花咲アキラのレビュー一覧
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美味しいとは 一体どのようなことだろうか。
【かに料理】
風邪を引いて 体調が悪い 栗田さんに 海原雄山は
かに料理をたべさせる。
かにをぬるま湯で洗う。
海水と同じ塩分濃度で、茹で上げる。
こぶだけでとった 出汁に 吉野の本くずをいれ 透明になったら
ほぐしたカニの身を入れて、薄口醬油で味付けて 出来上がり。
中華粥は 大地魚、ナツメ、チンピのだしを入れてつくる。
マッドクラブを 中華粥に 入れて出来上がり。
【医食同源対決】
タマネギ ニンジン セロリ ニンニクをたっぷりにてスープを作る。
冷やしておいて 完熟トマトを 裏ごしをかけて
冷やしたスープに 溶いて 塩で味を調整。こしょうをかける。
山芋を 粗挽きとして 本くずで溶いて型に流し込み 蒸す。
ワサビ醤油で食べる。
餅米7;うるち米3で 人参、シイタケ、ごぼう、レンコンを刻んで甘煮して
ちりめん山椒をまぜて 蒸篭で蒸す。仕上げに 錦糸卵。タイのデンプ。焼き海苔の細ギリ。
人の身にも心にも力を与えるたべもの
食の提言。
完成させるというが、海原雄山は言う
『世の中には登れる山と登れない山があることがわからぬか。』
山岡は ちょっと、へりくつが多すぎる食べ物を提案する。
食の基本を大事にすることで 力を与える食べ物につながる。
1 食材は 自然本来のものとする。
2 日本の風土と伝統文化を基礎とする。
3 楽しさをあたえるもの。
牛肉 霜降り肉への疑問。オーストラリア産 グラースフェッド。
肉骨粉を食べさせたことへの批判。
自然本来の味こそが力を与えてくれる。
といっても、牧畜は 否定しない。
田楽。稲作の折り目としての行事から発展した。
イノシシ鍋となめこ。
タイとウニと焼き海苔での手巻き寿司。
求肥で作った餅と黒豆のしるこ。
海原雄山は 序•破•急 をその構成の骨格とする。
ショウロンポー スッポンのスープをこうらせて。
完熟トマトのヤギのチーズ詰め
ホッキ貝と青柳の貝の串焼き。
子牛の刺身とヤギの刺身。
牛の第2胃袋(蜂の巣)煮込み
スズキの丸あげ。シイタケ、人参の細切りをにてくずでとろみをつける。
フォアグラ トンポーロのキャベツ包み。
薩摩名物 酒寿司。
10年もの梅酒を水で薄め、抹茶を立てる。小粒のあられ。
海原雄山は言う
『人に力を与えるためには栄養のあるものをたべるのは当然。
ものをたべることは病気を治療するためという消極的なものではない。
大事なことは 1回の食事自体が人生そのものということだ。
毎日を生きてこそ 人生には価値がある。』
【温かいスープ】
簡単な野菜スープの作り方。
【雪鍋】
大根おろしを鍋に入れて 豆腐を食べる。
海原雄山は言う
『ひとつの山の頂上を極めた時にはじめてさらに高い頂上があるのを発見する。
料理の世界の山脈は無限です。一つの頂上を極めなければ、それより高い頂上がみえることはない。』
【牛肉の切実】
アメリカの牛肉解禁。はたして BSEは解決したのか。
牛肉を食べていいのか。 -
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美味しんぼは 食というものが うまく捕まえられた物語。
究極と至高というもったいぶった対決。
父親 海原雄山と 息子でありグータラ新聞記者の山岡との対決。
それを取り巻く人々が 食を通じて 理解し合う。
久しぶりに読む。
【イカの調味料】
イカのおいしさの本質をそのまま取り出してたべる。
『いしり』イカの魚醤。発酵調味料。
それを使っての料理。菜の花のおしたし、メバルのいしり干し。
さよりのいしり干し。海餅(コシヒカリにイカが)
べんこうこ 小降りのダイコンの漬け物を あぶって焼く。
【かなり恥ずかしい食べ物自慢】
ラーメンおじや。ジャガイモ醤油煮。
チャーハンにケチャップとソース掛け
肉まんご飯。
魚肉ソーセージの親子丼
コンビーフ丼
水餃子ご飯
宴会雑炊
ご飯ライス
たこ焼きライス、お好み焼きライス。
確かに、でんぷん系食べ物にご飯は ちょっと惨めですね。
【マグロのすごさ】
本マグロの スナズリ。カマ。脳天。
が美味しいところと言う。
海原雄山が それだけではないと言うが。
山岡は 当然知っていた。それを仕掛けた。
それは ひれした。
【餃子の味付け】
餃子に合う日本的な味付けとは。
寒ずり。生の唐辛子を塩漬けにして 雪の上にさらして、米こうじと一緒につける。
柚子胡椒。ユズの皮と青唐辛子をすりつぶして塩を混ぜて熟成。
【お稲荷さん】
料亭は後継者がなくてやめると言ったが、
息子は けんかして飛び出していった。
その息子が お稲荷さんを うまく作る。
薄くした豆腐を 最初は120℃であげ その後180℃とする。
【卵と芸の固め方】
ポーチドエッグは 湯に塩と酢を入れて まるめる。
黄味に 調味料を 加える。
物語は平凡だが 料理は 面白いものがある。 -
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究極と至高が ランディング。
究極は 山岡と栗田から 飛沢にバトンタッチ
至高は 良三 が担当し 二世代目に。
対決させて 仲直りさせるという狙いの 山岡嫁。
相手を喜ばせるが テーマ。
戦うのにもかかわらず 相手が喜ぶというテーマが
なんともいえず 心憎い。
さすが ・・・栗田さん。
料理とは 材料と調理が 一体となること。
なるほど・・・そうやって考えると わかりやすい。
どちらが強くても 成り立たない。
山岡にある 母親への想い。父親への憎しみ。
飛沢が 直接 海原に 連絡を取るところがおもしろい。
こういう 分け隔てのなさが いまどきなのだろう。
敵も 味方である・・・ということか。
至高は 海原の妻の料理をベースに 作り上げる。
それを 嫌がる山岡。
究極は 家族の団欒 をテーマに繰り広げる。
家族で楽しみながら 食事をする・・・
そのことが 難しくなっている。
そして 未来も さらに難しくなるという
博多で 魚屋に入ったが
刺身 焼き物 あげ物 はあったが・・・煮物がなかった。
手間や時間がかかるものは 料理屋からも消えていく -
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食と環境問題
こむずかしい環境問題を 食のレベルに 結び付けていく
手腕は 優れている・・・
よく調べ上げたというべきか・・・
ダムが どんな問題を持っているのかを
天竜川と中田島砂丘の関連を明らかにして
生態系の破壊 そして ダムが 水害を起こす
という ところまで 発展させる。
でも これだけのテーマを いったい誰が読むのだろう。
どうも 作者の自己満足的な ものになっているような
気がしてしょうがないなぁ。
私には 面白いけどね。
天竜川の環境問題から・・・
長良川 沖縄の泡瀬干拓埋め立て 六ヶ所村・・・
に切り込んでいく。
公共事業という 官の進めるものに結びつく ゼネコン
それに お墨付きを与える学者 という
構造に メスを入れる・・・
「学者」をあぶりだすのは 雁屋哲らしい 所作。
それを 批判させるのも 学者なんだけどね。