藤本篤志のレビュー一覧
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ネタバレサラリーマンの「4大タブー」として以下をあげて、「個性を大事にしろ」「自分らしく生きろ」「自分で考えろ」「会社の歯車になるな」とビジネス書に書いていそうなこの内容は「天才型」のビジネスマンだけができることだから、真似するなとして警鐘を鳴らしている。勝間さんやトリンプの吉越さんの書もよく読めばわかるはずで、若いころにこれら4大タブーの逆のことを「通過儀礼」的にやってきての結果としてのアウトプットだから、ショートカットして彼らの書どおりに実践することは危険だし、組織にとってはた迷惑なことだと否定している。「人事評価は公平」は理想だし、結局は、上司と部下の関係の良し悪しが評価に左右するわけだから、サ
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Posted by ブクログ
本の半分ぐらいを、人間の熱の冷めやすさや、自分を良く見せようとして、仕事での失敗の事実を隠してしまう行動等について費やしている。それぐらい個人のやる気や力量に期待していても無駄だと著者は言う。
じゃあどうすればいいのか。答えは、ラインの工場にあった。ライン化された工場では、誰かが仕事を止めてしまえば、そこが原因で商品が完成しない。ラインを止めないように、皆必死に働いている。営業という物は形がない物で仕組み化しにくいが、そこをうまく仕組み化することにより、やる気のない大多数の社員でも、その仕組みに乗せて働かせれば、仕事が出来るようになるという訳だ。
現状に嘆くのではなく、この現状でどうすれば -
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[ 内容 ]
「人事が適当すぎて話にならない」「組織のシステムがコロコロ変るだけで、何も好転しない」―。
会社員ならば誰もが一度は感じたことがある理不尽。
諸悪の根源は、思いつきで新しい制度に飛びついたトップたちだった。
成果主義、三六〇度評価、フラット型組織、ボトムアップ主義は、企業を蝕む「新型ウィルス」なのである。
真に日本に適合したシステムとは何か。
『御社の営業がダメな理由』に続く全企業人必読の一冊。
[ 目次 ]
第1章 企業の寿命は三〇年か?
第2章 日本的「実力主義」「成果主義」がダメな理由
第3章 三六〇度評価の罪と罰
第4章 「フラット型組織」がダメ社長を作る
第5章 民主 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「うちの営業は頼りない」「いい営業マンが育たない」等、会社員なら誰もが一度は感じたことがある不満-。
諸悪の根源は「営業力」にまつわる幻想だった。
問題の原因は個人の能力ではなく、システムにある。
営業のメカニズムを解き明かす三つの方程式とその活用法を知れば、凡人揃いのチームが確実に最強部隊に変身できる。
組織論、営業理論のコペルニクス的転回を提唱する全企業人必読の一冊。
[ 目次 ]
第1章 「スーパー営業マン」誕生という幻想(あるダメ会社の光景 嘘の報告をする部下 ほか)
第2章 二‐六‐二の法則で会社を考える(働き蟻の法則 中小企業に最優秀者は来ない ほか)
第3章 「営 -
Posted by ブクログ
これまた典型的なタイトルで釣ってる系の本だと思いました。
だってトップが駄目な理由が書いてないんだもん。
トップの選び方が悪い、ってことは書いてあるけど。
内容は組織論の本です。
よくある人事システムとかを輸入してきたら
こうなりますよ、って話です。
最初っからそう思って読めば全然いい本だと思います。
特に斬新な内容ではなく、基本を抑えるものとして。
大学の講義を少し懐かしく思うような内容もありました。
実力主義、360度評価、フラット型組織等々。
どれも主に短所を的確に指摘しているかと思います。
そう、短所ばっか。ちょっと偏りがないとは言い難い気がする。
でも性悪説を基本とする自分