橙乃ままれのレビュー一覧
-
-
-
-
Posted by ブクログ
いよいよ、終わりに向けて動き出しました。
かつてない大きな戦いが始まります。
魔王と勇者をはじめとする多くの人々は、その絶望的な戦争の中でも、決して諦めることなく、理想論に甘えることなく、より良い未来を探ります。
まおゆうのいいところは、ゲーム的な設定でありながら、裏技のような展開がないところです。
あくまでもまおゆうの世界の現実を見つめ、その世界での現実的な選択肢を模索するのです。しかも、それは安易な諦めではなく、力を尽くした最善(と思える)な選択肢なのです。
どんな状況下でも諦めずに努力する。そんな登場人物たちに元気をもらえる一冊です。 -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ最近なんかよく聞くので手に取ってみる。
どうやらまおゆうと同じ方の作品のよう。いわゆるWEb小説、とゆーやつですな。
普通に楽しんでいたオンラインゲームだったが、
ある日突然その世界そのものらしき異世界に放りこまれてしまう。
確かソードアートオンラインとゆーのもそうゆう話じゃなかったっけ?(読んだことないけど)、まあありがちな話だよなーっとは思いつつも段々とお話に入り込んでしまい、救出作戦~あたりからは一気読み。
最後の飛んで帰るシーンが爽快だったので星5つ~!
いやーおもしろかったです。
イラストが素敵。つーか普通にかっこいいよ、シロエくん。
ゲーム設定が細かい。なんか職業とかいろいろあって -
-
-
Posted by ブクログ
2ちゃんねるのスレッドに投下された戯曲形式の物語の書籍版
勇者と魔王というシステムにたいしてメタ的視点から切り込み勇者と魔王が世界の平和のために手を取りあう物語。
人々の飢餓や疫病を救い、魔界の魔族たちにシステムや建築技術を与え、世の中の発展をもって平和へ導く新しい勇者と魔王。
しかしこの作品、スレの戯曲とは思えないほどの筆者のストーリー構成力に脱帽。物語の舞台設定や展開、キャラクターの行動などなど読んでいて続きが気になりドキドキし、キャラクター達の気持ちに思いを重、ねこのファンタジー世界に読者は否応なく虜にされる。
アニメや漫画で楽しんでもいいでしょう。経済物としてもファンタジー -
Posted by ブクログ
本屋さんで偶然まおゆうの隣に置いてあるのを見つけたのがきっかけです。まぁ、所謂「表紙買い」です。デザインが素敵でした( ´ ▽ ` )ノ
でも、良かったのはデザインだけじゃなかった!(◎_◎;)
内容も僕の好み!!!
なんかこう、ゲームの世界で主人公がチートプレイするわけじゃなく主人公はいるんだけど周りにもスポットがあたっていて、群像劇みたいな。しかも、普通のファンタジーより現実感はある。人間味のあるところが好きですね。
ネットの方も少しだけ拝見しましたが、加筆もあって中々いいと思います。今年はアニメ化もされますしちょっと期待している作品です。 -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
今期アニメ見て原作読んだ枠。これは面白い。
魔王と勇者が結託し、勝ち負けではない戦争の終結を目指そうという話。挑むのは人間も魔族も戦争を必要としている社会構造そのもの。そのための武器は経済、農業、教育。
本文はほぼ会話だけで進行するスタイルで、情景や人物の心象の描写は基本的に存在しない。経済用語などは魔王がじきじきに欄外にて解説してくれる。
独特な構成で慣れを必要とするだろうが、それ以上に魅力あふれる作品だと思う。善悪という概念に対し達観し斜に構えるでもなく、諦観して受容するでもなく、子供のような純真さで世界のあり方を追求して変化を求めている。これもひとつの冒険譚の形か。 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ勇者がいて魔王がいて世界は戦乱の真っ只中で、という日本人なら誰でも馴染みがありそうなRPGの世界が舞台なのに話のテーマは「近代的な農業や経済で世界をどうよりよくしていくのか」。
しかも魔王と勇者が手を取り合ってる。
こんな異色のファンタジーは読んだことなかった。
魔王が紹介する農業革命や新しい穀物や文明の利器は現代からしてみれば「後出しジャンケン」だけど、それらが人々の生活をどう変えて行ったのかをドラクエ的な世界を舞台にして追うことができてわくわくしながら読みました。
話の中心が農業や経済の話なので登場人物たちはシンプルでわかりやすい設定になっているけど、このキャラたちの織り成すドラマもけ