稲垣栄洋のレビュー一覧

  • なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係

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    仏教誌に連載されていた、仏教にまつわる植物の話色々。
    曼珠沙華が元は食用として持ち込まれたなど、興味深い話が盛りだくさんだった。
    人は古来より植物の特性を知り活用してきた。いつの間に自然は遠いものになってしまったのだろう。
    個人的に納得したのが日本人の植物に対する価値観。
    教義や体質や嗜好ではなく「動物は可哀想だから」と言う菜食主義者の話には違和感を持っていたのだが、植物にも動物と同じように命があると感じるのは日本人の自然観からくるもの。
    そこから植物も食べた人間が成仏すれば、その人間の糧となったものも全部成仏するという考え(植物も成仏する)となったそう。
    雑草も活用し、その言葉も「雑草魂」な

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    2021年02月13日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    自然界では何が起こるかわからない。どんなに条件が整っても一斉には芽を出さない。もし一斉に芽をだして、何か災害が起こったとしたらその植物の集団は全滅してしまう。そのため早く芽をだすものがあったりのんびり屋もいたり、どれか生き残る仕組みになっているというのは明らかに個で生きず集団で周りの空気を読みながら共存しているようにしか思えない。環境に適応するように進化するために、周りの空気を読むのかもしれない。臨機応変で自由な植物ほど生存、繁殖していけるのでは?と思いました。

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    2021年01月01日
  • 蝶々はなぜ菜の葉に止まるのか

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    植物の都合と、人間の都合が合わさって。

    植物の持つ性質を生かしながら、知らないながら、勝手に意味づけて使ってきた人間。歌に、習慣に、食べ物に。だんだん忘れられている風習もあるけれど。ふーん、と思いながら読む。

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    2020年11月23日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物学を、短い文章で興味を持たせるように記載されたもの。
    それにしても、植物の狡猾かつ合理性には改めて驚かざるを得なくなる。
    葉や花の数には、フィボナッチ数列や、リッカ数列によるもので、いかに効率よく光合成をするかを無意識的?に行っているなどなど脱帽である。
    まだまど興味がつかない分野であることを再確認した。

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    2020年11月17日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    『「植物」という不思議な生き方』と同じ内容が何度か登場します。
    『「植物」という不思議な生き方』の方が読みやすいので、そちらをおすすめします。

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    2020年11月15日
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略

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    以下よんで気になったところのメモ・

    - 植物は光を得る競争をしている。競争していく中で、他の植物より早く高い位置に葉を広げようとしている
    - アサガオは、茎に頼らずつるを伸ばし他の植物を頼りにしながら伸びるので早く伸びることができるようになった
    - 「他人に頼れば、苦労せずに早く大きくなれる」 このつる植物の考え方を、さらに進めたのが、寄生植物。
    - 寄生植物は他の植物から栄養分を奪うことで生きている
    - 植物の成功戦略はC・S・Rという3つの戦略がある
    - C戦略は、コンペティティブ(競争型)
    - S戦略は、ストレス・トレランス(ストレス耐性型)

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    2020年10月21日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    タイトルのまんまの本。雑草の生存戦略についてのザックリとした説明が書かれてる。

    どこにでも生えてきてどれだけ対処しても駆逐することのできない雑草は、一見するととても生命力が強いと思われがちだけれど、実は生命力が強いとはいえずむしろ弱いという説明はとても興味深い内容。弱いがゆえに様々な環境でも耐えうる戦略をとっている、中には同じ種なのに環境によって育ち方が大きく変わる戦略をとってるモノもあったりと、植物における生存競争の多様性に驚かされるものだった。
    将来科学技術が発達しても雑草との戦いが無くなることはないのだろうなと言うぼやきは雑草を研究してきたからこその実感のこもったものなんだろうと思う。

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    2020年10月12日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    雑草は強いと思っていたけれど、実は弱いが故の生き残り戦略だったのか!そのしたたかさ、たくましさ、適応力。見習いたい部分がたくさんあります。普段何気なく見ている雑草の名前が知れたのもよかった。

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    2020年07月11日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    中学・高校の生物の植物の分野を分かりやすい文章でおさらいしてみましたという感じで、眠れなくなるほどではない。稲垣さんの本としては、はっちゃけたところもユーモアもなくてちょっと肩透かしかな。まあ新しく知ったことも幾つかあった。例えばー
    ・蒸散の関係で樹木は140メートル以上には成長しない。
    ・葉のつき方や花びらの数はフィボナッチ数列に従っているのはおなじみだが、花びらの数にはリュカ数列のものもある。
    ・トリケラトプスは、被子植物がアルカロイドという毒成分を身に着けていく進化スピードについていけなかった。
    ・クロロフィルとヘモグロビンの分子構造は、真ん中がMgとFeの違いだけ。
    ・樹木の中心の心材

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    2020年06月21日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物にも、「血液型」がある?!
    112〜115ページを見てみると、私は大根・キャベツ型らしい。
    「おぅ・・・・・」という返答しかできないこの微妙さ!
    100ページには、古事記の記述(本当かどうかは原典にあたるのが原則だが、省略!)によると、「大根のような白い腕」という褒め言葉があったそうな。
    大根足も褒め言葉。
    大根役者は「当たらない(食中毒にならない)」から、役にあたらない→下手くそ!という説がある。
    そんな大根と一緒にされて、喜ばしいことだ。
    夕飯は大根の味噌汁にしよう。

    植物が持つフィボナッチ数列も面白い。(16〜27頁)
    フィボナッチ数列よりはメジャーでない、リュカ数列なるものも。

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    2020年06月05日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    ゴルフ場に、周囲の芝生の長さによって背の高さを変える雑草がある(同じ種類だけど個性があって、芝刈りに耐える背の高さのものが生き残る)
    セイタカアワダチソウは外来種で、毒を出すことで猛威を振るったけど、その毒で自分がやられて今はそんなに勢いがない

    とかそういう雑学、からの人生訓。

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    2020年03月02日
  • 雑草キャラクター図鑑:物言わぬ植物たちの意外な知恵と生態が1コママンガでよくわかる

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    個性豊かな雑草たちを擬人化して 名前の由来やエピソードをイラストと共に紹介
    道端で出逢う雑草さんたちのことをもっと好きになる 手元に置いておきたい一冊だなあ

    「雑草」は邪魔者扱いされることも多いけれど
    日本では「雑草魂」「雑草のようにたくましい」など努力をほめたたえる言葉もある

    アメリカの哲学者エマーソンは
    「雑草とはいまだその価値を見出されていない植物」と定義づけた

    邪魔だと思えばただの雑草なのだけど 
    よく見るとかわいい花をつけているではないか
    綺麗な葉をアスファルトから覗かせているではないか

    でも綺麗だからといって鉢に植え替えても種をまいても簡単には育たない
    雑草たちは死滅しない

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    2019年10月01日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物学の本。
    眠れなくなるほどではないが、植物学としておもしろい

    メモ
    ・紅葉なぜするか。秋冬になり気温が下がり、光が減ると、葉っぱが生産工場からお荷物になる。葉っぱと本体が離層という現象がおきる。それ以降も葉っぱが光合成して、葉っぱに糖が溜まる。やがて動画アントシアニンに変化して紅葉する。並行して緑のクロロフィルが分解されることも相まって。
    ・アントシアニンの効果。赤色色素。紫外線を吸収して細胞守る。水分不足や寒さから身を守る。抗酸化機能で病原菌から身を守る。

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    2019年08月15日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    うさぎの増え方はフィナボッチ数列に従うとか、豆知識として面白い本。さっぱりしたいと雑草を刈り取るやいなや、土のなかに眠っていたまだ発芽していない雑草の種が「ほら、日射しがよくなった、チャンスだ!」といっせいに発芽して、以前よりまして雑草が生えてきて酷くなるという解説は苦笑してしまった。

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    2019年06月04日
  • 敗者の生命史38億年

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    生物学の本とは、また違ったアプローチ。
    生命史。五回の絶滅で、生き残ったのは目立たず影に隠れていた、言わば敗者だった。でも敗者は、かつての勝者が居なくなると勝者を目指して進化と多様性でニッチをすぐに埋め合わせる。生物学のニッチを取り合う行為は、仮にそれが敗走でもニッチになるというわけで、絶滅しなければ勝ちなのだ。
    人間が進化の頂点云々の記述が否定なしにされるところと、「しかし、である。」がすごい出てくるところと、諸説あるであろう部分が断言口調なのが、やはり生物学・進化学の本では味わえない部分だったかなと。

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    2019年06月03日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    タイトルに惹かれて購入。こういうシンプルな問いを立てることができるようになりたい。雑草の生存戦略はスタートアップのそれにとても良く似ている。まさにニッチな分野で独自の強みを発揮し、チャンスにあってはスピード感もって展開し、不利な状況では目を出さずじっと時を待つ。巻末に載っていた井上ひさしさんの言葉「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く、面白いことを真面目に、真面目なことを愉快に、愉快なことはあくまでも愉快に」を知れてよかった。

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    2019年05月27日
  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    昔、小学校で学んだ様な内容を、分かりやすく深掘りしている内容。中学生でも十分読んで理解できる内容だから、生物学なんかつまらん!
    という学生こそ読んでみるべき内容なのかも。


    一言で強いと言っても個体としての強さだけでなく、種としての強さも強さの一つなんだな、と改めて考えさせられたりした。

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    2018年11月26日
  • 怖くて眠れなくなる植物学

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    私の疑問。
    どの本を読んでも、そしてこの本でも「ヒガンバナは球根で増えますが、球根は遠くまで移動することができません。ということは、墓場に咲いているヒガンバナは誰かが植えたものなのです」的なことが書いてあるが、我が家の庭にはヒガンバナを植えてないのに、数年前から勝手に生えてきて、そしてすごい勢いで増えてきている。定説に誤りあり、と思う。「球根プラス何かの手段でヒガンバナは増える」、ということを訴えたい。

    その他・・・、本からのまとめ
    植物のモジュール構造(基本単位の繰り返し構造)

    トウモロコシの起源は謎らしい。

    人類が働かなければならない理由 「非脱粒性」
    植物が文明を狩猟社会から農耕社

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    2017年08月20日
  • オスとメスはどちらが得か?

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    オスとメスの違いをテーマに「生命」を考察する作品。

    生物の中にはメスの方が体が大きい場合と、オスの方が体が大きい場合の両方が存在する。メスの方が大きい生物は、女王アリのようにより多くの配偶子を生産することに特化しており、オスの方が大きい生物は、ゴリラのように家族や群れを守りやすいように進化した結果なのだ。

    ハーレムを形成する動物の中では、オス同士の戦いに敗れ一生メスと交われずに死んでしまうオスもいるらしい。そんなオス同士は一箇所に集まって「悲しみの丘」と呼ばれる群れを作る、そしてハーレムのボスになったオスも、肉体的にハードなため短命の場合が多いそうだ。

    結局のところ、子孫を残すためにはオ

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    2017年08月16日
  • 怖くて眠れなくなる植物学

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    <目次>
    第1章  植物という不気味な生き物
    第2章  奇妙な植物
    第3章  毒のある植物たち
    第4章  恐ろしき植物の惑星

    <内容>
    『面白くて眠れなくなる植物学』の第2弾らしい(第1弾を読んでない

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    2017年07月27日