルゲインについても書かれていた。それは、大きな目標を小さなパーツに分解し、その一つひとつに「マージナル・ゲイン(=ほんの小さな改善)」を加えて、そのほんの小さな改善をあわせることによって、全体のパフォーマンスを大幅に改善するという作戦だ。
p164
大切なのは、やり方が「効果的」で「実用的」で「ポジティブ」なこと。
p189
いちばん大事なのは、きみが目標に向かってチャレンジすることなんだ。
リスクをコワがらず、思いきって失敗し、全力を出すんだ。
つねに精いっぱい、最高の自分になることだけを目指せ。そうすれば、必ずスゴイことを達成できる。
だって......
きみはスゴイんだから!
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Posted by ブクログ
「失敗の科学」「多様性の科学」の著者、マシュー・サイドの著作。
子ども向け(多分小中学生あたり)に向けた
自分がなりたいものになるためにどうしたらいいか、自信をもたせるために書いたライトな本。
、、なんだけど内容は割と最近のテクニックがふんだんに盛り込まれている。
・GRIT的な諦めない重要さ
・認知的な問題(「自分にはだめだ」と思うことによって可能性を閉じてしまう)
・脳の可塑性
・マージナルゲイン
それをライトなタッチでかいてあるので吸収しやすい。
何かを達成している人をみて「別の世界の話だ」と思って諦めてるような人にはとてもおすすめ。