藤本篤志のレビュー一覧
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成績が上がらず社内のお荷物組織であったコープさっぽろの宅配営業部が著者の営業コンサルタントとトップの強い意志によって、常時、好成績を上げるようになった。著者が彼らに授けた営業テクニックを紹介する。
能力のない営業マンは質より量を重視せよ、受注できない客にはズバリその理由を問え、客からの否定を笑顔で押し返せ、などなど。なるほど、これが営業という仕事のコツなのかと納得。さらに営業だってマニュアル化できると、著者は力説する。優れた社員の具体的な営業行動を文書化することで営業チーム全体の能力を向上させることができる。
と、営業マン必見のノウハウがつまっている。しかし、著者のコンサルを経て、コープさ -
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著者の営業経験やコンサルティング事業での経験を踏まえて書かれた営業業務についての勘違いを正す本。
スーパー営業マンを希望する思考を一蹴し、各種営業セミナーに駄目出し、営業センスを伸ばすというないものねだりをしてるさまにあきれ、業務日報の無意味さを嘆き、ノルマ設定が時に有害ですらあるさまを示す。
営業業務を因数分解して解析し、どうすれば営業成績を伸ばすことが出来るのかを説く。
基本的な話は営業マンをサボらせないってことなのだが、なにをサボりの基準とするかが面白い解釈だった。
わかりやすかったのが業務日報の件で、時間が取られしかも仕事をしているような気にさせるが実際に営業成績に反映しないものな -
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◆稟議中で放置しない
フォーマットを教えてもらい、下書きを書くぐらいのつもりで
◆マネージャーの七ヶ条
・減点主義で部下を評価しない⇒最も大事
・自分との距離感の遠近で部下を評価しない
・人気取りをしない
・誹謗中傷に耳をかさない
・部下の力不足に優越感を感じない
・出る杭は打たない
・哲学を持たねばならない⇒自分がブレていないか?
◆文章での報告に頼らない
会話する時間を多く持つ、アドバイス
クロージングは自分でする
◆ 営業センス
①第一印象
②記憶力
③質問に対して簡潔に話す能力
④ポジティブで負けず嫌いな性格
⑤洞察力(相手の反応から可能性を推察する)
⑥的確なヒアリング能力
⑦ -
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ネタバレ【読書】藤本篤志/御社の営業がダメな理由
・営業マンは能力よりも営業量の問題です。営業マン1日の行動をよく検討し、無駄な作業を排除すれば間違い無く営業録は上がるでしょう
・一人のカリスマ営業マンに頼っていればその営業マンが去ればアウト。
・不思議なことに日本人はスポーツでは才能の問題を受け入れるのに、勉強は仕事力は努力でカバーできると思っている
・営業=第一印象、ポジティブ、記憶力、簡潔に話す能力、洞察力、的確なヒアリング力、悪口を言わない性格
・マネージャーの本来の仕事は何を置いても営業マンの管理です。ヒアリングに1日に4時間を割いても全く問題はありません
・営業の報告を日課に -
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以下ただの愚痴です。
とあるSNSにはまっていてよく覗いてるんですけど、そこはけっこうアナーキーな人たちが多くて、一時間の残業で「ブラック」と揶揄したり、会社の歯車になることを時代遅れだと批判したりしてる。
私もそういう人たちの声にうんうんと頷いていたんだけど、いざ会社というものに入社してみたら…!
そのSNSで当たり前のように言われてることのほとんどは、会社では通用しないことに気づいたのでさあ大変。
「個性を発揮して働く」ことは果たして可能か?そもそもその必要性はあるのか?
既存の社会との整合性は?
実際に働いてみると、私が今まで信じてたものは遠い遠い理想に過ぎなかった。
というわけで -
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組織としての営業の考え方、営業よりも営業を経験した上司の読む本。
営業部署のチームとしてはわかる物である。数チームのみの会社であれば通じるのだろうが、数が多い企業であればこうはいかないのではないだろうか。上司の力の有無はもちろんだが、上司間でも軋轢があれば上手くはいかないのではないだろうか。
真面目な人間ほど始末が悪いと聞いた事があるが、まさにそれが当てはまる。また業務日報等の報告れに関しても上司になるものの力量に左右されるため、先ずはその上司を作る下地を作る事を考えなければいけない。
経営者は育てる場所が整っているのかを再度確認した方がいいのではないだろうか。 -
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≪目次≫
まえがき
第1章 「自分らしさ」の罪
第2章 個性が「孤性」になる悲劇
第3章 会社の「歯車」になれ
第4章 ビジネス書は「まえがき」だけを読め
第5章 この「ウソ」がサラリーマンをダメにする
第6章 「クレバーな社畜」がベストの選択
終章 運、縁、恩
あとがき
≪内容≫
他者の批評を基に読んだけれども、ちょっと「う~ん」と言う感じ。それは、多分自分が「孤性」の人だからだと思う。ただ、この歳まで生きてくると、著者の言いたいことはわかる。「守・破・離」の考え方。最初の数年(著者は12年くらいと言う)は「社畜」として、何事も「一所懸命」やる。ただし、鵜呑みにしないで「な