笠井潔のレビュー一覧
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矢吹駆シリーズ二作目。本格的な探偵小説とそれへのメタ的視点、思想や哲学を一緒にやったのがこのシリーズの特徴だが、今回はカタリ派の財宝やらナチズムの影やらヨーロッパの魔術史やら歴史、伝奇オカルトまで一緒にやろうとした感じすらある。ものすごいペダントリーと蘊蓄である
事件も二回殺された死体や密室の首吊りと本格的で、しかも黙示録に見立ててあるから怪しげな雰囲気は満点。好きな人は一気にはまる大作だろう
今回は矢吹駆があんまり探偵してなくて(ただし、詳しく言えないが後半どんでん返しあり)、純粋にシモーヌ・ヴェイユ神学との対決をしてる印象。しかし今回の矢吹はウザい(笑)!オレが哲学の教師だったらこ -
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凶弾に襲われたカケルを気遣い、南仏へ同行したナディアだったが、二人の目の前でヨハネ黙示録に見立てた殺人事件が発生する。中世異端カタリ派の聖地を舞台にした事件は、連続殺人の様相を呈するが・・・。
二度殺された死体、見立て殺人、古城の密室、秘宝伝説、意匠溢れる本格推理小説の傑作。
とにかく重厚。濃密な思想世界。前作は矢吹駆のペダンチックなキャラクタとか哲学思想に頭がひたすらクラクラしましたが、今作はそれに加えてキリスト教と本格推理小説と相変わらずの現象学と・・・おなかいっぱいというか頭がいっぱいすぐる(^q^)
また哲学や宗教の蘊蓄を延々語るんじゃないだろうな・・・と身構えていたら、上記の紹介 -
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矢吹駆シリーズ
謎の組織に銃撃された駆。ナディアと共に南仏を訪れた駆。アルヴィジョア十字軍の財宝、カタリア派の謎。原子力発電所の建設問題に揺れるロシフォール家。ナディアの友人ジゼールの母・ジュヌヴィエーヌ・ロシュフォールの死の真相。犯人として逮捕されたジャン・ノディエ。遺跡の研究の為に訪れたドイツ人ワルター・フェスト殺害事件。2回殺された死体。黙示録に見立てらた連続殺人。ジャン・ノディエの絞殺事件。ニコル・ロシュフォールの墜落死。ジゼールの婚約者・ジュリアン・リュミエールの推理。ジュリアンの姉・シモーヌに突き付けられた真実。ニコライ・イリイチの影。 -
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カケル&ナディアシリーズの第4作目。
この分厚さ(文庫本で1160ページ)は、30年前の事件を間に挟んでいたためだったのですね。
カケルやナディアたちが存在している「現在」で起きた密室殺人と、30年前、第二次世界大戦中にコフカ収容所で起きた密室殺人。
いままでのシリーズ作品同様、事件を解決してゆく推理小説というよりも、それを取り巻く人たちの人生、密室の謎を解いていく際に吐露される、それぞれの生死の捕らえ方、哲学論がこの作品の中心にあるように思います。
間に挟まれている30年前の収容所での出来事。
戦時中の、しかもユダヤ人虐殺に関する描写であるため、読んでいてツライ部分も多く、一体どこで「現 -
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このミス2位とかいうから読んでみようかと思ったら、京極真っ青な極アツ凶器本!!しかも矢吹駆シリーズというのの8作品目だったらしい。なんてこと!!
まっさらのを読みたいんだよ!!こちとら!!読めたけど。フランス人でおフランス舞台だしさぁ…筋は面白かったけど、ちょっとクドかったです。少し胸焼けがします。
ナディア・モガールと矢吹駆はダッソー邸に招待されて訪れる。四阿に老婦人のハンナカウフマンさんに会う。ボリヴィアからフランスに移送されるナチ幹部のクラウス・ヴォルフに会いたいとのこと。ふたりはダッソーの夕食に招待される。
一度フランソワダッソーと顔を合わせるが、夕食まで1時間、一度外出するという -
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矢吹駆とナディアが、ダッソー家の晩餐会に招待されたその日に一人娘のソフィーを誘拐したとの電話がある。
だが、ソフィーは家に居て、間違えられて誘拐されたのは、運転手の娘・サラだった。
それでも身代金要求をし、運搬役をナディアにと指名される。
次々と指示を受けて走り回るナディア。
そして…。
同日の午前中にも誘拐があり、午後にはカトリック系私立学院で殺人事件が。
間違われた誘拐と最初の誘拐という二重誘拐そして殺人に繋がりがあった。
誘拐と殺人は、交換犯罪ということなのか。
次々と覆っていくことに一体何が真実なのかと思い、この二人の少女を操っていたのは…という驚き。
何より矢吹駆は、全てにお