ダイアナ・ウィン・ジョーンズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
クレストマンシーシリーズの外伝。以前の登場人物が主人公の短編集。
面白かったのは『妖術使いの運命の車』。
以前、クレストマンシーに魔法を取り上げられたチンピラ魔法使いが、
自分の魔法が元に戻っている異世界に逃げたものの、
そこで盗んだ車には……
それと、『キャロル・オニールの百番目の夢』。
ベストセラー夢見師の少女が、記念すべき100本目の夢を見ようとしたのだが、全く見ることができない。
高名な精神科医にも原因不明。
そこで、少女の父親が小学生時代のクレストマンシーの同級生というつてで診てもらうことに。
その原因とは?
ジョーンズの作品の魅力は、小狡くてキチガイっぽいクソガキの描写。
ク -
Posted by ブクログ
クレストマンシーの4冊目。
今度はイタリアが舞台。
いがみ合っている呪文作りの名門両家の魔法の力が弱まっている。
クレストマンシーの忠告にも耳を貸さず、国はは戦雲が立ちこめつつある。
さらに、両家の子供、トニーノとアンジェリカが何者かに誘拐され……というような内容。
今回は、魔法使いではなく、魔術師一家が主人公。
作中ではこの両者区別されていて、魔法使いは能力、魔術師は技術で魔法を使う、という感じになっている。
この作品では、魔法を唱えるのではなく、歌うことによって発動する。
もうひとりの主人公、アンジェリカは非常に音程が狂うため、魔法が見当はずれの方に効いてしまうのだ。
気違いじみて、暴 -
Posted by ブクログ
エルフやドラゴン、魔術師にシーフ、傭兵達のいるファンタジー世界ダークホルム。
そこを、別の世界からやってきたチェズニー氏が観光地化してから40年。
毎年悪の闇の君が選ばれ、観光客の巡礼ために冒険物語を演じさせられつづけている。
チェズニー氏には魔物がついているらしく、ダークホルムの住人達は強制的に戦いをやらされ、町は荒れ果て、本当の死者まで出ている。
しかし、ついに対抗するため、魔法大学の学長ケリーダは手段を考える。
神託によって選ばれた今年の闇の君は遺伝子工学魔法以外はてんでダメな魔法使いダーク。
彼と彼の家族、そしてダークホルムの運命をかけた巡礼が始まる!
という感じ。
D&Dな