ダイアナ・ウィン・ジョーンズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
物語の初めから沢山の個性的な登場人物が交錯するし、珍奇な動物たちもいっぱい出てきて、その姿を想像するのに忙しく、どのくらい読み進んだら慣れるのかと。主人公は誰?いずこの地?何事件?
ま、魔法の国であることは間違いないけど。
さて、
魔法の国のある大学で開かれた「緊急事態委員会」高齢のケリーダ魔術師大学総長が議長。別の世界の資本家に観光業で搾取や浸食されているこの国を何とかしなければ滅びてしまうかもしれないという危機が描かれ「そこから救うのは誰か?」が議論され、その元凶の資本家チェズニー氏の事業、今年の観光行事の中心に働く「闇の君」をダークという魔術師に決めるのである。決めたのはお告げなるものによってなのであった。
音やら色彩やら目まぐるしいのを透かせば何のことはない、「ある家族の物語」と言ってしまえばよい。そんな家族の世帯主(おとうさん)に難しい公の仕事が回ってきた。おかあさんが助けると思いきや、なにやら夫婦仲がおかしい。おとうさんんもその仕事中に怪我をしてしまう。さあ、たくさんいるきょうだいが協力するしかない。
現実の世界も家族は個性と個性のぶつかりあい。愛しあい、もたれあい、ケンカし、事件事故が起これば助けあい、誤解して・・・。
ストーリーがわかればおもしろい。音響効果満点の魔術的な情景と、想像を超える生き物の出現と、色彩の効果、流動の氾濫で進んでいく物語。冒険あり、格闘あり、謎解きもありで大団円を迎える。
慣れていなかったので混とんとした思いで読んだが、途中から面白くなり、読み終わってまた、プロローグを読み直してみてやっと飲み込めた。そこに物語のヒントが沢山隠されていたこともわかる。
本格的なファンタジーを読んだのはこれが初めてじゃないかと思う。わたしはファンタジーに向いてないのかと思っていたが、ちょっとはまりそうな気もして・・・。魔術的な物語の展開は好きなのである。
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なぜこのファンタジーを読んだかというと、昔読んだこの作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『九年目の魔法』や『わたしが幽霊だった時』が面白くて忘れられなかったから。
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Posted by ブクログ
このクラスに魔法使いがいる」なぞのメモに、寄宿学校は大さわぎ。魔法は厳しく禁じられていて、魔法使いは見つかりしだい火あぶりになるからだ。だれが魔法使いなのか?メモを書いたのは?「おまえが魔法使いだろう」と真っ先に疑われたのは、仲間はずれの男の子チャールズと、有名な大魔女の血をひいている女の子ナンだった。続いて、校内で魔法としか思えない事件が次々に起こりはじめた。音楽の時間に鳥の歌を歌えば、ものすごい数の鳥が飛びまわる。夜中に学校じゅうの靴が集まり、講堂にどさどさふりそそぐ…。やがて副校長の息子で嫌われ者のブライアンが、「魔法使いにさらわれる」と書き残して失踪し、さわぎはますますエスカレート。追いつめられたナンと仲間たちは、古くから伝わる助けを呼ぶという呪文を、唱えてみることにした。「クレストマンシー!」すると現れたのは…?
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Posted by ブクログ
すごく独特の作家なのよね。ローリングなんかより発想や世界観は上等だと思う。キャラクター造形も負けてない。だけどローリングがあれだけ人気がでたのは、一般人の大好きな、感情移入がしやすいこと、恋愛・友情を含んだ学園青春ものであることに理由があると思う。イボットソンやこの人がいたからこそのハリー・ポッター。イギリスの魔法使い文学の豊かな土壌がハリー・ポッターを産んだのだ。ダイアナ・ウィン・ジョーンズだってイボットソンだってもうちょっとそういう要素を取り入れてたらもっと人気が出ただろう。惜しい。でもファンにはこの世界がまたいいんだろうね。
大人としては、読み始めてすぐに、これは『いつもポケットにショパン』や『バレエダンサー』(ゴッデン)みたいな訳があるだろうと分かるので、キャットの隠された力には驚かない。むしろこの世とは別の似た世界が8つあるという設定や、魔法使いが跋扈する物語世界の様子が面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ魔法呪文作りで名高い二つの家が反目しあう、イタリアの小国カプローナでのトニーノの冒険。
大魔法使いクレストマンシーシリーズの一作。トニーノはあまり魔法が上手に使えないが猫と話ができる魔法の名家の子供。失われた歌を取り戻すことにより、国の危機を乗り越えることができるらしいが、その歌の在処がみんな分からない。途中でトニーノの姉とアンジェリカの兄が結婚していたというロミオとジュリエット的な展開も読める。パオロとレナータも仲良く行方不明になった弟・妹を探すし、両家はおそらく仲良くあっただろう。
人形に姿を変えられ、魔女に見つからないように館を脱出する下りはどきどきしながら読めた。